2009年8月31日月曜日

事業ポートフォリオ戦略

Clip to Evernote
いわゆるフレームワーク。

理屈は美しいのでスゥーっと入ってきますが、現実のビジネスは理論どおりにいかないから色々難しいですね。

そもそも必勝の法則があるなら、つぶれる企業なんて無い訳で・・・

そこに実際の企業を実例に議論する価値があるって事なんでしょうね。


■事業ポートフォリオ戦略

・企業戦略
‐意思決定の焦点
‐シナジー効果
‐戦略資産や資源の蓄積
‐組織一体化

・事業戦略
‐事業成長性
‐競争優位性

・PPM:金のなる木⇒スター、問題児にキャッシュ、人材、戦略資産などの移転を行なう。

■多角化

・多角化の根拠
‐シナジー効果、範囲の経済
‐取引費用節約、垂直統合(川上・川下)
‐リスク分散
‐企業活力強化
‐経営者の欲望

・多角化戦略の成功条件 企業価値増大
‐関連事業に絞る
‐市場成長性
‐シナジー効果が大きい

・アンゾフの企業成長マトリックス
・シナジー:バリューチェーンの水平連携で考える。マーケティング⇒製品開発⇒調達⇒生産⇒物流⇒販売

■事業ポートフォリオマネジメント

・事業単位間資源配分
・事業ポートフォリオの組替
・事業単位組織
※事業評価基準が必要:PL、BS、CF、EVA

・事業評価、基準設定⇒事業の選択と集中⇒キャッシュフロー増大⇒成長投資による事業拡大⇒というサイクルをまわす

・組織形態
‐社内組織:事業部制、社内ベンチャー、社内分社(カンパニー)
‐社外組織:連結子会社、関係会社、社外分社(持株会社)

2009年8月30日日曜日

ケーススタディ2

Clip to Evernote
発表も無事(?)終わり、ヌケガラになっております。

いやぁ難しかった。おそらくチームの思いの半分も伝えきれていないと思います。質疑応答や最後の全体ディスカッションで「こう話しときゃよかったなー」なんて反省しましたが、まぁご勘弁ください。

関電については自分の中でまだ咀嚼しきれていない部分があり、しばらく考えようと思います。普段であれば咀嚼しようとも思わなかったと思いますが、先生の熱視線で強制的に考えさせられたので、もうちょっと考えないともったいないかなぁと。

ほんと脳に冷や汗かきましたよ。コメントはさんでくれた人感謝です!

なんで関電を選んだかという話をしていた時に「適当でしょ」とか「多角化してないし分析が簡単やからじゃないですか?」なんて答えてたのがお恥ずかしい限りです。

■三洋のケースからの学び

・事業ポートフォリオの入れ替えは人員の入れ替え、削減を伴う
・事業ポートフォリオについてきれいごとを言うのは簡単。どろどろのリストラをどう行うかが難しい。
・ある時点の強みも事業環境の変化の中でタイミングを逃すと弱みになる。
例)ブラウン管の400名の技術者

■第一三共からの学び

・M&Aをする時のデューデリジェンスの重要性
・M&Aは「何をする為買うか?」が重要
・ジェネリックの為に4000億円の買収(売上1兆円)。一方で同時期にアメリカで創薬の為に2500人のMRを採用。
→全てをできる規模では無い。経営資源は有限。何をして何をしないか決めないといけない。「戦略とは捨てる事」

・個人的な感想(あくまでIR資料という限らた情報や、最終起こった結果からの想像にすぎないが・・・)

‐第一三共がジェネリック向けの用意周到な準備をしていた上で買収を行ったとは感じられなかった。
‐長期戦略を達成する為の時間を買う事がM&Aなのでは?
‐後付けの戦略ではうまくいかない

あと3コジ・・・

2009年8月29日土曜日

人を助けるとはどういうことか

Clip to Evernote
今年の記念すべき50冊目。

8月末で50冊だから、年間75冊ペース。もし100冊読もうと思ったら、2.4日に1冊ペース。やっぱり無理そうですね。MBA終わってからの目標にします。年間100冊。

しかし司馬遼太郎で荒稼ぎという荒業もありますね。スペシャル大河の「坂の上の雲」読んで、年末に来年の大河の坂本竜馬にちなんで「竜馬がゆく」を読んだら16冊荒稼ぎできますもんね。

冗談はさておき、記念すべき一冊はひとをどうやって支援したら良いかという本。苦手なんですよね支援。

この手の本は「フムフム、わかった」と頭で理解できるけど、実際使う事はできない事が非常に多いと思います。この本は頭で理解させるだけでなく、こういう風に質問しますという実例も多く非常に良いと思います。

けど結局は使わないとダメなんですよね。

監訳者の金井さんが序文で「ぜひ薄い本なので、支援学入門中は読み終えてバッグに入れて持ち歩き、マーカーやポストイットのある個所を何度でも読み返していただきたい」と書いてある通り、繰り返し繰り返し使って身につけるしかないと思います。けど決して薄い本ではないですよ。

最後に監訳者解説で書かれている忙しい父親のエピソード(278ページ)。詳しくは書きませんが、今の自分を振り返って心から反省しました。MBA同級生のみなさん、ここだけでも是非読んでください。(全部読まなきゃダメか・・・)

忙しいとは心が無い状態。いくらいそがしくても、常に心ある状態にないといけませんね。

■支援関係における7つの原則とコツ

原則1 与える側も受け入れる側も用意ができている時、効果的な支援が生じる

・支援を申し出たり与えたり受け入れたりする前に自分の感情と意図をよく調べる事
・支援したいとか支援されたいとかいう自分の欲求がよくわかるようになる事
・支援しようという努力が快く受け入れらなくても、腹を立てない事

原則2 支援関係が公平なものだとみなされた時、効果的な支援が生まれる

・支援を求める人はきまずい思いをしているということを思い出そう。だからクライアントの本当の望みは何か、どうすれば最高の支援ができるかを必ず尋ねる事
・あなたがクライアントなら、何が役に立ち、何が役に立たないかというフィードバックを支援者に与える機会を探そう

原則3 支援者が適切な支援の役割をはたしているとき、支援は効果的に行われる

・まずは調べてからどんな支援の形が具体的に必要とされているかを推測すること
・支援する状況が続く中で、あなたの演じている役割がまだ役に立つものかどうか、定期的に調べる事
・あなたがクライアントなら、もはや助けられていないと感じたとき、恐れる事無く支援者にフィードバックを与えよう
※支援の形:専門家、医師、プロセスコンサルタント

原則4 あなたの言動のすべてが、人間関係の将来を決定づける介入である

・支援者としての役割の中では、人間関係に与えそうな衝撃によって、自分の言動をすべて評価すること
・あなたがクライアントなら、やはり自分のあらゆる行動がメッセージを伝えている事を自覚するべきだ
・フィードバックを与える時は、現実の姿の記述にとどめるようにし、判断は最小限に抑える事
・不適切な励ましは最小限にする事
・不適切な修正は最小限にする事

原則5 効果的な支援は純粋な問いかけとともに始まる

・純粋なといかけから常に始めるべきである
・求められた支援がどれほどお馴染みのものみ聞こえてもこれまで一度も聞いた事がない、全く新しい要求だとして考えよう

原則6 問題を抱えている当事者はクライアントである

・関係を築くまではクライアントの話の内容に関心を示しすぎないよう注意すること
・あなたがすべてを知っていると思う問題とだれほど似ているようでも、それは他人の問題であって、あなたのものではないと絶えず思いだそう

原則7 すべての答を得る事はできない

・支援の対象となる問題を分かち合う事

■プロセスコンサルテーション10の原則

原則1 絶えず人の役に立とうと心がける
原則2 今の自分が直面する現実からけっして遊離しないようにする
原則3 自分の無知を実感する
原則4 あなたがどんな事を行っても、それは介入、もしくはゆさぶりになる
原則5 問題を自分の問題として当事者意識をもって受け止め、解決も自分なりの解決として編み出していくのは、あくまでクライアントだ
原則6 流れに沿ってすすむ
原則7 タイミングがすごく大事
原則8 介入で対立が生じたときには、積極的に解決の機会をとらえよ
原則9 何もかもがデータだと心得よ。誤謬はいつも起こるし、誤謬は学習の重要な源泉だ。
原則10 どうしていいかわからなくなったら、問題を話合おう

2009年8月28日金曜日

逆境からの復活

Clip to Evernote
数多くの同級生たちがコジ死していく中、気分転換にテレビを見た。プロフェッショナル。逆境からの復活スペシャル。

いいねー。よだれが出そうなくらいワクワクするタイトル。たまりません。

何かを成し遂げた人が経験した逆境、困難に比べたらたいした事まったく無いです。今までの経験も、今の状況も・・・

がんばって生きていきましょう。

■古野隆雄 農家「農薬を使わないコメづくりへの挑戦」

・アイガモ農法
・アイガモが野犬に食べられ失敗し、諦めようとした時の、子供の言葉「またヒナかうとやろ?」チャレンジする力になった
・うまくいかない事が当たり前
・失敗→問題点→どうしたら良い?
・明日は必ずある

■鹿嶋真弓 中学教師「学級崩壊」

・一番苦しいのは生徒
・生徒同志のコミュニケーションを重視
・自分から子供に視点を変える

■菊池恭二 宮大工「材木が全て焼失」

・大事なのは強い意志
・職人の前では堂々と「何も心配するな」
・困難を経験して強くなった

■村松謙一 企業再生専門弁護士「死」

・顧客の自殺
・娘の死
・企業再生は絶対に成功させないといけない。命の関わる問題だから→正義感を思い出す
・乗り越えられない壁にぶちあたったら、新しい道を探せば良い

死って思いなー。

2009年8月27日木曜日

世界最強企業サムスン恐るべし!

Clip to Evernote
今年の49冊目。

東芝、シャープを取り上げた経営戦略の授業で共通ででてきた競合がサムスン。

一体どんだけすごいんだろうと思い読んでみました。あんまり知らないんですよねサムスンについて。で読み終えた感想はと言うと・・・絶句。

日本市場のガラパゴス化といいますが日本人って経営、国民の意識全てがガラパゴスしてるんじゃないでしょうか?

本気で世界に目をむけなければと強く思いました。イギリス船に大砲撃つ位の意気込みで世界と戦いたいと思います。

■サムスンとは?

・サムスンは世界的超優良企業。現時点では日本企業が勝つ事が不可能と言ってもいいレベルの強みを持っている。
・2004年純利益1兆円。世界中で見てもトヨタ位。日本の大手電機9社の合計以上
・2004年世界シェアNo1商品21種類(DRAM半導体、液晶パネルなど)
・2005年世界ブランドランキング20位、ソニーより上(ソニー28位)

■日本企業はサムソンになぜ負けたのか

・経営者の戦略能力と意思決定能力の違い。

・半導体での日本企業の敗因
‐トップの短期交代による一貫した経営戦略の欠如
‐1メガDRAM成功体験を捨て切れない事による新しい戦略の欠如
‐先端技術至上主義によるコスト競争力低下
・サムスンの勝因
‐イゴンヒの戦略構想力と果敢なスピードの意思決定能力
‐大量生産によるコスト競争力維持という一貫したモノづくり戦略
‐先端製品より売れる製品を生産するマーケティング力

・液晶パネルでの日本企業の敗因
‐日本企業で独占している事で油断しサムスンを競合視しなかった。(日本メーカー横並びで生産調整しそのすきにサムスンのシェア拡大を許した)

・液晶。シャープがんばれ!

・携帯での敗因
‐世界市場に対する戦略の欠落
‐通信方式の違い
‐販売方式の違い

■サムスンに革命が起きた日(元々は日本企業を研究し模倣してきた企業)

・新経営宣言。七・四制:朝七時に仕事を始めて夕方四時に仕事を終える。(スポーツや語学の勉強をして六時半には家に帰る)⇒20万人以上の社員の意識を変える為。
・フランクフルト宣言:グループの目標を韓国一から世界一へ。

■イゴンヒ(息子)

・熱烈な愛国者。事業豊国
・世界NO1を目指すという大胆不敵な発想力
・機械に精通
・協力なトップダウンで英断
(日本とアメリカに留学)
・構造調整本部という優秀な参謀組織を保有
・ひたすら戦略を考える。会社に出社しない

■イビョンチョル(父親・創業者)

・経営理念:事業報告、人材第一、合理追求
・五つ精神:創造精神、道徳精神、第一主義、完全主義、共存共栄
・スピード&集中戦略:一貫生産、垂直統合、工期短縮、最大規模
・経営手法:優秀な参謀本部(会長秘書室)、人材育成、責任と権限の明確化、個人別目標管理
・経営哲学:五つの教訓、独立独歩、不実(赤字)企業を作り出すことは犯罪

※五つの教訓
1.時代の動きを鋭く洞察
2.欲を抑え、自分の能力とその限界を見極め守る
3.偶然の幸運を当てにする投機は絶対に避ける
4.直観力を磨き、予備策を事前に講じる、大勢が傾き失敗したらすばやく過去を清算し事前の道を選ぶ
5.相場が高騰しているときは売り、相場が下落する時は買う

・人事に注力。「自分の仕事の90%以上は人事」
・座右の銘は「歩歩是道場」人は年老いて死ぬでは無く一歩一歩道を極め、自分を磨く事をやめた時、死が訪れる。
・人生観「空手来、空手去」人間は裸でこの世に来て、裸であの世に帰る」財産を自分の為ではなく社会と国家の反映に役立てたい

→ワンマン型の独裁政権がサムスン成功の鍵

■サムスン成功のポイント

・人材と教育:企業は人なりという、人が企業を動かす、企業の成敗を左右するのは人である、そしてその人を創り出すのは企業である

・選択と集中:2010年に世界ナンバーワン商品を50品目出す事を目標。(2002年時6品目)
※今(当時)力を入れているのがレーザープリンタ。カラー技術で競い合う日本企業を尻目にノンコアとなった白黒レーザーに集中しているという記述が興味を引いた。

・ブランドマーケティング:世界でのブランド価値の向上を狙ったマーケティング戦略。(ソニーを抜くブランド価値)

■その他の韓国企業

・ホンダを抜いたヒュンダイ。
・収益力で新日鉄を抜いたポスコ。
・白物家電の覇者。LG。
・日本企業との違いは、迅速な意思決定、経営者の実行力、選択と集中
・日本企業は韓国企業に謙虚に学ばないといけない時がきた。

2009年8月26日水曜日

モチベーションマネジメント

Clip to Evernote
今年の48冊目

こんなこと書くと偉そうなのですが、僕は「会社で働く人はみんな自分と同じ位やる気があって、前向きにがんばるのが当たり前。」と常々勝手に思っていました。

だから今までは戦略とかマーケティングとか、入れ物としての会社にばかり興味があって、その中身である人に対しての関心が非常に低い、というか全く無い。

けど実際はそんなにみんながやる気満々というわけでは無いんですよね。思い返してみれば、僕も入社3年目位までは全くやる気無かったですし。

ウェルチもイ・ゴンヒも人事、教育に思いっきり力を入れてます。「人は石垣。人は城」と昔の偉い人も言っています。

だからしばらくは人と言う側面に思いっきり意識を振りたいと思います。

■モチベーションに関する問題

・人材こそが企業成長の最大最強の資源である
・従業員の個人目標(各人の欲求充足)と企業組織の機能目的(業績向上)間には多少の利害の衝突がある。
・個人と企業の利害の衝突を調整し有機的に結びつけるものが報酬。これからは報酬としての「モチベーション施策」が重要になる。
・モチベーションクライシス(働く意欲の大暴落)の原因
‐企業の報酬不足。金銭的報酬と地位的報酬。
‐成果主義
‐働く動機ののジェネレーションギャップ「より豊かな生活の為」から「何の為に働くか?」に

■モチベーションマネージャー

・企業はモチベーションファクターを企業内部で作りだしていかないといけない。
・モチベーションマネージャーが自ら報酬を創り出していかないといけない。
・コニュニケーションでモチベーションを高める。
・自分の上司と部下、他部門など組織の上下・横のコニュニケーションが必要
・キーワードは「こわい」「すごい」「すてき」「ありがとう」
・「目標の魅力」×「達成の可能性」がモチベーションの高さを決める

■実践①役割や目標を納得させる為に

・ゴールセッティング効果:目標の明確化
・ラダー効果:上位の目的(仕事の意義)を示す事で業務を意味づける
・リンク効果:業務の関連を実感させる。組織の歯車では無い
・コミットメント効果:意思決定に参画させる
・リクルーティング効果:採用活動に参加させる。考えなおす機会。
・ロールモデル効果:理想の対象者を具体化する。仕事上のヒーロー。
・オンリーワン効果:「個性」「希少性」をくすぐる
・ロールプレイング効果:反対側の立場に立たせる事で組織全体を意識

■実践②部下が何を求めているか

・ライバル効果:競争相手、競争の機会を設定する
・オプション効果:自己選択の機会を増やす。自分で選んだ事はすすんでする。
・サンクス効果:自分の仕事が貢献している実感を持たせる
・スポットライト効果:名前を取り上げる機会を設ける。褒められるとうれしい
・ナレッジ効果:「ポータブルスキル」を意識させる。

■実践③マネジメント

・マイルストーン効果:途中目標を設定する。今やる事を明確化。
・フィードバック効果:客観的な評価を伝える。
・コントロール効果:「変えられること」にエネルギーを集中させる。行動を変える。
・スクランブル効果:成功事例の共有機会を設ける
・マッサージ効果:同じ状況の他者との交流機会を創る。同じ悩みを共有
・バリュー効果:自己の競争優位性を意識させる。自分にしかできない。
・クライテリア効果:判断基準を明確にする。

2009年8月25日火曜日

スタート!スタート!スタート!

Clip to Evernote
先週末の授業は新たな授業が一斉にスタートした、2学期の始まりといった感じでした。

復習の為にまとめる作業は無いですが、色々と考えなおす事がたくさん。来週は発表もあるし。しかもプレゼン担当やし・・・

あっという間に4か月経過。少しでも日々成長できるようにがんばっていきたいと思います。

2009年8月24日月曜日

Dropbox

Clip to Evernote
みなさん会社でこっそり宿題とかする事ってありませんか?

僕は最近は開き直って堂々と宿題したりする事もあるんですが、続きを家でやろうと思ってうっかりファイルを持ってかえるの忘れる事ってありますよね。(無い?)

USBや外付けHDDなんかを常時しようしていたら良いんでしょうが、うちの会社情報漏洩防止の観点から個人持ちのUSB等の使用が禁じられており、メールで送るしかないんですよね。従ってサイズの大きなファイルの扱い等非常に困りものです。

でなんとか楽ちんな方法ないかなぁとずっと思っていたのですが、ついに見つけました。

Dropboxというオンラインストレージです。

オンラインストレージはマイクロソフトのSKYDRIVEを一度試してみてWeb上でいちいちアップしないとダメで、あんまり使いやすくないなぁと思いそれ以来どこも試していませんでした。

しかしDropboxは「My Dropbox」というフォルダにファイルを保存しておけば、自動で同期してくれるというすぐれもの。詳細は説明するのめんどくさいのでこちらを見てください。ただし同期するPCには専用のソフトを常駐させる必要がありますが。

いやぁ本当に便利な世の中になってきてますね。もっと知らなくて損してることっていっぱいあるんでしょうね。同じ悩みを持っているあなた。ぜひ試してみてください!

しかしUSBすらダメな会社やなのにオンラインストレージっていいはずない気がしますね・・・

2009年8月23日日曜日

事業戦略

Clip to Evernote
先送りし続けてついに一週間での復習ペースを超えてしまいました・・・

まぁマイペースでトいう事で。

当日は???でしたが復習したらなんとなくわかるって感じですね。なんとなくですが。

■事業戦略

・なぜ事業戦略が重要か?
‐製品が衰退する前に手を打たないと存続できなくなり
‐下手をすると製品の寿命=企業の寿命に

・会社はどのように成長するのか?
‐垂直統合:業務の種類が増加する垂直成長
‐多角化:事業の種類を増やす水平成長
‐国際化

・事業戦略
‐どのような事業を展開するか?
‐市場でどのように戦っていくか?
‐企画を実現する為にどのような仕組みを作るか?
‐組織、メンバーの能力をどのように高めるか?

■なぜ新事業はうまくいかないのか?

・予算策定の問題:前年ベースの予算編成。急成長期にシェア落とす
・組織の問題(新事業と新製品開発の混同)
‐ISOが製品開発のプロセスを規定してしまっている。
‐兼任という純日本的な人事。
・:既存事業と新事業に求められる組織は違う

・「こうなりたい」という目標。未来とのギャップを埋める。
・VRIO
‐経済価値に対する問い(Value)
‐希少性に関する問い(Rarity)
‐模倣困難性に関する問い(Imitability)
‐組織に関する問い(Organization)

■ケース:東レ炭素繊維事業

・先行して設備投資
・設備投資→たくさん作りコストを下げる→需要を開拓→需要増のサイクル
・新しい組織。のびのびできる、チャレンジできる。
・大きな投資額だったが会社がつぶれるレベルではなかったらしい。

2009年8月22日土曜日

外部統合のマネジメント

Clip to Evernote
完全夏休みボケで受けた講義なので、あんまり印象がありません。あかんなぁ・・・

全く話かわりますが、今回のようにあんまり覚えていない時「うる覚え」という言葉を使っていたのですが正しくは「うろ覚え」だったんですね。アホ丸出しですね。みんなにこいつアホやなぁとずっと思われてたんやろうなー。あーはずかし。

めんどくさいので過去の投稿は修正しません。未来を生きます。

■リレーションシップマーケティング

・昔と違い顧客が情報をたくさん得られるようになった現在において、過去と同じ売り方で良いのか?
・PUSHからPULLに。プロダクトアウト→マーケットイン→リレーションシップマーケティング
・既存顧客へのサービス向上、情報の透明性、取引を容易にする。
・従来のマーケティング:高い市場シェア、競争優位
・リレーションシップ・マーケティング:市場創造、有力パートナーとの協業
・シェアに変わる代替指標をどうするか?(うろ覚え!)例)デル:DM発送数、サイトヒット率? シスコ:資格保有者数。

■新製品戦略

・失敗要因:市場・マーケティング上、賃金上、時期的、技術的、組織上、環境的な失敗
・新製品戦略に必要なアプローチ
‐ポジショニングアプローチ:外部環境に合わせる
‐ゲームアプローチ:他社の戦略、タイミング
‐学習アプローチ:市場で学ぶ、外部との協力
‐資源アプローチ:自社の保有資源

・製品や市場のリーダーシップの為のコア技術の確認、アウトソーシングやアライアンスの枠組みを考えるのがマネジメントの役目

■マーケティングチャネル戦略

・従来のマーケティングから水平的チャネル、垂直的チャネルへ。
‐水平的:顧客に対して一本化された窓口で対応
‐垂直的:???

※全くわからん・・・

■まとめ

・情報化社会を向かえ顧客と企業の情報量の差が無くなってきている。
・企業はプロダクトアウトの戦略だけでは不十分
・コアコンピタンスだけでなく市場でのポジショニング、他社の戦略、市場での学習を考慮した総合的な製品戦略立案が必要になっている
・顧客満足度を最大化するような水平的なチャネル、顧客の活動範囲に沿った垂直的なチャネル構築も重要なマーケティング戦略となる。

2009年8月21日金曜日

企業成長戦略・戦略資産

Clip to Evernote
事業ではあまり触れられなかったが、事業のステージによって求められる人材が違うという話。日本と新興国で求められる人材って全然違いますよね。当り前なんですが。

自分がやりたい事という観点で将来のビジョンを考えてしまっているけど、自分の本当の適正ってどうなのかなぁとふと思いました。

営業から離れて、正直営業に向いていなかったなぁと思いましたし。まぁ営業にいる時からちょっとは思っていて、その事実を受け入れたく無かっただけなんですけどね。切ない話ですが。

好きこそものの上手なれという言葉もありますし、したい事をやりたいって言っていきます。適性はおそらく上司が判断するでしょう。適当な性格です。

■企業成長戦略

・企業成長戦略:ビジョンを達成する為の方針と行動計画
・事業展開のシナリオ。アンゾフの企業成長マトリックス

・CF循環と企業成長
1.事業評価基準設定:明確な評価基準を設定する
2.事業の選択と集中:成長・維持・撤退分野に選択、集中する
3.CFの増大:CFを増大させ投資機会を拡大させる
4.成長投資による事業拡大:積極展開する分野は自社開発や買収などによって事業価値を高める。
⇒PPMで言う金のなる木で得たキャッシュや戦略資産を問題児や花形に投資する事

■戦略資産

・定義1:企業固有の有形・無形資産で他の企業では模倣できない独自のものであり、競争優位源泉を生み出す。戦略資産蓄積には資源(ヒト・モノ・カネ)を長期的にわたって投入する(投資)事が必要となる。次のような戦略資産を補完的に結合して有効に機能させる。中核技術、情報システム、連携システム、関係資産。
⇒長いのでまとめると、競争優位の源泉となる組織能力(ケイパビリティ・事業能力)を実現する会社独自の仕組み

・定義2:コアコンピタンスの中で競争優位の源泉となるもの。
⇒コアコンピタンス自体は自社という視点だけでしか考えられていない。そこに競合、顧客という視点を持ち込んで本当に突き詰めて考えられたものが戦略資産?
例)シャープ シャープの液晶はコアコンピタンス、液晶をスパイラルさせより良くした事が戦略資産?よくわからん・・・

・事業能力の中にコアコンピタンスがあり、コアコンピタンスの中に戦略資産があるようなイメージ???

■ブランド

■人材

・事業のライフサイクルの位置によって求められる人材は違う。
‐新規事業創造型人材
‐既存事業成長型人材
‐事業変革・再生型人材

■良い言葉

・事業はいつか必ず終わる。永遠に続くという幻想を抱いてはいけない。(メモってたけど、覚えてない・・・こんな事言ってたかな?)

2009年8月20日木曜日

マインドマップ読書術

Clip to Evernote
今年の47冊目。

最近難しい本を読むことが多く、サラサラっと読むだけじゃダメだ。机で本と向き合い、手を動かしながら読まないと理解できない。というか眠くなって読む気がなくなってしまう。けどどうしたら効率よく理解できるんだろうか?

など色々な事を思い読んでみました。

難しい本を読む時間を少しけずり、効率的なほんの読み方について学ぶ。そうする事でその後の効率が良くなる。まさに今年のテーマである「刃を研ぐ」に即した考え方じゃないでしょうか。

で読んでみたのですが、残念ながらそんなに参考にはなりませんでした。結構今までも読書に関する本読んだ事あったし、元祖マインドマップのトニープサンの本も読んだ事あったから仕方がないんでしょうが・・・

ただこの本でマインドマップ読書術の実例としてあげられていたビジネス書が10冊あったんですが、その本のうち7冊は読んだ事がある本が7冊ありました。ちょっぴり嬉しい気持になりました。

■ポイント

・本を読んでもすぐに忘れてしまう。アウトプットする事が重要。
・マインドマップは体系化、構造化、因果関係の把握に有効。
・内容のまとめだけでなく、自分の意見も入れる。
・とりあえずやってみる事が大事

2009年8月19日水曜日

ケーススタディ

Clip to Evernote
もやもやされている人が結構多そうでしたが、元々割り切りが早い性格の為にフラストレーションをためずに受講できました。

経営戦略に正解は無く人によって考え方が違うから、ケースに対する意見について「あってる」「間違ってる」という議論は意味が無い。自分の考え方をしっかりと持つ事。そして他人の意見に耳を貸し、新たな気づきを少しでも得て自分の考えの幅を広げること。

こういう軽い気持ちで授業を受けようと思います。という事で授業のまとめとは別にケースを通してまなんだ事をまとめるという形を取ろうかなぁと思います。

こんなんでいいんかな?

■東芝のケースからの学び

・後付の理論だけを語る評論家にならない。

自分は評論家ではなく実務家。後付であーだこーだ理論を考えるのでは無く、自分のビジネスに活かす方法を常に考える。

・東芝の太陽光発電戦略。みんなが同じ事をやったら何もやらないのと同じ。

本当に勝てる戦略になっているか?チャンスは物にできるか?競争優位があって世界ナンバーワンを目指して本気でやるかどうか、本当にその戦略は実現できるかが重要。そうでなかったら価値を生まない。

・サブプライームローンによる業績悪化について。

投資する時点で最悪のシナリオを考えられているか。サブプライムローンを予測できたかできなかったでは無く、どれくらいの最悪のシナリオを予測し、それに対する備えをしていたかが重要。2006年時点でサブプライムローンを予測できたハズが無いし、サブプライムローン問題が生じた時にリーマンの破綻を予測できても意味が無い。固定費削減も結局は失敗に対する対処療法。後手後手の対処療法は意味が無い。事前に備えておくべし。

・結局は財務の安定性が一番大切。会社がつぶれたら全てが間違った戦略になる。

東レの炭素繊維事業は巨額だったがもし失敗していても会社の存続を揺るがすほどでは無かった。サントリーのビール事業も長年赤字。長期で見て企業価値を創造できると思われる戦略も短期的な資金繰りに苦しみつぶれたら意味なし。

・自分にあっているビジネスかどうかを考える。

原子力発電のような長いスパンのビジネスと、半導体のような市況ビジネスとは全くビジネスの種類が違う。そのおようなビジネスを同時に行なうのは非常に難しい。安定している社会インフラ事業が半導体の不況期を支え、半導体が好況の時はその利益で社会インフラ事業に投資するという戦略。聞こえは良いが本当に可能か?もっと自社の強みを活かせるビジネスに集中したほうが良いのでは?

■シャープのケースからの学び

・EMSを活用してのグローバル展開。

経営資源は有限。何もかも自分でやろうとしてはいけない。外部でもできることは外部に任して、自分達でしかできない事に集中する。

・大きいテレビは本当に求められているか?

テレビ市場については良くわからないが思ったことは、技術信仰主義は駄目。本当に大画面が求められているか?求める人はどれくらいいるか?そこで勝つ事が一番儲かるか?

とりあえず思った事はこんな感じ。皆さんはどうですか?

授業とは関係ないですが、最近全てをリーマンショックのせいにしているケースが多く、良くないなぁと思います。監査行っても景気悪いから売上行かなくても仕方ない。そういう空気を非常に感じます。ここ数年のシェアダウンなど、今回のケースとは全く関係の無い理由による売上低迷要因も沢山あるにも関わらず。

今、真剣に売上の悪い理由を考えるか、それともリーマンショックのせいにしてお茶を濁すか。ここが分かれ道だと本当に思います。

2009年8月18日火曜日

仕事にも全力投球で

Clip to Evernote
夏休みも終わり遠い昔の事のようですが、今回の監査の振り返りを。

ふたつの監査を連続で行い11営業日連続往査というハードスケジュールでしたが、満足感や達成感は全く無く、自分のふがいなさに反省してばかりという最悪な結果に終わってしまいました。また満足な結果が得られなかったのも能力不足の問題というレベルまで全く達しておらず、単に準備不足に起因する事ばかり。仕事が暇だと言ってサボっていたツケがしっかりと出たという感じです。

今回メインで行なった監査では、たくさんの時間を費やしてもらったにも関わらず、被監査部門になんの価値も提供できなかったと思います。申し訳ない気持ちで一杯です。

また応援的な位置づけで参加したもう一方の監査では、他のメンバーに事前にしっかりと準備してもらっていたので段取りよく監査できました。

準備をしっかりしてもらった監査と準備をしっかりしなかったふたつの監査を通して、事前準備をしっかりと行う事が良い監査をする為には最低しなければいけない事だと痛感しました。

■監査での学び

・被監査部門をしっかりと理解しておく、遠慮せず追加での資料要求する。(相手の負荷にならないレベルで)

・チェックリストの内容をしっかりと理解しておく。チェックする事を自分の言葉で説明できるか?

・事前の準備で解っていることも現場で実際に確認する。けど確認しないでよい事もある。(証憑で確認するルール・基準に誤解がないか漏れが無いかを現場で実際確認する?)

・説明された仕組みや説明が納得できるかどうかが重要

・実際の業務をイメージして確認する。(業務上そういう管理をしているかどうか)

・凡ミスは気にしない。けど凡ミスかどうかの判断が難しい。

・母国語で無い場合は特に言葉の誤解に気をつける。

2009年8月17日月曜日

辛いは幸せの途中ですよ

Clip to Evernote
斉藤里恵「筆談ホステス」

------------------------
耳が聞こえないにも関わらず、筆談で接客を行い銀座No1になった斉藤里恵さんの言葉。

「辛い」とこぼす不動産会社役員の「辛」というメモに、横線を一本足して「幸」として「辛いのは幸せになる途中ですよ」とのメッセージを送った。男性の目からは涙がこぼれ落ちて、来店時には深刻だった表情も帰る時には笑顔になっていたという。

んーええ話やね。夏休みも終わり明日から仕事に行くの辛いですが、それも幸せに向かう途中ですね。

もう一つ。

「少し止まる」と書いて、「歩く」と読みます。少し止まっても、あなたは前へ進んでいます。

んーええ話。こんなこと言われたら(書かれたら)好きになっちゃいそう。

ちなみに本は読んでません。

2009年8月16日日曜日

仮説

Clip to Evernote
金曜の授業は脳味噌が完全に夏休みボケしていて全く頭に入りませんでした。これじゃいけないという事で気合いを入れなおし土曜授業に臨みましたがあんまり効果なかったようです。完全ボケてます。

M2にいる知り合いも去年のこの時期にちょっと中だるみしてしまったと言っていました。再度目的意識を強く持って引き締めていきたいと思います。

■測定の質の評価

・測定の質を評価する為の基準
‐信頼性:繰り返し行った時にどの程度同じ結果が得られるか?
‐妥当性:自分が測ろうとしている事をちゃんと測っているか?

・信頼性
‐再テスト法:同じ測定を2回以上行う
‐スプリット・ハーフ法:10項目をランダムに5項目×2にして同じ結果になるか
‐クロンバッハのα:α>0.6(0.7)が基準。良くつかわれる。SPSSでできるがエクセルではできない。

・妥当性
‐表面的妥当性:自分と一般の概念は一致しているか?
‐基準妥当性:外部の基準でも同じように判定できるか?
‐構成妥当性:測定する概念を測定する因子がその概念のみの尺度であり、分析する他の概念の尺度になっていないかどうか(???)
‐内容妥当性:測定する概念が(主要となる)全ての側面を含んでいるか

例)勝ち組に対するアンケートを実施する際、勝ち組という言葉に対する概念は違う可能性があるのでを、勝ち組を構成する各因子についてアンケートを行う必要がある。(お金、社会的地位、家族・・・など)

⇒因子の結果にばらつきが出るという事は因子の作り方が適正ではないと考えられる。

■仮説

・仮説がある事が基本
・帰無仮説:否定したい仮説
・対立仮説:研究したい仮説
・優位水準:5%位がめど
・第一種の過誤:帰無仮説が真なのに棄却してしまう
・第二種の過誤:帰無仮説が棄却されるべきなのに採択してしまう
・P値:最終的にはP値が優位水準を下回っているかを見るだけ

2009年8月15日土曜日

意なく、必なく、固なく、我なし

Clip to Evernote
論語

主観で憶測しない。自分の考えを押し通さない、固執しない、自分の都合だけを考えない。

-----------------------
中国の名言集から心に響いたこの言葉を選びました。

がんばっている時こそ周りが見えなくなりがちなものです。孔子のようになれるように、行動する前に少し冷静になって考えれるようになりたいです。

学生時代漢文大嫌いだったけど、実は良い事ならってたんだなぁと今更ながら思います。論語と孫子は読みたいなぁ。

人生を面白くする中国古典名言集

Clip to Evernote
今年の46冊目。

東京からの新幹線からの帰り、あまりに暇で買った本。とうぜんこの時も例の本もっていたのだが読む気おこらず断念。

最近持っている本は読書というより完全に勉強用。机で本と真剣に向かい合わないと全く理解できない。

残念ながら僕はこれまでの人生勉強というものを常に避け続けてきたのでどうやったら効率的かわからないんですよね。という事でなんとなくマインドマップ読書術という本を買ってみました。一字一字読んでたらきりがないのでまずは概要から理解する作戦にでます。

話それちゃいましたが中国の古典。こんなん当たり前やんっていうのも沢山ありますが、それも昔から日本人の価値観にしみついているという事なんでしょうね。あー三国志全巻読みたい。(漫画)

■中国の名言

・巧詐は拙誠にしかず(韓非子)
言葉巧みに人をだますより愚直い生きた方が良い。

・用兵の道は、心を攻めるを上となし、城を攻めるを下となす(三国志)
力ずくではなく相手を心服させる方が良い

・これを奪わんと欲すれば必ず姑くこれに与う(老子)
奪おうとするなら、まず与えよ

・百戦百勝は善の善なるものに非ず(孫子)
戦わずして勝つ

・先発すれば人を制し後発すれば人に制せられる(漢書)
先手必勝

・兵を用うるの害は、猶予最大なり(呉子)
ためらわない

・明なれど察に及ばず(宋明臣言行録)
賢くても細かいところばかり気にしてたらダメだ

・上善は水の如し(老子)
理想の生き方は水に学べ(柔軟に謙虚に)

・人生は朝露の如し(漢書)
人生は短くはかない。(だから楽しく生きよう)

・意なく、必なく、固なく、我なし(論語)
主観で憶測しない。自分の考えを押し通さない、固執しない、自分の都合だけを考えない
・人生の大病は只だこれ一の傲の字なり(伝習録)
傲慢さは生きていく上で最大の障害だ

・禍は足るをしらざるよりも大なるはなし(老子)
最大の禍は足るを知らぬ心である

・命をしらざれば、以って君子たることなきなり(論語)
天明を知る

・塞翁馬(淮南子)
人生どうなるかわからない(好調の時こそ気を引き締める)

・人みな有用の用を知りて無用の用を知るなきなり(荘子)
人はみな有用なものに着目して、無用なものに目を向けない

・呉下の阿蒙に非ず(三国志)
いつもまでも進歩しない人間では無い(自己啓発が大事)

・官に当たるの法、ただ三事あり。曰く清、曰く慎、曰く勤(小学)
社会的責任のあるものの心得は、清廉さ、慎重さ、勤勉さだ。

・大国を治むるは小鮮を煮るが如し(老子)
国を治めるには細かな事に干渉しない

・天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず(孟子)
天の時より地の利、地の利より人の和

・安きに居りて危うきを思う(左伝)
安泰な時でも危機への備えを忘れない

・疾風に勁草を知る(後漢書)
嵐の日こそ強い草の真価が問われる

・士は以って弘毅ならざるべからず(論語)
人の上に立つ者は広い視野と強い意志を持て

・喜怒を色にあらわさず(三国志)
いつも冷静な態度で対処する

・水至って清ければ即ち魚なし、人至って察なれば即ち徒なし(孔子家語)
小さな事までとがめていたら人が集まってこない

・己立たんと欲して人を立つ(論語)
自分をつねに他人の立場に置いてみる

・その長ずるところをたっとび、その短なる所を忘る(三国志)
短所に目をつぶり長所を伸ばしてやる

・治世は大徳を以ってし、小恵を以ってせず(三国志)
政治は小さな恵みではなく根本を押さえ大所高所に立って行う

・国を治るの道は寛猛中を得るに在り(宋名臣言行録)
政治は緩やかな面と厳しい面のバランスをとれ

・明主の導ってその臣を制する所は二柄のみ(韓非子)
賞と罰の二つの権限を握っていれば安泰である

・これ死地に陥れて然る後に生く(孫子)
絶体絶命の状態においてこそ活路が開ける

・善く吏たる者は徳をうう(韓非子)
立派なリーダーは徳の力で人を感化する

・徳は事業の基なり(菜根譚)
事業を発展させるには徳が大事

・君子は交わりを絶つも悪声をい出さず(史記)
絶交しても相手を批判しない

・一飯の徳にも必ず償い、がいさいの恨みにも必ず報ゆ(史記)
小さな恩義にも必ず報い、小さな恨みにも必ず仕返しする

・人を論ずるには須らく二三分の渾厚(こんこう)を帯ぶべし(呻吟語)
人を指摘する時は、ずけずけ指摘せずある程度は気づいていても気づかないふりをする

・己の長を以って人の短を形すなかれ(菜根譚)
自分の長所を鼻にかけて他人の短所をあばいてはいけない

・君子は和して同せず、小人は同じて和せず(論語)
協調性を大事にするが付和雷同してはいけない

・乞う狡兎に三窟あり(戦国策)
かしこいウサギは穴を三つもっている(リスク分散)

・智者の慮は必ず利害に交う(孫子)
かしこい人は利と害の両面から判断する

・可を見て進み、難きを知りて退く
有利とみたら進み、不利と見たら退く

・患いは忽せにする所に生じ、禍は細微に起こる(説苑)
ちょっとした手抜きが取り返しのつかない事態になる

・久安をたのむ恃むなかれ、初難を憚るなかれ(菜根譚)
好調はいつまでも続かない、困難にくじけてはいけない

・窮すれば変ず、変ずれば通ず(易経)
どんづまりまで行けつけば新しい道が開ける

・過ちて改めざる、これを過ちと謂う(論語)
過ちと知って改めないのを本当の過ちという

・理に順えば即ち裕かなり、欲に従えばこれ危うし(近思録)
道理に従えば心も豊かになり、欲に従えば失敗する

・遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり(論語)
遠い先のことまで対策を立ててかかりたい

・功の崇きはこれ志、行の広きはこれ勤(書経)
立派な業績をあげるには志をもつ、事業を拡大するには勤勉に行動する

・百里を行くものは九十を半ばとす(戦国策)
ものごとはツメが一番大事

あまりに多すぎるので、当然いきなり全部は無理。まずこれから始めようというのを一個決めたいと思います。

2009年8月14日金曜日

ドクター・オガワに会いに行こう

Clip to Evernote
今年の45冊目。

こんなに字の少ないマーケティングの本も、こんなに字の多い絵本も初めて読みました。

短くまとめるっていう事は本質を書かないといけないという事なので普通のマーケティングの本を書くより難しいんでしょうね。おそらく。

マーケティングのプロがどういうマーケティング戦略でこの本を書いたか興味ありです。

■ポイント

・マーケティングは三角形で考える。(3C)
・マーケティングで使うお金は費用ではなく投資
・マーケティングで目指すのは需要を創造し、拡大再生産する事
・お客の期待を裏切る事がマーケティングのカギ
・大切なのは方向性
・もやしっ子でも勝てる土俵を探す。(5F)
・マーケティングでは顧客の立場にたった想像力の発揮が重要
・マーケティングで重要な2つの「差」。1つは買い手間の差(市場細分化)、もう一つが売り手間の差(差別化)
・ブランド。重要なのは「もっともらしさ」
・仕組みでも他社と差をつける事ができる
・4Pから4Cへ
・気がつくと売り手思考になっている。そんな事はよくある。ほんとに。
・市場の大きさは人によって違って見える
・お客様の声をわがままととるか、経営革新の機会とみるか。それが問題。

ええこと言うね。

2009年8月13日木曜日

企業理念・ビジョン

Clip to Evernote
僕はかなりの夢・目標マニアなので、企業理念、ビジョンを持っている会社って大好きです。

けど当たり前なんですが、目標は叶える為にがんばらないと全く意味がない。今のわが社はそこがダメなんだと思います。

ビジョナリーカンパニーについて前回の授業で「取り上げられている企業の多くがもう駄目になっているけどなぜ?」という質問がありました。

読んだこと無いし個別企業の事例も調べてないから、あくまで自社からの想像なんですがすが、ビジョンも時代の変化に応じて変化しないといけない。ビジョン目指して全員ががんばらないといけない。ってことなんじゃないでしょうか?

人間に例えると、サッカー選手になりたいという夢があるとします。それに向かってがんばらなければおそらくなれないし、35歳にもなってサッカー選手になりたいって言ってたらただのアホなおっさんです。ちょっと違う気もするな・・・

■企業戦略定義

経営戦略は、企業が環境との相互作用のもとに、その目的を効率的に達成する為の、現在から将来にわたる資源の調達・配分と、資産蓄積んひついての方針と計画である。

■企業理念・ビジョン

・「世界は変化している。この難題に対応するには、企業として前進しながら、その基礎となる新年以外の組織全てを変える覚悟で臨まなければならない。企業にとっての聖域はその基礎となる企業理念だけと考えるべきである。」トーマス・J・ワトソン・ジュニア
・企業理念:企業の社会的使命とそれを達成する為の信念となる価値観
・ビジョン:環境への適応を考慮した企業の将来像や企業独自の到達すべき目標
・行動方針、規範:企業理念に基づき、ビジョンを達成するにあたり、行動のよりどころになる判断基準。
・戦略:ビジョン達成の方針と行動計画

ビジョナリーカンパニー、ビジョナリーカンパニー飛躍の法則を読むべし!

2009年8月12日水曜日

失敗から学ぶ

Clip to Evernote
前回のプレゼン。チームメンバーが録音してくれていたので聞きなおす事にした。

良く考えてみたら自分のプレゼンを人に見てもらって意見をもらったりは今までもたまにあったけど、自分で自分のプレゼンを聞きなおしてみるのって初めて。なんか緊張。

嫁さんが実家に帰ったのをチャンスとばかりに昨晩聞きました。

「うわぁ緊張してるなぁ」とか「全体的に力が入り過ぎててメリハリがあまりついてないなぁ」とか「語尾が全部あがってるなぁ」とか「俺ってこんな声だったっけ??」などなどいろんな事を反省しながら聞いていたんですが・・・

途中で寝むってしまいました・・・

MBAの授業でFさんやIさんやMさんなんかがどんどんと落ちていく中、昼一でもどんなに退屈な授業でも(すいません)一度も眠った事のない、自称「鉄のマブタを持つ男」だったんですが。自分のプレゼンで眠ってしまいましたよ・・・

確かにめちゃめちゃ眠かったから。横になりながら聞いたから。音声だけだったから。なんて言い訳は沢山できるんですが寝ちゃだめですよね。

悲しくて枕を濡らしながら二度寝しました。

もっともっと良いプレゼンできるように頑張りたいです。

バランススコアカード

Clip to Evernote
名前はもちろん昔から知っていましたが、実は今日まで何の事か全く知りませんでした。

先日の授業で出てきたのですが知ってる前提で授業は進んだ為、知ったかぶりしてフンフンと聞いていましたが、案の定全く理解できていませんでした。

という事で改めてまとめてみました。とはいえほぼコピペといった状態ですのでポイントが何なのか良くわかりません。なんか他の授業で習うんかなぁ?

■バランススコアカード

・企業のもつ重要な要素が企業のビジョン・戦略にどのように影響し業績に現れているのかを可視化するための業績評価手法。

・バランススコアカードのプロセス

1.ビジョンを実現可能な目標に翻訳する。
2.ビジョンについて議論し、個々の業績とリンクさせる。
3.ビジネス計画立案。
4.フィードバックと学習により、戦略に修正を加える。

・下記の4つの視点から戦略に適合した実施項目(CSF)/数値目標(KGI)/評価指標(KPI)を設定し、PDCAサイクルを回すことによって、社内のプロセス改善や各個人のスキルアップを促し、企業変革を推進する。

‐財務の視点:株主や従業員などの利害関係者の期待にこたえるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの指標を設定する。
‐顧客の視点:企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
‐業務プロセスの視点:財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
‐学習と成長の視点:企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。

・4つの視点は各指標間の因果関係に基づいて設定されることが求められる。
・短期的利益と長期的利益、全社目標と部門目標、株主・顧客・従業員などのスタークホルダー間のバランスを取りながら、統一的な戦略策定とその戦略と整合性のある実践が行われるようになる。
・戦略マップ:4つの視点間で一貫性のある戦略を策定するためのツール。

今日まで良くわかってませんって書いたけど、本当は今でもよくわかってないです・・・

2009年8月11日火曜日

企業価値創造

Clip to Evernote
初めて先送りして復習。ただでさえボリュームが多い事もあり、正直全く覚えていません。それにしてもこの授業の予習・復習ってどうしたもんかなぁ・・・

とりあえず課題最優先でしようと思います。

■企業の価値創造

・企業価値の構成=将来事業価値+既存事業価値+事業外資産価値。将来事業価値は企業戦略。既存事業価値は事業戦略に依存する
・企業価値創造はFCFの最大化と資本コストの最適化
・企業価値=顧客価値、株主価値、社会価値、従業員価値
・使命→価値観→ビジョン→経営戦略→業績評価システム→実行プログラム→個人業務目標⇒成果(株主価値、顧客価値、業務プロセス効率、従業員価値)

※従業員価値って何?従業員に対する価値ってこと?企業活動において従業員が生み出す価値って事?

■企業価値の指標

・EVA:EVAがプラスなら、企業は付加価値を創造。税引き事業利益-資本コスト
・フリーキャッシュフロー企業価値
・ROA:総資本利益率
・MVA(市場付加価値):EVAの現在価値。MVA=EVA割引現在価値(EVA/資本コスト)

2009年8月10日月曜日

日本企業のコーポレートファイナンス

Clip to Evernote
今年の44冊目。

ファイナンスが終わったもんだから「いやぁファイナンスっておもしろかったなぁ」なんて調子の良い事思ってましたが、次の授業でもガンガン使いそうですね。

「喉元すぎれば熱さ忘れる」じゃないけど、つらい思い出もその時間が終わったから美化できるのであって、それがまだ続くのであれば話が違ってきますね。

という事で、内要は割愛しますが、まだまだこの本にはお世話になりそうです。

ついでに(といっては失礼ですが)著者である先生が授業の最後に書いていたメッセージだけまとめておきます。

■授業最後のメッセージ

・ヒト、モノ、カネ、情報、経営資源の中で最も汎用性が高いのはお金。お金の市場である資本市場と企業活動がきちんと結びついて、はじめて価値創造の条件が整う
・価値を生み出すのは事業であり株式市場ではない。企業は価値を生み出す投資機会を見出し、それを効率的に実施していく事が重要。ここさえしっかりしていたら、少々の事で企業はぐらつかない。
・上場企業である以上、資本市場との付き合いた方も大切。お互いに良い関係を築く事が必要

2009年8月9日日曜日

終業式、夏休み。そして・・・

Clip to Evernote
昨日グループ発表も終わり、ひとくぎりがつきました。

一緒のチームのみなさんありがとうございました。他のチームのみなさんも色々と刺激を受けて頑張るパワーもらってました。ありがとうございます。

考えたらもう4か月もたったんですね。ホントあっという間でした。

今週は会社も夏休みで9連休。出張と発表準備でリズムボロボロなので、なんとかこの夏休みで取り戻したいと思います。

そして今日は久々に子供と楽しい時間を過ごしました。ついつい忘れてしまうけど、MBAに行く事で一番迷惑かけているのは絶対に家族なんですよね。子供とは全く遊んであげれてないし、家事や子育てなど手伝い全くしていませんし・・・まぁMBAに行く前もあんまりしてなかったという話もあるのですが。

けどMBAにいける事も、小遣いを大幅に超過しているカードの返済にも、毎週終電無くなってタクシーで帰っている事にも。嫌みの一つも言わずお目こぼしいただいて本当に感謝しています。

という事で今日はいつも支えてもらっている家族に感謝の言葉を言いたいと思います。

みんな、いつもありがとう。

2009年8月8日土曜日

今夜は勝利の美酒に酔いしれます

Clip to Evernote
とうとう発表の日が来ました。

仕事のプレゼンなんかは全く緊張しないんですが、今日は正直ビビッてます。

明日のブログに喜びを綴るのか?はたまた言い訳たっぷりの更新するのか・・・

悔いだけは残さないように頑張ってきます!

2009年8月6日木曜日

一瞬で運が良くなる!シンプル習慣

Clip to Evernote
今年の43冊目。

中国からの帰国した関空で帰りの電車が暇だからと買った一冊。あまりにも選択肢が無く、まぁ原因と結果の法則のジェームズ・アレンの本なのでいいかなぁと思い買いました。

まぁ予想どおりこんなもんかという内容だったのですが天王寺につく前に読み終わってしまい、その後の車中大変暇な時間を過ごしました。

そもそも持っていく本が大失敗。でかくて重いし、内容的にも電車や飛行機で気軽に読む気になりませんね。3ページくらいしか進みませんでした。

■原因と結果の法則

・人間は原因(意思)を選ぶことはできますが、その結果(運命)を選んだり、変えたり、避けたりする事はありません。
・運命とは、あなたの自由意思の結果として必然的に得られるもの
・あらゆる思いを抱き、あらゆる行動を重ねてきた結果、それが習慣となって性格を作っている
・人生に何一つ偶然は無く、あらゆる事はある行動の当然の結果
・みずからの運命を決めるのは自分自身

■心のコントロール

・せっかく知識を得てもそれを自分の胸だけにしまっておくのでは、美しい宝石を暗い引き出しにしまっておくのと同じ。知識を得る目的はそれを世の中の為に活かす事
・心が強くなければどんな事も達成できないし、どんな立派な事も成し遂げられません

・心が強くなる7つのステップ
①悪い習慣と手を切る
②良い習慣を身につける
③目の前の仕事に集中する
④仕事を先延ばしにしなし
⑤規則正しい生活をする
⑥言葉に気をつける
⑦心をコントロールする

・心の作り方。自然のものであれ、人口のものであれ全ては「つくる」というプロセスによって生まれます。しかし「つくる」というプロセスには「壊す」というもう一つのプロセスが必要。
・心の思いは性格に現れる。私たちの性格は思いがその一部としてていちゃくしたもの。いったん定着してしまった性格を変えるにはかなりの努力が必要。
・正義、正直、誠実、親切。この四つの道徳こそ人生の心理

■集中と瞑想

・どんな分野においても成功する人というのは特別なパワーを持った人では無く、集中力を養った人
・集中力があるだけでは意味がなくそれによって何かを達成する事に意味がある
・集中が現実の世界における成功に欠かせないように瞑想は心の世界における成功に欠かせない。
・集中は力をもたらし、瞑想は知恵をもたらす

※経営者右脳必要論的な考え方。自分には瞑想はまだ早い、まずは集中力をつける

■目的を持つこと

・ゆるぎない目的を持つ人にとって障害はありません。目的を達成しようという強いパワーが怠け心を圧倒し、環境さえも変えてしまうからです
・目的は物事を達成する為のかなめ
・目的をもった人は必ず成功します
・成功の喜びを味わう。仕事をやり終えたとき、人は心が軽くなり、うれしくなる。

この本も一瞬で運が良くなる!とありますが決して一瞬では運は良くなりませんね。原題は「the mestery of the destiny」という本なので訳の問題ですが「一瞬でわかる!」とか「一冊でわかる!」みたいなタイトルにした方が売れるからなんでしょうね。どんだけ楽したいねん日本人って。まぁ僕も2回連続だまされて口なんですが。

ところで自分の心を入れ替えて人生を良くしようという言葉に関してはこれ以上の言葉な無いと思うのですがいかがでしょうか?

心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる

ヒンズー教の教えだそうです。前かいた言葉よりちょっと長いですが、こっちの方が良いですね。

2009年8月5日水曜日

一冊でわかる!松下幸之助

Clip to Evernote
今年の42冊目。

中国出張に向かう空港。時間がなく1分で本を選ばないといけない状況でパッと目について選んだ本です。最近ちょっと気になっていたんですよねー。松下幸之助。

暇な時に読もうと思い企業価値評価を持っていったんですが、でかすぎて手持ちのカバンに入りませんでした。というか飛行機の中で読む気おこらないですよ。

まぁ本のタイトルでは「一冊でわかる」と書いていましたが、一冊の新書でわかるほど薄っぺらい人ではないなというのが率直な感想です。

■松下経営哲学

・経営理念の確立。①この会社はなんの為に存在しているのか、②この会社をどのようなやり方で経営していくべきか
・衆知を集めた全員経営。責任者が衆知を集めたいという気持ちを強く心に持つことが大事。
・ガラス張り経営。人を信頼して任せる
・ダム経営。安定的な発展に必要な適正な余裕。経営者が心のダムを持つ、ダムを経営のうちに持つ事が重要
・適正経営。無理をしない事が大事
・自主責任経営。社員ひとりひとりが責任者の心構えを。
・雨が降れば傘をさす経営。当り前の事をあたり前にする。
・日に新たな経営。最善のうえのさらなる最善。生成発展。宇宙にあるものはすべてものは常に生成し発展する。万物は日に新たであり生成発展は自然の理法である。
・共存共栄の経営。
・適材適所の経営。

■名言

・赤字は罪悪である
・苦情から縁が結ばれる
・景気よし、不景気さらによし
・困っても困らない。困難を困難とせずに思いを新たに決意固く歩めば、困難が飛躍の土台石となる。
・仕入先、道行く人もお得意さん
・仕事は無限にある
・商売は真剣勝負。商売を甘く見てはいけない。声明をかけるほどの思いで真剣にやれば、なすべき事もわかってくる
・商品はわが娘、お得意先は可愛い娘の嫁ぎ先
・素直な心はあなたを強く正しく聡明にする。素直な心とは私心なく、くもりのない心、とらわれない心、自分の利害や感情、知識や先入観にとらわれず、物事をありのままに見ようとする心。
・成功とは成功するまで続けること
・青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ勇気に満ちて日に新たな活動を続ける限り、青春は永遠にその人もものである。
・鳴かずんばそれもまたよしホトトギス
・任して任さず
・物をつくる前に人をつくる
・運が良い。

2009年8月4日火曜日

理論、アンケートの作り方

Clip to Evernote
なかなか燃えずらい授業です。

修論の為の授業っぽく思ってしまってますが、マーケティング部門が調査会社に市場調査の依頼する事なんていっぱいあるし結構実は実務にも役立つんじゃないかなぁって思い直しました。実際その結果を使って商品開発する事もしょっちゅうありますし。

来週までの課題ですが、ふといいアンケート調査を思いつきました。正直手抜きですが、おもしろそうなので頑張ってみます。(けどnが少なくなりそう・・・)

■因果関係

・原因の先行。どちらが原因でどちらが結果かわからない
・疑似相関。白髪と年収。年齢が影響を与えている

■必要条件、十分条件

・必要条件:ある結果が起きる為には存在しなければいけない条件
例)妊娠する為には女性でなければならない。×女性は必ず妊娠する
・十分条件:それがそんざいすれば必ずその結果が生じる事を保証する条件
例)試験をうけないと必ず試験に落ちる。×試験を受ければ試験にうかる

■調査の3つの目的

・探索:あまり研究されていない分野、新しい分野を研究。
例)なぜ日本では臓器提供が少ないのか?
・記述:何が、どこで、いつ、どのようにというというに答えをだす
例)都市別の判事あ率の統計
・説明:なぜというというに答えをだす。
例)なぜある都市はほかの都市より犯罪率が高いのか?

■研究について

・分析単位:個人、集団、組織・・・
・時間軸:
‐横断的研究:一時点で観察
‐継続的研究:長期間にわたって観察
 トレンド研究:ある母集団の変化を長期的に調査
 コーホート研究:特定の母集団の長期的な変化を調査
 例)団塊の世代を継続的に調査するなど
 パネル研究:同一の対象者を継続的に調査
 
■アンケート調査の具体的方法

・何を調査したいかによって、アンケート調査票の作り方は異なってくる。
・アンケート調査対象を研究目的に合わせてどう選ぶべきか
・本当に聞きたい問題は先に持ってくる(だんだんいい加減になってくるから)
・数値化が必要
・仮説には理論が必要

授業で紹介されていた「質問くん」。ダサい名前なうえに、無料会員募集終了だそうです・・・

http://www.supreme.co.jp/cfm/ask3/Account/EntryFree.cfm

2009年8月3日月曜日

チャンスの神様は前髪しか無い

Clip to Evernote
チャンスの神様は前髪は長いが後ろはつるつると、個人的には笑えない髪型をしているそうで、いちど前髪をつかみ損ねたらいくら後ろから追いかけてつかもうとしてもツルッツルで全くつかめないらしいです。

似たような言葉はたくさんありますね。ちょっと調べてみました。

「運がいいなんてありえない。チャンスは周到な準備をした者だけにやってくる。」小柴昌俊ノーベル賞学者

「運がいいといわれる人は、運をつかむ努力を必ずしています。「チャンスは誰の前にも平等にやってくる」もので、それを確実につかむ準備をしているか否かが、運の良し悪しを決めるといっていいようです。」船井幸雄

先日の授業でトヨタがハイブリッド車で成功したのは今たまたま原油高が起こったからだけで運がよかったからだけじゃないかという議論があり、近くの席で「けど準備はいるよね」ってボソッと言っている人がいてこの言葉を思い出しました。

「チャンスは誰にでも平等にやってくる。けどそのチャンスを掴めるのは、その為に準備をしていたものだけだ。」この言い回しが個人的には一番しっくりきます。

トヨタだけじゃなくて、ホンダにも、日産にも、三菱にも、マツダにも、GMにも、クライスラーにも・・・世界中のすべての自動車メーカーに公平にチャンスは訪れてるけど、実際にそのチャンスをつかみ果実を得たのはトヨタとホンダ位なんですかね?

ちなみに燃料電池車の開発で次への準備も着々としているようです。
http://www2.toyota.co.jp/jp/tech/environment/fchv/

けどトヨタもホンダも純粋な電気自動車の話はあんまりきかないなぁと思ったら面白い記事が。
http://member.diamond.jp/series/analysis/10078/

日本のものづくりの強みを活かせるようにトヨタとホンダはHV(ハイブリッド車)→PHEV(プラグインハイブリッド車)→FC(燃料電池)車に張って、一発逆転を狙う三菱、日産、その他の振興自動車メーカーは電気自動車に張ったという事なんですかね。

激動の自動技術ここしばらくは自動車業界からは目が離せないですね。うちは自動車業界全く関係ないんですが、なんかどこかににビジネスチャンスってないんかなぁ。

準備しよっ準備。

2009年8月2日日曜日

授業に対する心がけについて

Clip to Evernote
「なんか授業が面白くないなぁ、めんどくさいし行かんとこかなぁ・・・」

なんて思う事ありますよね。

「ほんまあの先生しょぼい、やる気が感じられへん。」

なんてついつい人のせいにしてしまう事も。

先週飲み会で酔っぱらっていた事もあり色々と弱音をはいていると同級生に熱いお叱りを受けました。ボロボロによってたし完全にうる覚えなんですが(しかも時間もだいぶ経ってるし)おそらくこういう内容だったと思います。

「社会人MBAというのはただ単に先生から知識を習うだけの場所では無い。実務経験の豊富な同級生達からいかに多くの情報を引き出すかに価値がある。自分達の心がけで授業もより価値のあるものにする事ができる。」

自分の小ささに情けない気持ちになりました。猛省。

今後はもっと積極的に授業に参画したいと思います。みなさんに価値を提供できるかわかりませんが。

2009年8月1日土曜日

天竺orブエノスアイレス

Clip to Evernote
1週間の中国出張に行ってきました。お腹は壊しましたが中国でパワーをたくさんもらってきました。

今回は会社のえらいさんと一緒にいっていましたので、ホテルと会社(と足裏マッサージ)の往復ばかりでした。監査で出張なんで当たり前ですが社内が相手。市場をあまり見れないのが残念です。工場を見てもいまいち何を見ていいか分からないし。ってそれじゃだめなんですけどね。

今回、今中国の営業の責任者をいている以前の僕の上司だった人と話す機会があり、中国にきた3年間で、中国に来るまでの26年間で経験した事が無いような大変な事ばかり起こる。といわれていたのが非常に印象的でした。

元上司は日本以外でもヨーロッパで働いていたりと社内の中でもいろんなキャリアを持っており、パワー、行動力、スピード、早寝早起き、せっかちと僕も色々な面で影響を受けた尊敬している人でした。そんな人ですら大変という位、いろんな事が起こるねんなぁという事を改めて思いました。そして具体的な話を聞くと、本当に日本では考えられないようないろんな事があるんですね。ここにはもちろん書けませんが。

また元上司以外にも今現在中国で働く人、以前働いていた人、色々な人と話をさせていただきました。皆さんも同様に様々な苦労をしている。しかしその苦労を乗り越えた人というのはやはり魅力的な人が多いという印象を持ちました。

という事でお約束な結論ですがやはり新興国で働きたいという決意を改めて強く思いました。一皮むけにインドに行きます。

飲んでる時に一緒にいってたえらいさん相手にそんな事ばかり言ってたので、少し道は近づいたかも?人事は酒の席で決まるそうです。ほんまかいな。今の上司が熱心に南米を勧めていたのが少し気にかかりますが。

遠いインドへの道。西遊記ですね。南米だったら母を訪ねて三千里になってしまいますが・・・