2009年8月26日水曜日

モチベーションマネジメント

Clip to Evernote
今年の48冊目

こんなこと書くと偉そうなのですが、僕は「会社で働く人はみんな自分と同じ位やる気があって、前向きにがんばるのが当たり前。」と常々勝手に思っていました。

だから今までは戦略とかマーケティングとか、入れ物としての会社にばかり興味があって、その中身である人に対しての関心が非常に低い、というか全く無い。

けど実際はそんなにみんながやる気満々というわけでは無いんですよね。思い返してみれば、僕も入社3年目位までは全くやる気無かったですし。

ウェルチもイ・ゴンヒも人事、教育に思いっきり力を入れてます。「人は石垣。人は城」と昔の偉い人も言っています。

だからしばらくは人と言う側面に思いっきり意識を振りたいと思います。

■モチベーションに関する問題

・人材こそが企業成長の最大最強の資源である
・従業員の個人目標(各人の欲求充足)と企業組織の機能目的(業績向上)間には多少の利害の衝突がある。
・個人と企業の利害の衝突を調整し有機的に結びつけるものが報酬。これからは報酬としての「モチベーション施策」が重要になる。
・モチベーションクライシス(働く意欲の大暴落)の原因
‐企業の報酬不足。金銭的報酬と地位的報酬。
‐成果主義
‐働く動機ののジェネレーションギャップ「より豊かな生活の為」から「何の為に働くか?」に

■モチベーションマネージャー

・企業はモチベーションファクターを企業内部で作りだしていかないといけない。
・モチベーションマネージャーが自ら報酬を創り出していかないといけない。
・コニュニケーションでモチベーションを高める。
・自分の上司と部下、他部門など組織の上下・横のコニュニケーションが必要
・キーワードは「こわい」「すごい」「すてき」「ありがとう」
・「目標の魅力」×「達成の可能性」がモチベーションの高さを決める

■実践①役割や目標を納得させる為に

・ゴールセッティング効果:目標の明確化
・ラダー効果:上位の目的(仕事の意義)を示す事で業務を意味づける
・リンク効果:業務の関連を実感させる。組織の歯車では無い
・コミットメント効果:意思決定に参画させる
・リクルーティング効果:採用活動に参加させる。考えなおす機会。
・ロールモデル効果:理想の対象者を具体化する。仕事上のヒーロー。
・オンリーワン効果:「個性」「希少性」をくすぐる
・ロールプレイング効果:反対側の立場に立たせる事で組織全体を意識

■実践②部下が何を求めているか

・ライバル効果:競争相手、競争の機会を設定する
・オプション効果:自己選択の機会を増やす。自分で選んだ事はすすんでする。
・サンクス効果:自分の仕事が貢献している実感を持たせる
・スポットライト効果:名前を取り上げる機会を設ける。褒められるとうれしい
・ナレッジ効果:「ポータブルスキル」を意識させる。

■実践③マネジメント

・マイルストーン効果:途中目標を設定する。今やる事を明確化。
・フィードバック効果:客観的な評価を伝える。
・コントロール効果:「変えられること」にエネルギーを集中させる。行動を変える。
・スクランブル効果:成功事例の共有機会を設ける
・マッサージ効果:同じ状況の他者との交流機会を創る。同じ悩みを共有
・バリュー効果:自己の競争優位性を意識させる。自分にしかできない。
・クライテリア効果:判断基準を明確にする。

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