2009年11月30日月曜日

組織設計

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「組織は人材を内部に抱え込み、そこそこ優秀な人材を他部門に提供する」という内容の話がありましたがホントそのとおりだなぁと思いました。

僕が営業から監査部門に異動した時の話。営業から監査部門に良い人材が欲しいと言われた営業部長に一応選んでもらうという形で異動したわけですが、その時思ったのが最初に書いた事。

僕も全くダメな営業といったわけではありませんでしたが、せいぜい中の上か上の下レベル。本当に優秀な人はやはり抱え込まれるんだなぁなんて。

ちょうどその時、気持ち的にダメな時期で、営業での限界を感じていたりして、気持ちを切り替えるうえでも本当にうれしい異動でした。しかもその異動があったおかげでこうやってMBAで学ぶ事ができてるわけですし。

優秀じゃなくて良かったと心の底から思います・・・

■組織分化

・無意識の仮定の上に価値があり価値の上に人工物がある。
・無意識はえたいもしれないもの。
・人工物を価値を反映して作られたもの。また人工物が価値をつくる事もある
・実体は実体としてあるのではなく意味としてある。

※身震いする位、キタと思いましたがちょっと難しい領域。改めて考えてみたいと思います。

■取引費用の経済学

・取引が組織(統合)から市場(スポット)に近づくほどインセンティブ(わからん?)が強まる。組織的な場合は協力、市場的な場合はイニシアチブ(個人の目標達成に重きをおくって事?)

・統合した方が良いケース。
‐取引の不確実性
‐取引の生じる頻度
‐取引に必要な投資の特殊性(関係特殊投資:取引によって得られたキャッシュを取引相手の為に再投資が行うこと)

・ホールドアップ問題:市場取引において取引の弱者は相手が裏切るのではないかという恐れから、関係特殊投資に対して過小投資のインセンティブが生じる⇒統合する事がベストの選択
例)トヨタとデンソー(株の持ち合い、トヨタ会などを通した信頼関係でホールドアップ問題を解決)

・組織設計への適応:分権化が進み市場に近づくとインセンティブが発生しイニシアチブになり投資の特殊性に対する過小投資が起こり協力が失われる??
⇒シナジーの源泉は分権化せずコーポレートで管理するのがベスト(良くわからん事が多いけどここだけわかっときゃいいか?)

例)カンパニーの人事部は最良の人材は抱え込み、そこそこ良い人材を提供する。

■情報システム特性

・垂直的統制:上位から落としこまれる情報(命令)に完全に従って行うマネジメント。トップの高い能力が求められる
・水平的調整:情報を共有することで調整(すり合わせ)を行うマネジメント。現場の高い能力が求められる。
・情報カプセル型:情報が抱え込まれる。あまり無いケース。

・環境との外的適合
‐安定期:垂直的統制
‐中程度:水平的調整
‐激変:垂直的統制

※激変期は水平的と思ってしまったが、結論は垂直的が良い。ゼネラルマネジメントの信越化学の金川さんの時に習った話ですね。身についてないなぁと反省。

・分権的情報システム(水平的調整)は集中的人事管理(幅広いキャリア形成、能力主義人事制度、強い人事部)。現場に高い能力が求められるから。
・集権的情報システム(垂直的統制)には分権的人事管理(幅狭いキャリア形成、職務主義人事制度、強いライン管理職)

・進化型としてハイブリッドな形がある。

授業中に出てきた小倉昌男 経営学。今まで読んだ本の中でよかった本ベスト10にぜったい入ると思う良著です。

しかも過去ブックオフで100円で購入。歴代最高のコストパフォーマンスだったかもしれません。

けど本まとめだす前に読んだ本なんだよなー。また読んでまとめたいと思います。

2009年11月29日日曜日

マーケティングマネジメント

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マーケティング大好きです。

といっても、営業時代に自分のキャリアについて考えていた時、営業として上まで上り詰めるのは嫌やし、そもそも無理だろうなぁなんて思ってたし、営業から歩めるキャリアなんて、マーケティング位しかないなぁという消極的な動機がきっかけなんですが。

まぁ何の因果か監査なんて珍しい部門に異動になって内向きの仕事ばかりしていると、外と向きあう仕事に早くもどりたいなぁなんて心の底から思っているんだすが。

■マーケティング

・マーケティング:企業が顧客との関係の創造と維持を、さまざまな企業活動を通じて実現していくこと

・マーケティングマネジメント

Step1 マーケティング目標の確認:目標は市場シェアか、利益か、ブランド認知の向上か?

※適切なマーケティング目標を立てる為に3C分析など市場環境の分析が必要。

Step2 ターゲット、ポジショニング、コンセプトの設定

・セグメンテーション:市場を上手にわける

・ターゲット:分けた市場のどこを狙うか?誰が顧客かを見極める

・ポジショニング:製品・サービスの位置づけを見極める
例)カップヌードル:アメリカでは具が多いスープというポジショニング

・コンセプト:顧客にどのような便益を提供しようとしているのか?

Step3 マーケティングミックスの策定

・4P

‐Product:製品
‐Price:価格
‐Place:チャネル
‐Promotion:販促

※良いマーケティングは一石二鳥(もしくはそれ以上)ができている。
※良いマーケティングは4Pの補完性が良い

Step4 消費対応、競争対応、取引対応、組織対応:策定したマーケティングミックスについて検討する。できてなかったらStep2に戻る

※3C的視点でマーケティングミックスがうまく機能しているかを検討する。PDCAのチェックみたいなものかな。

Step5 実行と再点検:PDCAのAですね。

今日一番の学びは一石二鳥を狙うって事でしょうか。最近で言うと、大ヒットの「いろはす」。製品のコストダウンをプロモーションと結びつけた良い事例なんじゃないでしょうか。

「大山の美味しい水」なんてつけてたら絶対うれてないでしょうね。

マーケティングに関しては、過去某ビジネススクールのマーケティングを受講したり、ゼミ担当教官から講義を受けた事もあって知識的には問題なしなのかなぁと。

そもそもマーケティングって乱暴にいってしまったらSTPと4P位わかってたら別に他はいらんのかなぁなんて。

もっともっと乱暴に言ってしまったら、めちゃめちゃ想像力が豊かで、なんとなくこんな商品だったら顧客に響きそうだなぁ、なんてわかってしまうスゴい人がいたら、そんな知識さえ要らないのかも?

まぁ、そんな天才マーケターなんて滅多にいないんだろうし、自分は絶対違うんだけど。

某ビジネススクールの講師が最後にいっていた言葉「マーケティングは想像力と創造力」。当時はあんまりピンとこなかったけど、けっこう的を得ているのかもしれません。凡人ができるだけ効率的に、できるだけ抜けもれなく想像力を働かせる為のツールがSTPや4Pなのかもしれませんね。

2009年11月28日土曜日

ブログ部

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本日はブログ部の初会合です。

ブログ部のメンバーとは同じチームになる事もすくなかったりで、現実ではコミュニケーションをとっているようなとっていないような。少なくともブログの話はあんまりした事がない気がするなぁ。

僕の人生の大きな目的として、いかにおいしいお酒を飲むかという事があります。(そんな大層に言う必要ないかもしれませんが)

いろんな人といろんな話をしながらおいしいお酒を飲む。今日はそんな一日になりそうな予感。本当に楽しみです。部長に頭をはたかれそうで心配という説もありますが。

という事で、同級生のみなさんもぜひブログ部に!

2009年11月27日金曜日

TOEIC

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今年の目標の一つTOEIC730点。その目標にトライすべく、昨日TOEICを受験してきました。

目標というのは頑張ったら達成できる位がちょうど良くて、あまりに高すぎる目標は意味をなさない。また高い目標もその目標に向かって頑張るからこそ意味があるのであって、達成する為に努力していなかったら全くが意味がない。

僕にとってTOEIC730点というのはその意味のない目標の代表的な存在です。

今の僕の英語の実力ではTOEIC730点は到底無理。かといってそれに向かって努力するわけでも無い。今回したのはテストを受ける前にチョコレートを食べたら脳が活性化していいんじゃないかと思いそれを実践した位。年に2回会社で行われる恒例の行事に参加する、そんな位置づけになってきています。

しかし、全くがんばって無くても受けないよりは受けた方が良いわけで。

僕も入社以来受け続けている年2回のTOEICと、2年に1回くらい起こる英語勉強ブーム(たいてい1か月くらいで終わってしまいますが)を繰り返す事で500点すら行かなかったTOEICの点数が650点くらいまでは向上したりしていています。これって継続は力なり?

かしこい皆さんの前でこんな事書くのは恥ずかしい限りなんですが。

まぁ、英語も勉強しないといけないという事をリマインドさせるだけでも効果があるのかなぁと思い続けていきたいと思います。

2009年11月26日木曜日

BtoBマーケティング

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マーケティングは興味あるし、心機一転頑張ります。と言ってた割にはその後の発表が気になってあんまり授業聞いていませんでした。

しかも配布資料も無く、どうまとめて良いかわからない状況です。猛省。

復習のレポートもあると言うのに・・・

■生産財マーケティング

・生産財取引の特徴:合目的性、継続性、相互依存性、組織性

・生産財マーケティングは顧客の需要分析、製品開発、販売・販促活動という一連のプロセスは日々の取引活動の中で統合されて展開される。

・生産在マーケティングは顧客層が限定されているので営業担当者の情報収集が重要。

・多面的な顧客情報を得る為に、開発者などとの連携をし顧客情報を収集する事が大事。したがって部門間連携が重要になる。

・戦略的パートナーシップのメリット:開発リスクの回避、取引費用の削減、設備・技術への投資促進
⇒けどもうかっていない。

・標準化戦略と顧客適応戦略

・シェアトップの企業に情報が集まる。

■感じた事

・売上をあげる事と顧客ニーズを収集すること。ふたつの目的を持たせる事は、その午前中に習ったマルチタスク問題にかかわってくる。

・成功している企業でマルチタスク問題を解消し両立させる為にどのような目標管理制度が行われているか非常に関心がある。

・意外と売上目標のウェイトが低かったりして。

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以前、生産財メーカーの開発者と営業の役割について話している時に会話が全くかみ合わない事があった。

僕の考えは営業の役割は商品の持っている価値をいかに減衰すること無く顧客に伝える事。開発者の人は営業の役割は顧客のニーズを聞き出してくるという事。

今回の授業で学んだとおり、消費財と生産財とでマーケティングのやり方が異なる。特に営業の担う役割が全く違うという事だったんですね。納得納得。

2009年11月25日水曜日

組織学習

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おもしろいなー

■SECIモデル

・共同化(Socialization):共体験などによって、暗黙知を獲得・伝達するプロセス
・表出化(Externalization):得られた暗黙知を共有できるよう形式知に変換するプロセス
・連結化(Combination):形式知同士を組み合わせて新たな形式知を創造するプロセス
・内面化(Internalization):利用可能となった形式知を基に、個人が実践を行い、その知識を体得するプロセス

例)発注の上手なパートの人

部下などをつける(共同化)→関数化する(表出化)→システム化し他の部門に応用(連結化)→他の人が習得新たな知恵をつける(内面化)

■組織学習の2つのタイプ

・Exploration(探究):全く新しい知識、発想、アプローチの獲得を目指した知識創造
・Explotation(活用):既知の技術、発想、アプローチの共有と連結から改善を生み出す

・それぞれの類型との関係

‐人材:Exploration(探究)はリスキーな人材が、Explotation(活用)は堅実な人材が適切
‐組織:Exploration(探究)はフラットな組織が、Explotation(活用)は階層的な組織が適切
‐報酬:Exploration(探究)は弱いインセンティブ強度+報奨金、Explotation(活用)は強いインセンティブ強度が適切

■マルチタスク問題

・Explotation(活用)、Exploration(探究)両方の目的を与えるとExplotation(活用)しか行われない。
・短期と長期の目標を与えると短期の目標しか行われない
・従って両者を混ぜてはいけないのでハイパーテクスト型組織をつくる。
・ハイパーテクスト型組織:通常ルーチンを行う階層的なビジネスレイヤーとプロジェクトチームレイヤー

例)中央研究所を作り両者を分ける⇒コミュニケーションが悪くなる
例)シャープのプロジェクト組織

■日本のキャリアシステムの特徴

・知的熟練(よこのキャリア)
・職能資格制度、職務等級制度(たてのキャリア)
・強い人事部
‐人事情報の一元的管理
‐よこ、たてのキャリアの企画、決定における権限を持つ

・キャリア開発の機能:役割とスキルのギャップが価値創造につながる。
例)四角型ペットボトル。不足する能力を補いながら成果を生みたいという熱意+過去のキャリア⇒イノベーション

・補完性の高い仕事への幅広い異動が効率性をもたらす。
・補完性の低い仕事への異動は非効率を生んでしまう。
・一見非合理に見える補完性の低い仕事への異動が価値創造につながる
・複数の職能を経験する幅広いキャリア形成の仕組みが新たな価値を生む:知識結合→価値創造

2009年11月24日火曜日

戦略的マネジメント

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ケースを通して、ある企業の新商品の開発その後の戦略がどのようなプロセスで行われたかを考える。事前のレポートもあったんだけど、中々難しいというか書きにくい内容でした。

実は創発戦略って意味わかってなかったんですよね。習ったっけ?それとも常識?

■戦略的マネジメント



利益の源泉を内、外どちらに置くのか?要因、プロセスどちらに注目するのか?

・ポジショニングアプローチ:5F

・資源アプローチ:RBV
価値、希少性、不完全な模倣性、代替可能性
⇒模倣されたらダメ

・ゲーム・アプローチ
よくわからんけど、得られる利得を最大にするように行動するという事なんでしょうか?

・学習アプローチ:創発的戦略
戦略はトップの意図的な計算に基づく産物というより、大まかな意図が現場の混乱、惰性、成功、失敗に応じて微修正が繰り替えされる過程で創発的に徐々に形を与えられる。

2009年11月22日日曜日

人材マネジメント概要

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新しい授業、人材マネジメント。

働き出してい以来、足軽のように現場で槍もって「エイヤー、エイヤー」とつく仕事ばかりしていた僕にとって、人材マネジメントっていうのはされるものであって全く考えた事もない分野でした。

しかしMBAに来て学び出して以来、企業というのは、器としての組織、それをどこに導くかという戦略も重要だが、その器に何が入っているか、つまり人というのが一番重要なのではないかと思うようになりました。

と考えて時にふと心によぎったのが、長篠の戦い。武田の騎馬隊を織田信長が鉄砲隊の三段撃ちによって破ったという有名な話です。(史実がホントかどうかは知りませんが)

・戦略:三段撃ちVS突撃で織田が優位?
・組織:??
・ヒト(資源):鉄砲という新たな武器は持っていたが武田の騎馬隊とガチで対決したら武田が優位?

という事で人が一番という事でもなく、三者のバランスが大事という事ですね。これが補完性?

長篠の戦いのくだりはわざわざ書くまでもなかったですね。

■人材マネジメント

・戦略、資源、組織の補完性(シナジー)が重要

・戦略
‐コーポレート戦略:ビジョン、事業ポートフォリオ、資源配分、事業・技術開発
‐事業戦略(競争戦略):目標、事業範囲(ドメイン)、競争優位の性質、競争優位のロジック

・資源
‐事業システム:製品・サービス、技術、顧客、組織能力、バリューチェーン
‐支援アクティビティ:財務経理、管理会計、人的資源管理等

・組織(PARC)
‐People:人々、立場、目的、能力、性格など
‐Architecture:組織の境界、組織図、職務編成、ガバナンス構造など
‐Routine:情報収集・伝達、意思決定、業務遂行、業績評価などの手続き
‐Culture:組織メンバーに共有されている価値観、行動規範など

・戦略、資源、組織をどのようにデザインするか?

おもしろそうだしガンバリマス。

番外編を終えて

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昨日から午前、午後とも新しい授業が始まり、季節はまったく違いますがさながら新学期といった雰囲気。講義の内容も興味あるし、なんとなくやる気も出てきたし、気持ちを入れなおして授業を聞きました。

今回からは復習もしっかりしようと思います。まとめはまた追々。

で、昨日は経営戦略の授業の番外編という事で、授業で分析を行った企業について、実際にその企業で働くの経営企画の方を招いてプレゼンを行うという無茶な企画がありました。

自分たちが考えた戦略について現場でまさに戦略を作っている人からコメントをいただけるという、メチャメチャいい機会なんですが、なんと前回発表を担当した僕に名誉あるプレゼンテーターの大役が回ってくる羽目に。羽目にといったら失礼な話なんですが。

意外と小心物の僕はこんな機会滅多にないという楽しみ半分、ちょっと気が重いという気持ち半分。それが昨日の発表が近づくにつれて、嫌やなぁという気持ちで一杯になり・・・発表目前の授業中に下痢ピーになってトイレに駆け込む始末。緊張のあまりプレゼンも出だしは噛み噛みで、まだまだ頑張らなあかんなぁといった感じです。

プレゼン最初のお礼の挨拶とか、乾杯の音頭とかが苦手なんですよね。自分のパターンを覚えてしまった方が良いんでしょうね。喋り出したら意外と緊張忘れるし。

で内容に関して。僕だけではないと思いますが正直言うと前回は少し消化不良というかモヤモヤ感が残ったまま授業を終えてしまいました。

この会社にとって「成長するっていったいどういう事なんだろうか?」「事業環境の変化が起こり顧客に価値を提供できなくなったらどうなるんだろうか?」「そもそも顧客価値を高めるっていったいどういう事なんだろうか?」なんて事が自分の中で全く消化できていない状態。まぁ3か月たって、そんな事すっかり忘れてしまってたんですが。

今回はせっかくの2回目の発表なのでこの企業にとって「顧客価値を高めるっていったいどういう事か?」という事を少し考え、内容微修正してプレゼンを行う事にしました。いただいたコメントは「ちゃんと考えてますよ」という感じでしたが。

その後も全体コメントや同級生のみんなとの様々な質疑応答を聞いているうちに、なんとなく自分の中で理解が深まり、疑問が氷解したわけではないのですが、少なくともモヤモヤ感はなくなった気がします。うまく説明できませんが。

またこれも本当にふと感じた事なんですが、企業で働いて企業の中から自社を見ているからこそ、見えない事や間違う事っていうのもあるんじゃないかぁとも思いました。

自社の強みをより過剰に判断してしまったり、現実逃避的に脅威を過少に評価してしまったり、もちろん今回具体的にそういう事があったというわけではないのですが、なんとなく。

なんか、なんとなくばっかりですね。

とにかくセッティングしていただいた関係者のみなさん。心の底から感謝です。

2009年11月20日金曜日

村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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今年の69冊目。

関心事について、いろいろと考えている内にこの本にたどり着きました。

村上春樹さんはもともと好きで、何冊か読んだんだけど、持ち前の適当読書術のおかげで全くストーリー覚えていない。聞いた話によると、エッセイも結構面白いみたいやし。MBAが終わったら著作一気読みなんてしてみたいねー。

しかしノルウェイの森の映画化ってどんなんなるんだろ。

■ポイント

・コミットメント:関わり、デタッチメント:関わりの無さ

・日本人もできるかぎりは何かにコミットしたいと、潜在的には思っている

・オウム事件や阪神大震災で若者がたくさん神戸にかけつけた事はコミットした事例

・コミットメントとは人と人との関わりあいだけど、「あなたの言っている事はわかる、じゃぁ手をつなごう」というのではなくて、「井戸」を掘って掘って掘っていくとそこで全くつながるはずのない壁を越えてつながるというような物

・ストーリーというのは背後にイメージを持っていなかったら絶対に成立しない。そしてたとえば非常に内的なイメージがあったとして、それを他者に提示しようと思ったら、物語にするしかない。

・体が入っていなく頭だけでつくっているのは「つくりばなし」

・物語というのはいろいろな意味で結ぶ力を持っている。身体と精神とか、内界と外界とか、男と女とか、ものすごく結びつける力を持っている。

・病を癒すものとして「物語」というのは実に大切なことだと思っている。現代はそのような物語を一般に通じるものとしてていじできないところに難しさがあるように思う。各人はそれぞれの責任において、自分の物語を創り出していかねばならない。

2009年11月19日木曜日

続・続 最近の関心事

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今年の67、68冊目。

最近の関心事といえばずばり変わった会社。というのも発表で変わった社内制度をおこなっている企業について研究しようと思っているからです。

という事で面白そうな企業がのってそうな本を2冊ほど読みました。

■面白法人カヤック会社案内

給料はサイコロを振ってきめています。掴みは完璧です。

■なぜこの会社はモティベーションが高いのか?

情報収集。



2009年11月18日水曜日

続 最近の関心事

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今年の65、66冊目。

最近の関心事といえばずばりモティベーション。というのも発表でモティベーションについて研究しようと思っているからです。

という事でモティベーション関係の本を2冊ほど読んだんですが・・・両方とも難しすぎて全く理解できない。

「本を読んで頭に入ってこない部分は、脳が情報を求めていないから自分には必要のない情報なんだ。」という自分勝手な理論に基づき、適当な読書ばかり行ってきていましたが、この2冊の本は両方とも全て頭に入ってきませんでした。

軽い情報収集の読書と勉強の為の読書って完全に質が違うんでしょうね。

モティベーション理論については、少し突っ込んで勉強しようと思います。12月はモティベーション月間です。

・ワークモティベーション
・働くみんなのモティベーション論



2009年11月17日火曜日

最近の関心事

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今年の63冊目、64冊目。

最近の関心事といえばずばり中国。というのも修論を中国で成功している日本企業について研究しようと思っているからです。

という事で中国関係の本を2冊ほど読んだんですが・・・両方とも読んでかなり時間がたつので全く覚えてない。もったいない事したなぁ。

■中国で成功するマーケティング

・中国市場攻略のカギは「パワー生活者」の攻略

・パワー生活者とは世帯月収が月6000元(年収100万)
⇒年収100万というのは野村総研の1万ドル世帯という定義と同じで興味深い

・中国は都市による違いも非常に大きい

・世代間のギャップも大きい

※中国では一人っ子政策で育った子供たちが成人し、一人の収入で6人養う「逆シックスポケッツ」というような状態になるんじゃないかなぁと思いました。

■ブランディング・イン・チャイナ

・先進国の市場でのブランド価値を保有するブランドを使い、中国で生産を行うことにより、生産費用削減分のマージンを獲得する事ができる

・日本企業では製品と流通に主眼がおかれブランドはそれに服する役割を果たしてきた。製品があって、流通があって、次にブランドがくるのであって、製品に見合ったものを生産しようという発想ではない。

・日本企業が日本でマーケティングを行うのと、刻々と変化するマーケットで事前に知識のない消費者、地元や欧米の競合、流通相手に販売していくのではブランドの持つ意味が異なる

・中国市場における日本のブランドの最大の問題は市場を面で迅速に押さえていく戦略がとれていないこと。巨大な市場をどのように攻めるかという戦略が欠如している。

・たくさんのブランド群の調整をつけず、ただでさえプレゼンスの小さいブランドの勢力が、ますます分散しているから欧米ブランドにくらべて規模が小さくなっている。

・日中のブランドの使い分けは良くない。階層化が進んだ中国市場で高所得者層と大衆層にいかにブランド浸透を図るかを日本市場とあわせて考えるべき。

・中国でのブランド展開のカギは、小売業のパートナーを構築すること。

・強いブランドを構築して初めて、強い小売と対等なパートナーシップを作る事ができる。

・日本企業はコミュニケーションべた。中国はいくら良いものを作っても手にとってももらえないくらいモノが氾濫しているマーケット





2009年11月16日月曜日

中間発表

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あまりにさぼってたからブログに書きたい事が恐ろしいほどたまっている。まぁたまってるなら更新しとけって話もあるんですが。そして先送りしていた課題も溜まりまくり・・・

という事で気楽に良い話から。

昨日授業で1月の発表に向けた中間発表があり、中々の高評価をいただきました。

まぁ今回は良い素材に塩ふって出しただけという状態。もちろんその塩加減は絶妙だったと思いますが。もちろん、最終結果はこれからの調理次第だと思いますのでがんばります。

現時点でも色々と自分にとって得る事ありまくっているんですが、それはまた後日という事で。

今回のチームは4つのタイプわけで言うとプロモータータイプぞろい。勢いも非常にあり打ち合わせも盛り上がるけどとにかく計画性が無い。だいたい打ち合わせの最後は、まぁなんとかなるやろうみたいな感じで終わってしまいます。

チームのコンセプトはとにかく楽しくやろうという事。面白いテーマで面白い会社にいってみんなで楽しみながらしようという感じでやっております。人間は楽しんでいる時一番パワーが出るんではないでしょうか。そして楽しいという一線も越えたときフロー状態に入る。

先週の発表後、飲み会も当然楽しもうという事で、ガンガン飲んでいると、フロー状態に入ってしまって・・・

結局、大阪からタクシーで自宅まで変える羽目に。こうやってチームの結束が高まっていくんでしょうね。嫁さんとの結束は弱まっていきますが・・・

2009年11月15日日曜日

モティベーション

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昨日、同級生でもありブログ部の部長でもあるリコヤンさんに、「大丈夫?MBAやめるの?」なんて聞かれてしまいました。

そんなにやる気無さそうに見えるのかなぁと思い猛反省。他にも「つじさん久しぶりに見た」などという声もあったようです。

しかし、昨日は良い事があったのでモティベーションがいい感じに復活気味です。人間げんきんなものですね。

また、昨日はその他多くの同級生に「めちゃめちゃ太った」とか「あごブクブクやで」などなど罵詈雑言の数々。

こちらは完全に否定できません。現在体重3キロ増。がんばってダイエットします。

2009年11月10日火曜日

リズム

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中国から帰ってきて約1週間。今日からまた金曜まで監査で出張です。国内なのでまだ楽ですが。

いやぁ本当にこの1週間は中だるみというか骨抜き状態でした。

ご存知のとおりブログも全く更新無し、本も一冊位しか読んでないし、予習、復習もなし、あと早く寝ても全く早起きできませんでしたし。

なんとかリズムを取り戻そうと思います。

まずはブログから!ですね。

2009年11月5日木曜日

トップの意思決定

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中国から帰国後、体調が非常に悪くブログの更新も滞っておりましたがぼちぼち復活しようと思っています。

来週は横浜出張、来月はベトナム出張が控えており体調崩している暇なんてありません。授業も休んでいる間に発表や公開授業があり、楽しそうなイベントに出そびれて残念といった感じです。会社の同期も見に行ってたみたいやし。

ところで中国出張。中国の子会社の総経理(社長)が様々な問題に対処している姿を見て、トップって大変なんだなぁと思いました。特に海外は日本と違いいろんな事が起こるし。

様々なリスクを想定しながら、結局最後は自分がどうしたいかという事で意思決定しないといけないんだと思いました。

がんばろ。