2009年9月30日水曜日

成功とは成功するまで続けること

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松下幸之助
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自分の最大の欠点は継続力がない事。

僕がMBAに行くと聞いた中学からの友人はまず最初に一言。「何か月であきらめるかな?」

付き合いが長いだけあって良くわかってるなぁと思いました。中小企業診断士も逃げたしね。

「成功するまでし続ける」気持ちを持つことはもちろん、「成功するまでし続ける」事ができるシンプルな行動まで落としこまないといけないですね。組織の場合は特に。

まとめて本まとめ

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今年の59冊目~62冊目。

本まとめが追い付かずまとめてまとめます。なんか忘れてる本ありそうやなぁ。

本は10冊同時に読め!

中々きつい表現が多かったですが、書いている事はまぁ納得。いろんな本を同時に読むことで一つの物事をいろんな側面から考える事ができるというのはすごく共感できました。

読書メモをとるひまがあったら読書しなさい。と書いてあったので今回はまとめ省略する事にしました。

この「社則」、効果あり。

おもしろい社則を採用している会社を集めた本。情報収集。

先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった

情報収集。

グローバル・マーケティング入門

これは本当はまとめないといけない本なので、改めてまとめます。読んだ事を忘れない防備録。







2009年9月29日火曜日

コーチング最後の授業

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今年の目標の一つである「感情的に怒らない」。

目標だけはたてたものの定量化しておらず、何もしないまま9か月が過ぎさっていました。しかし、この講義を受けてこの目標に対して少し光明が見えてきた気がします。

実は外では非常に温厚(?)な僕ですが、お恥ずかしい話、家庭では非常にわがままで些細な事で嫁や子供にキレてしまいます。

例えば、家に帰ると嫁がビール冷やすのついうっかり忘れいて、1本もビールが冷えていない時ってたまにありますよね。

僕は家に帰ってビールが冷えていないと100%怒りのスイッチがオンになってしまうんです。夫婦喧嘩の原因ランキング第一位は間違いなくビールが冷えていなかった事。それくらいのピンポイントのスイッチです。

「ビール冷やす事位もできへんのか!!」的なひどい罵声を浴びせる事も。ホント最低な旦那です。ビールが無いなら別のお酒飲めば良いのにね。

そして先日、家に帰り冷蔵庫をあけると、な・な・なんとビールが冷えていない。煮えたぎるはらわた。つい口から出そうになる罵声。

しかしふと思いだす。ついに来た、これはコーチングを学んだ僕に課せられた大きな壁。コーチングの神様が僕に与えた卒業試験。雰囲気ジャッジメントデイ。

「コラーッ!」という言葉をぐっと飲みこみ。発した言葉は「ビール冷えてへんよ。」

いつものパターンを予測してか顔をこわばらせる嫁。僕の口から出る次の罵声に備える。そんな雰囲気が漂う。

そして僕が発した次の一言。「ビール飲みたいから、コンビニ行って買ってくるわ」怒られた事を予測していた嫁は拍子ぬけしたのか安堵の表情で「ごめんね」と言い財布を差し出す。財布を完璧に握られているつじ家。こんなに気持ちよく財布を差し出されたの初めてです。

いつもは第三のビールしか飲んで無いのに、どさくさにまぎれてプレミアムモルツを購入。おいしい晩酌を楽しみました。いやー最高。

という事で、ほんと小さい事ですが自分なりに成長を実感しました。こりゃコーチングの神様の卒業試験「優」間違いなしっすね。

■アクノレッジメント:承認

・コーチングとは人をA地点(現状)からB地点(ゴール)へと導くこと。アクノレッジメントを効果的に行う事が大事
・アクノレッジメントの意味。その人がそこにいる事に気がついている。それを相手に伝える事。
・子供のかくれんぼ。隠れきるのでは無く見つけてほしい。大人も同じ。存在を認知されたい。

・アクノレッジメント(承認)は3種類ある
‐存在承認:上記定義に基づく承認。存在にきずき伝える事。
‐成果承認:褒める
‐成長承認:目標に対する達成度を伝える

・仕事における存在承認の仕方:あいさつ、ホウレンソウ、変化に気づく、仕事をまかせる、名前で呼ぶ、覚えている、知っている、アイコンタクト
・「大事なのはしゃべる事では無く観察すること。口を使うのでは無く、目をつかう」バレンタイン監督
・アクノレッジメントが上手な人。小さなサプライズがうまい人
・存在承認が不足すると、攻撃的になるかひきこもる

■コーチングポイント

・コーチングプロセス:現状な課題→理想の状態→ギャップを埋める
・関心を持って聞く
・オープンクエスチョンを多用する
・アクノレッジメントする
・チャンクダウン。塊をほぐす
例)楽しかった。→どんなところが楽しかった?
・実際のコミュニケーションはスライドアウト(横滑り)が多い
・フィードバックは軌道修正のため。
・自分のストレスが高い時にできるかどうかがポイント

■コーチングとリーダーシップ

・コーチングだけで仕事はできない
・上司と部下のコミュニケーションはコーチングが全てでは無く、単なる武器の一つ

2009年9月28日月曜日

エッセンシャル管理会計

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今年の58冊目。ダブルカウントがあり、2冊減っております。

今回始まった管理会計についての授業。管理会計について全く知識がなかったので授業が始まる前に基礎知識をつけるため一応読んでみました。

読んでみると普段会社で行われている当り前の事ばかり。おそらく社会人経験の無い学生向けに書かれた本という事もあるのでしょうが。もちろん業務に直接関係ない原価計算等全く知らない事もありましたが。

管理会計について学んだ事ないけど、管理会計って会社のいたるところにあふれていますもんね。

と仕事と密接な関係のある管理会計。授業とても楽しみです。

2009年9月27日日曜日

ザ経営戦略

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超有名教授による経営戦略の講義。

休講になった1コマを有効に使おうと、クラスの有志が直接お願いしてくれて実現しました。久々にのんびりしようと思っていた僕と、みんなの為に講義を開こうと動いてくれたクラスメイト。この差は埋めがたいほど大きいなぁ。

あっという間の1時間半。脱線に次ぐ脱線。企業の話より戦争の話の方が多かった気がしますが。

「わからない時に意思決定するのが戦略」これが最大のポイントだと思いました。

話を聞いていて思ったのはわからない時に意思決定する為に理論を学ぶ事はもちろん大切。しかしもっと大切なのはわからない時に意思決定するという非常に不安な事を決める覚悟を持てるかどうかじゃないかなぁと思いました。

それを歴史から学べって事なのかなぁ・・・などと色々考えさせる深いお話でした。

■経営戦略とは?

・マネジメントと経営の違い。経営は構想を練る。マネジメントは人を意のままに動かすという事。
・経営戦略とは?企業の能力と環境のチャンスとのマッチング。能力をつくるには準備が必要。チャンスを見つけるには良い眼が必要
・「正しい/間違っている」と「上手/下手」のマトリックス。一般的には間違った事を上手にするのが最悪といわれるが、どの組み合わせでも悪くなる可能性があると答えるのがMBA流。
・戦略の間違いは後でわかる
・Strategy is easy, operations are difficult それができる人をつくるのにどれだか時間がかかるか、どこまでアウトソーシングできるか?
・論理的に正しい戦略の選択が良い結果をもたらすとは限らない
・利益は出ないがここで必死にやらないと会社が弱くなるという事もある

■日露戦争と太平洋戦争から学ぶ戦略論

・日露戦争は戦略があった、太平洋戦争は戦略がなかった。
・日露戦争の戦略は勝ったふりをして講和に持ち込むこと。
・西郷従道の設備購入。国会で腹を切るという覚悟
・秋山真之の選択と集中。
・東郷平八郎。ツキがあるけどバカ。しかし自覚のあるバカだから、大事なことは相談する。
・パールハーバー。間違った事を上手にした例。戦艦ではなく航空母艦をたたくべきだった
・戦艦大和。品質がよすぎて使えない
・ミッドウェー海戦。航空母艦4隻、全艦載機喪失、パイロット不足に

■顧客価値

・孫子曰く「敵を知り己をしれば百戦あやうからず」。経営戦略はもっと難しい。自分と敵以外に顧客がいるから。
・価値は顧客を想定しないと考えられない。
・ミスタードーナツの価値。男性の目を気にせずに甘い物をたくさん食べれる事。→男性が入ってこないような店づくり

■戦略的選択

・戦略的選択の難しさ
‐情報も知識もない時に選ばなければならない
‐間違う可能性が極めて高い
‐リーダーは確信を誇示せねばならない

・部分的無知の下での選択
・根拠を説明できるようになってからでの選択では遅すぎる、しかし確信は必要
・このような選択で革新を持つには
‐ひたすら考える、反対に反論する弁証法 
‐足腰を鍛える
‐戦略実行の柔軟性
‐未来は予測できないが創ることはできる
‐知性と教養

・反対者は非常に重要、反論に備えて考える、逆境でやる気が起きる

■戦略

・戦略の機能
‐現場の人々に判断基準を与える
‐能力形成の方向を示す
‐解決すべき問題を示す
‐現場のベクトルを合わせる

・良い戦略の条件
‐良い戦略は単純である:優先順位が明確、選択が行われている
‐良い戦略には驚きがある「まさか」:新しい気づき、無理
‐良い戦力には納得性がある「なるほど」:人を動かす、確信が持てる

2009年9月26日土曜日

褒められて伸びるタイプなんですよねぇ・・・僕って

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今週はブログの更新もままならない、という最低な状態ですが色々いい事ありました。

シルバーウィークで実家に帰った時、ブログを見て良かったと言ってくれた父。ブログの文章を印刷して親族一同の前で朗読された時は閉口してしまいましたが・・・

本日のコーチングの授業で更新がないとさびしいと言ってくれたクラスメイト。コーチングの親子の会話、良かったですよとも言ってくれました。ほんまうれしかったです。

このブログもいろいろな人に見てもらい、またほんの、ほんの少しは良い影響を誰かに与えれられてるのかなぁなんてうれしく思います。

「他人に良い影響を与えたい。」僕は人生においてそういう目標も持っています。定量化もしづらいし、普段仕事や勉強に追われて忘れがちになりそうな目標ですが、魅力的な人になる事って一番大事だと思います。

少しでも目標の自分に近づけれるように、がんばっていきたいと思います。

しかし最近がんばろう!という発言が多いなぁ・・・

2009年9月25日金曜日

コーチング

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試験前に部屋の模様替えをしたくなる事ってなかったですか?そんな気分の5連休でした。

相当遅れてますが、先週の復習を今日から開始します。コーチング、ゼミ、先生の経営戦略、管理会計とよりによって盛りだくさんです。

さてコーチング。今回から鈴木さんの講義でした。とてもたのしかったです。って小学生の作文かいな。

■ポイント

・人間が1分にしゃべれるのは150語それに対して理解できるのは600語。話を聞いていると脳に余裕が生まれて脳が散歩にでかけてしまう。
・受動態で話を聞くのは辛い。能動的に聞くと面白い
・大事なのは興味、関心を持つこと→わかった気にならない
・ほめる=前進への促し。叱る=挽回への励まし。怒るは感情的
・怒る時は怒るスイッチが入り、怒るプログラムが働く。自分が何に反応するかを知っておく。
・コミュニケーションコストを考える。今少し時間をかける事が長期的にみたらコミュニケーションコストの削減になる事もある
・反応では無く対応する。感情ではなく思考で動く
・人は+の追及と-の回避で動く
・人を前にしたあなたについての質問をする。


■質問について

・オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン。オープンクエスチョンは引き出す。クローズドクエスチョンは確認する。

・オープンクエスチョンは限定クエスチョンと拡大クエスチョンがある
‐限定クエスチョン:いつ?どこ?だれ?
‐拡大クエスチョン:なに?なぜ?どのように?

・なぜは否定的に聞こえるので注意が必要。回避のポイントは下記の通り
‐興味を持ったように聞く
‐なぜ?ではなくなに?に置き換える。客観的に見れる
‐2人称ではなく3人称で聞く

・ありがちな会議。やったのか?なんでやってないんだ?の繰り返し
・拡大質問は負荷を与える。答えやすい質問から始める
・クローズクエスチョン→限定クエスチョン→拡大クエスチョンがセオリー
・素材を集めてから考えさせる
・どう質問するか?どういう順番で質問するかで引き出せるものが違う
・コミュニケーションで大事なのはセットアップ。このコミュニケーションでどういう風にしたいかを伝える。会議は特に重要

2009年9月24日木曜日

リズム

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連休って仕事がないのでいろんな事できそうだけど、普段のリズムが崩れて全く何もできない事もありますよね。

色々と最悪な5連休でした。意志弱し。

しかし最高の5連休でもありました。楽しかった~。

復習も未着手。明日からリカバリープランがんばります。

2009年9月22日火曜日

この世に生き残る生物は、最も強いものではなく、最も知性の高いものでもなく、 最も変化に対応できるものである

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ダーウィン「進化論」
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本当はダーウィンじゃないという説もあるようなのですが、まぁそんな事はさておき。

どうやったら企業は生き残れるのか?なんて事を色々考えている時、行き詰ってビールを飲んで、へべれけに酔っぱらって、現実逃避でみていたYoutube。珍獣ハンターイモトがガラパゴス諸島に行った行ってQを発見してついつい見てしまいました。

そんなの見てる場合?という説もありますが、日本のガラパゴス化について考えようと思いまして。

恥ずかしながらガラパゴスって南アフリカの東にある島だと思っていました。あれってマダガスカルだったんですね。ばれなくて本当に良かった・・・

2009年9月20日日曜日

読書について

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読書の秋ですね。

最近本読むの早いですねーなんて言われること非常に多いので、今回は読書について書きたいと思います。そんなことしている暇あるのか?という説もあるのですが。

他の人の本の読み方しらないので何とも言えませんが、おそらくちゃんと読んでません。ぼーっと考え事していて2、3ページ意識が無くても決して振り返ったりしません。読んでる人がぼーっとなるようなページはどうせロクな事書かれていないと割り切ります。おもしろくなさそうだなぁと思ったら章ごと飛ばすなんて事も。

読む時間にもそんなにはかけていません。通勤、通学の電車の中と朝、会社について仕事がはじまるまで、会社の昼休みくらいなので1日1~2時間位です。そう考えると職場の人とのコミュニケーションはまったくしてませんね。自宅で本を読むのはなんか苦痛です。トイレや風呂場以外では。一番はかどるのは間違いなく電車の中です。

以下、僕なりにやり方まとめてみました。こうやって整理してみると、最近は難しい本を結構読んだので読書スキルが向上してる気がします。

■読み進め方

・帯や前書き、後書き、目次などを先に読んでおき何がポイントか理解しておく。

ポイントが把握されることで読まないといけないところが明確化し、緩急つけれるようになります。ポイントに対するレセプターが開き、情報を受け入れる状態をつくっておく事が重要だという事でしょうか。

また章末にまとめがある本も多いので、難しい本だとそこを先に読んでから章を読みだすなんていうのも良いですね。

・本の体系を理解する

これは最近覚えた技です。簡単なビジネス本とかなら必要ないのですが、分厚い難しい本を読んでるとこの章が何の為に書かれているのか忘れてしまい理解できなくなること、迷子になってしまう事ってかなり多いです。

まえがき等に、「1章は○○について、2章は××について・・・書きました。」なんて書かれている事、結構多いので章の変わり目にそこを読みなおすと迷子にならなくなります。表紙の裏にツリー図等で章立てを構造化しておくとより良いです。

・蛍光ペンでポイントはマーカーしながら読む。思いついたこと、考えた事を書き込みながら読む

できたら蛍光ペンとボールペン両方用意して読む。けど電車で2本用意するのは面倒な場合なんかは濃い色のマーカーだったら一応字を書いても読めるのでお勧めです。ポストイットも面倒なので端を折る方が楽だと思います。

・この本は難しすぎる!と思ったら同じ作者が書いた、または同じような内容で簡単な本をまず1冊読む

これも最近習得。全く知識がない分野の本って言うのはどうしても読むスピードが落ちます。いきなり難解な本に挑むのではなく基礎知識を入れておくと少しは楽になります。

・本に書かれている事を試す

自己啓発本なんかで良く「〇○してください」なんてありますよね。そういう時は時間もったいないとかめんどくさいなんて思わずに実際試してみる。試さないと本に使った時間が全部もったいなくなる事も。僕の場合も本で書かれている事をいろいろと試し続けて今の自分がある。本当にそう思います。

・マーカー引いたところ書き込んだ事を読み返しポイントをまとめる

これが最大のポイントだと思います。

読み進め方なんて人それぞれなのでどうでも良いですが、本読んでも絶対に内容忘れてしまいます。「ノルウェーの森」なんておそらく5回くらいは読んだけど、ストーリー全く覚えていません。

昨日の大先生の講義で、「読書ノートを読み返すと・・・」という発言がありました。読書の達人の大学の先生もやはり読書後はアウトプットしている。妙にうれしい気持になりました。

当たり前ですが、小説はそんなこと考えずに読んでます。

■読書についての本で読んだ本

本について書かれた本も結構読みましたが、印象に残っているのは以下の本です。

レバレッジ・リーディング

この本は読書に書かれた本のなかでは秀逸だと思います(覚えてないけど)。特に最後をまとめる。ことばをおごる(内容を人に伝える)など、このブログで本をまとめだそうと思ったきっかけのような本ですね。

しかし本棚探しても見つからない。どこいったんだろう。

あなたもいままでの10倍速く本が読める

フォトリーディングについて書かれた本。(フォトリーディングについてはこちら)なんどかこのやり方で試みましたが、すぐにやめてしまいました。ただ、ポイントを理解してから読みだすなど結構参考になった点もありました。

本は10冊同時に読め!

この本はまだ読んでいないのですが、前から気になっていたので今買いました。

あとまずは1分野30冊読めという本もあって、なるほどと思ったのですが誰が書いた本か忘れた・・・

■ブックオフ100円作戦

余談です。

最近は本を指定される事が多いのでやってませんが、以前はブックオフで100円になっている本の中から興味ありそうな本を片っ端から買う、という財布に優しくエコな作戦をよくしていました。

100円になってる本って「全く売れない本」と、「いっぱいでまわっているいわゆる古めのベストセラー本」の2種類があるので意外と名著があったりします。稲盛さんの実学、ヤマトの小倉さんの経営学等感動した本ベスト10に入るような名著も100円で買いました。

100円だからつまらなくてもすぐやめれるし、書き込んでも、風呂場で読んでくちゃくちゃになっても悔しくないのでお勧めです。

それではせっかくの連休なので読書にいそしみましょう。(ウソ)



2009年9月19日土曜日

コークの味は国ごとに違うべきか

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今年の59冊目。

6月に面白そうだと思って買ったものの、タイトルとは違い内容は結構難しく途中で頓挫。先生より勧められて再度読みすすめ、やっと読み終わりました。

「フラット化する世界」と言われるが、世界はまだまだフラットになっていない。タイトルにもあるようにコーラも住む人の趣向に合わせて国によって味が違うし、冷蔵庫もドイツでは肉を入れるスペースが大きいものが好まれ、インドでは匂いの混ざらない機能のものが好まれる。世界はフラットでは無く違いだらけだ。という内容です。

なんとなく書いてある内容はわかりましたが、もう少し読み込みが必要です。

大学時代「教科書を20回読みなさい」と言われている先生がいました。さらっと読むだけなら1回で良いんでしょうが、知識をしっかりと身につける為には繰り返し学ぶ必要がありますね。

とても大切な本になるかもしれませんので、今後詳しくまとめていこうと今は思っています。

ちなみにフラット化する世界も併せて買いましたがこれも全く進んでおりません。これはしばらく読み機会なさそうやなぁ。

■世界はフラット化していない

・グローバル化は進んで、国ごとの差異はなくなってきているが、今だに大きな差異が残っている。セミグローバリゼーションな状態。
・世界を単一な市場としてみるわけでなく、国ごとの差異に注目して国際的な事業展開を行い利益をあげる為の本。

■世界で成功するための5つのステップ

1.業績の評価

・グローバル化がうまくいっているかどうかを評価する
・地理的な側面で業績を分解する事が必要
・国際的な売上高や成長率や会計上の利益ではなく、価値を重視した視点をとる事が大事
・グローバリゼーション・スコアカードの活用

2.業界、競争力の分析

・クロスボーダーでの業界と競争力の分析に関する九つの質問

①上位3社から5社の売上高が占める割合:上昇しているか?
②業界首位の企業や、業界内の順位、シェアの変動:明確な業界トップ企業はあるか?激しく入れ替わっているか?
③世界総生産に対する国際貿易の割合、総固定資本形成に対する海外直接投資の割合、国際間の合弁や戦略的提携の割合:国際統合の標準的な尺度がどうなってるか?
④クロスボーダーでの標準化:進んでいるか?
⑤実質価格の下落:生産性向上のノルマにどんな影響ある?
⑥業界の収益、経済的価値:国ごとに収益性がどれだけ異なるか?
⑦収益性の規模の関係
⑧納入業者、競合他社、協力企業、買い手の間における経済的利益の分配:お金はどこへ流れているか
⑨広告・マーケティング、研究開発、労働:どれが業界では大きいか?

3.差異の分析:CAGEな隔たりの枠組み

・セミグローバリゼーションは国ごとの差異に注目する
・国ごとの差異の度合いを分析するのがCAGEの枠組み
・差異を測るのが隔たりという尺度
・C:Cultural(文化的)言語、民族、宗教、価値観、など
・A:Administrative(制度的)法律、政策、政治、など
・G:Geographic(地理的)距離、国境が接しているか、時差、気候、交通・通信のインフラなど
・E:Economic(経済的)貧富の差、所得、天然資源、資本、インフラ、情報など

4.戦略オプションの策定:AAA戦略

・差異をどのように扱うか→AAA戦略
・Adaptation(適応):現地市場へ対応する。多様化
・Aggregation(集約):規模の経済を活かす。標準化
・Arbitrage(最低):差異を活用する。安い労働力の活用など。絶対的経済性

5.価値の評価:ADDING価値スコアカード

・Adding(付加)価値スコアカードで戦略オプションを評価する。
・グローバリゼーションは価値に着目して評価するのが重要
・ADDING価値スコアカードの6つの構成要素の観点から分析するのが有効
・A:Adding Volume(販売数量/伸び率の向上)
・D:Decreasing Cost(コストの削減)
・D:Differentiating(差別化、支払意志額の向上)
・I:Improving Industry Attractiveness(業界の魅力の向上)
・N:Normalizing Risk(リスクの標準化)
・G:Generating Knowledge(知識(およびその他の経営資源)の創造と応用

2009年9月18日金曜日

モチベーションカンパニー

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今年の58冊目

以前読んだモチベーションマネジメントと同じリンクアンドモチベーション社長小笹さんの本。

モチベーションマネジメントでは部下と上司の間のモチベーションをどうあげるかという内容だったが、この本は会社全体のモチベーションをどうあげるかといった内容でした。おもしろかった。

久しぶりに借りた本で読んだので、マーカーできないので非常にまとめるのに時間がかかってしまいました。

けどマーカー塗ってると見直した時にそこしか読まないから、実際どっちが良いかは比較難しいですね。効率をとるか理解の深堀をとるか・・・

今は間違いなく効率やなぁ。


■モチベーションクライシス

・組織目的の達成と個人欲求の充足をどう結びつけるか?
・モチベーションのメカニズム:目標(報酬)の魅力×達成(獲得)可能性
・「金」や「ポスト」など報酬の原資が減少し、報酬の魅力を出せていない事が課題

・価値観の変化により「金」と「ポスト」→「人生における目的や意味」「精神的な豊かさ」
・「組織の目標達成」と「個人の欲求充足」をつなぐ新しい報酬の自家発電方式「コミュニケーション報酬」が必要に

■モチベーションファクター

・Bird's View:会社と仕事に対するWANT

①会社基盤:将来の安心を担保したい
②理念戦略:理念に共感したい
③事業内容:事業に意義を求める
④仕事内容:仕事にやりがいや意味を持ちたい
⑤組織風土:自分の思考と風土を一致させたい
⑥人的魅力:魅力ある人と一緒に働きたい
⑦施設環境:仕事しやすい環境が欲しい
⑧制度待遇:納得感のある評価、待遇を求める

・Insect's View

‐マネジメント:直属の上司に対するWANT
⑨情報提供機能:社内外の情報をわかりやすく伝えてほしい
⑩情報収集機能:自分や自分の仕事に関心を持ってほしい
⑪対象選別機能:基準を明示し、公平に評価してほしい
⑫動機形成機能:動機付けに心を配ってほしい

‐ワークステージ:職場に対するWANT
⑬顧客指向性:顧客の声を重視したい
⑭目標達成:目標をもちそれに向かって頑張りたい
⑮意欲相乗:メンバー間で相互理解し、仕事の連携をよくしたい
⑯業務効率:効率性を重視して仕事を進めたい

■4EYES

・モチベーションファクターを「重視しているか」「満足しているか」でわける。
‐重要度高×満足度高 Inter Link→強み、会社への求心力
‐重要度高×満足度低 Ice Block→弱み、病巣
‐重要度低×満足度高 Idle Line
‐重要度低×満足度低 Ink Blot

■モチベーションポートフォリオ

・思考行動特性:どんな判断基準に基づき行動するか
‐ドライブ欲求、ボランティア欲求、アナライズ欲求、クリエイト欲求

・職務指向特性:どんなタイプの仕事を指向するのか
‐ゼネラリスト指向、スペシャリスト指向、ハンター指向、ファーマー指向

■企業組織の4つのモード

・企業は規模や業種に関わらず、モードによりある程度同じようなモチベーション症例に悩まされる

①試行モード:新しい事業を軌道に乗せるため試行錯誤を繰り替えす
‐事業課題:新規顧客の獲得とビジネスモデルの確立
‐モチベーション症例

②拡大モード:ニーズの急増に対応するため一気に事業規模を拡大
‐事業課題:顧客基盤の拡充と商品サービスの標準化
‐モチベーション症例:業務過多疲弊症、業務プロセス属人症、マネジメント不全症、経営トップ依存症、判断基準喪失症

③多角モード:新市場への進出や新商品の提供を行い派生事業で多角化
‐事業課題:旧事業の差別化と派生事業への進出
‐モチベーション症例:組織ルール硬直症、既存事業疲弊症、全社視点欠乏症、マネジメント画一症、アイデンティティ喪失症

④再生モード:市場の成熟を受けて旧事業のリフォームを行う
‐事業課題:顧客の取捨選択とビジネスモデル再構築
‐モチベーション症例:既決感蔓延症、セクショナリズム横行症、顧客視点欠乏症、組織ルール形骸症、コミュニケーション閉塞症

■4つのマネジメント施作

①サービス変革:外部環境の変化から商品やサービスの内容や提供の仕方についてほウコン転換が必要

②ルール変革:各モードに適した組織の在り方を実現する為のルールの切り替えが必要

③コミュニケーション変革:制度だけでなく、トップと現場、職場どおしのコミュニケーションのあり方が重要

④ヒューマンリソース変革:各モードで異なる人的資源のスキル、モチベーション特性のバランスへの対応

・試行→拡大:定式化のマネジメント
‐サービス変革:商品やサービスの標準化
‐ルール変革:複雑性の縮減
‐コミュニケーション変革:トップと組織内のコミュニケーションを担う管理者の強化
‐ヒューマンリソース変革:管理者の強化、新規入社者の早期戦力化

・拡大→多角:多様性を束ねるマネジメント
‐サービス変革:旧事象とのシナジーによる新事業、旧事業の高収益化
‐ルール変革:多角に対応した分化
‐コミュニケーション変革:アイデンティティの構築
‐ヒューマンリソース変革:機能の調達

・多角→再生:破壊と創造のマネジメント
‐サービス変革:顧客にとっての機能(ベネフィット)に沿った選択と集中
‐ルール変革:顧客志向の醸成、権限の逆転、再配分
‐コミュニケーション変革:情報流の逆転。現場から
‐ヒューマンリソース変革:管理者の意識変革。顧客志向、目的志向、積極姿勢、全体最適指向

2009年9月17日木曜日

キリン・トヨタ

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ついついコーチングの話ばかりになりがちですが、こちらも大事です。いっぱい有価証券報告書読んで、いろんな企業の戦略を沢山見て、自分の考えをアウトプットして、少しずつでも経営戦略に対する力をつけていく。

量をこなすって非常に大切だと思います。漢字の書き取りや100マス計算みたいにね。

■授業の目的

・目的はIRの資料から会社が何をやろうとしているかを読み取れるようになること。そして今後自分が戦略立案する時に役立てる。
・レポートは具体的に、定量化する。
例)リストラする。どれくらいリストラする?企業価値がどうなる?それによっておこる問題をどう解決する?

■キリンのケース

・グローバル化。アジア進出と明確化。
・国の違う会社との統合をどううまく行うかが今後の課題
・内部の強みを複数の事業で活用する組織運営、ホールディングス化
・医薬事業とビール事業のイメージ。→酒は百薬の長でしょ!
・かなりイケテル。

■トヨタのケース

・世界一をとるという目標の達成のために設備投資を行いつづけ、生産余剰が起こった。
・EVAの落ち込み。ヨミ間違いか?戦略の過ちか?→違いがいまいちわからん・・・
・FCFマイナス。いつ回収するか?トヨタにとって短期的なFCFのマイナスはどっちでも良い
・FCFのマイナスは金融事業の債権増。
・トヨタはグローバル企業では無い?
・新興国進出が大きな課題。国別のポートフォリオで見た場合、魅力が少ない。

なんか特に何も得てないなぁ。もう少し考えよう。

■従業員価値について

以前書いたとおりもやもやしていましたが、再度質問が出てきてなんとなく自分なりに納得できました。

Q.従業員価値って何?従業員に対する価値ってこと?企業活動において従業員が生み出す価値って事?

・従業員の持っている価値(従業員数×スキル)
・従業員に対する価値(従業員数×給料)
・企業は「従業員の持っている価値」に対する対価としてお金を支払う。だから「従業員の持っている価値」と「従業員に対する価値」は一致する。
・リストラは従業員数が減るので従業員価値は棄損する。

合ってる?

2009年9月16日水曜日

コーチングが人を活かす

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今年の57冊目。

夜も遅く早く寝ないといけないのに、おもちゃで遊びたがる弟と、おもちゃを貸してあげないお姉ちゃん。

いつもなら「わがまま言わんと早くはよ寝ろ!」とどなって二人とも大泣きというパターンでしたが、今日はちょっと工夫して聞いてみました。

父「自分が貸してもらえなかったらどういう気持ちになる?」
姉「悲しい気持になる」
父「そうやな、じゃあどうされたら悲しくならない?」
姉「貸してもらえたら」
父「それならどうしてあげる?」
姉「貸してあげる」

とまぁ驚くべき美しい流れに。二人交代で2、3回遊んで気持ちよくベットに向かいました。すごいよコーチング。

ちょっとずつ引出しを増やしてちょっとずつ使えるように練習していくしかないですね。という事でこの本はそんな引き出しを増やすのに最適な本かもしれません。

コーチングの技法が50個。一日一個ずつ「今日はこれを意識して使ってみよう」。それを何回も何回も繰り返えしていこうと思います。

■コーチングとは?

・若い部下は命令をしても自分が納得しなければ動かない、かといって自分から行動を起こすでもない。
・コーチングは相手の自発的な行動を促進させるコミュニケーションの技術。どうすれば相手の施行を「しなければいけない」から「したい」に変えれるか。
・下の人に「やらせる」技術では無く「やってみたいと思わせる」技術を上の人がもっている。

■相手の中から答えを引き出す

1.引き出す:質問し、受け取った事を伝え、促し、相手のシャッターを上げる
2.かたまりをほぐす:相手の話を、質問によって自分の中で「絵」になるまで具体化していく
3.答えられる質問:大きい質問をする前に、まず小さくて必ず答えられる質問からはじめる
4.「なぜ」と「なに」:「なぜ」では無く「なに」が相手を警戒させず答えやすくする
5.沈黙する:「ゆっくり考えて。黙っていますから」と伝えれば沈黙は怖くない
6.信頼する:答は必ず相手の中にあるという信頼をもって待つ
7.旅にだす:答えを教えるのではなく、自分で見つけさせる。
8.不満を提案に変える:質問によって相手の不満を提案に変えていく
9.向こう側から見る:相手の立場に立って考えるには、相手に関する質問を自分自身に問いかける
10.究極の質問:究極の質問(明日死ぬとしたらどうする?みたいなやつ)で相手を追い込み、アイデアを引き出す
11.かたまりにする:具体的な行動まで決まったら。今度は抽象的な言葉にまとめる

■安心感と自信を与える

12.出会いがしらの一言:「おはよう」の一言さえ関係をつくるチャンスにできる
13.同じ言葉を繰り返す:相手の言葉を繰り返す事で安心感を与える
14.微妙なあいづち:声のトーンや大きさ、タイミング、顔の表情を意識してあいづちをうつ
15.気持ちを話す:相手の言葉を聞いて感じた事を相手に伝えてみる
16.タイプわけ:相手のタイプに応じて接し方をかえる
17.4つのタイプ:自分と相手のタイプを知って、新しい接点を見つける
18.強みを活かす:自分のやりかたを相手に強要せず、相手の強みを見つける
19.最高のほめ言葉:評価では無く、相手について自分がどう感じたかを褒め言葉にする
20.リクエストを聞く:迷っているよりは、相手がなにを欲しているかきいてみる

■未来への夢を抱かせる

21.目標達成に向けて、「がんばれ」のかわりに目標に関する質問をたくさんする
22.夢をみさせる:質問によって相手の視点を変え、夢に気づかせる
23.価値を見つける:相手が価値を置いているものを見つけ、そこに向かわせる
24.未来を魅力的にする:未来についてできるだけ具体的なイメージを描かせる
25.行動は「いい感じ」から:これからする行動の過程ではなく結果の「いいこと」をイメージさせる
26.距離を置いて見る:相手の気になっている問題について、30分間話させる。
27.点数化する:理想の状態を十点満点として、今の状態を採点させる
28.チェックリストをつくる:オリジナルのチェックリストを作らせやる気を出させる

■新しい視点を与える

29.お話をつくる:一般論はダメ。具体的なストーリーを使って相手に伝える
30.枕詞を使う:枕詞(ちょっといいにくいけどいってもいい?みたいな)を使うと言いにくい事も言え、相手とパートナーにもなれる
31.切り口を与える:耳慣れない言葉を投げかけて、相手の人生を新しい角度から照らし出す
32.広く多くの事を聞く:広くさまざまな質問をして、いろいろな角度から状況に光を当てる
33.なぜを伝える:ただ「やれ」ではダメ。「なぜそれをするのか」を説明する
34.本当の提案をする:命令でもおせっかいでもなく、相手にノーという自由がある提案をする
35.とんでもないリクエスト:目標の量を2倍にする、または二分の一の時間で達成すると決めてもらう
36.コーチさせる:コーチングに煮詰まったら立場を入れ替えてみる

■自発的な行動を促す

37.フォローする:一瞬もりあげて終わるのではなく、相手の行動の結果をききとどける
38.失敗する権利を与える:失敗は成功の前提と考え、寛容になる
39.クローズドクエスチョン:勇気と思いやりをもってイエスかノーかを迫る質問をする40.ファイヤー(火をつける):最後に「必ずやってくださいね」とストレートにリクエストする
41.ほめ続ける:相手をとにかく毎日ほめ続けてみる
42.絵を差し替える:心のスクリーンの絵をポジティブなものにする
43.エネルギーを蓄えさせる:エネルギーを補充する、人それぞれの方法を見つける

■コーチの達人に向けて

44.モデルになる:毎日小さな目標を自分に課し、それを達成する事で自信をつける
45.なりきる:違う誰かになりきって、周りの人に違う接し方をしてみる
46.宝物を掘り起こす:相手のかけがえのない体験を、質問によって引き出す
47.メタ・コミュニケーション:うまくいっていないコミュニケーションを観察し相手に伝える
48.最後まで引き出す:相手の中に答はあると信じて最後まで問い続ける
49.エネルギーを与える:エネルギーの高い人のそばにいて、自分のエネルギーを高くする
50.腕をとことん磨く:部下の育成方法は、相手によって変える必要がある

2009年9月14日月曜日

質問を作る

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授業中に実際に質問を作る練習。コミュニケーション能力が低い部下に対するコーチングをどう行なうかという事を悩んでいる上司に対するコーチング。

受講生が苦戦する中、一発で心にグサッと刺さる考えさせる質問。さすがプロですね。震えました。

「わかる」と「できる」は違う。けど世の中にはそれを乗り越えてできるようになった人がたくさんいる。だからちょっとでもできるようになろうと思い、お勧めの3分間コーチ買ってしまいました。

商売も上手ですね。

■コーチングとモチベーション

・コーチはモチベートさせるものではない、モチベーションを持っている人に行なうのがコーチ
・やる気になったらやる× やるからやる気になる○
・未完了を完了させる。未完了がある事でエネルギーが奪われる。


■コーチングとコミュニケーション

・コミュニケーションは時間の無駄では無い。些細な時間をとる事でもっと効率的になる。
・コミュニケーション力≠説得力
・気持ちよくNOと言える能力
・相手の話を終わらせる能力。100%受け入れる。
・パーミッション。「○○をして良いですか?」
・不平不満にたいしては要望や提案。「何かして欲しい事あるの?」
・質問を行い解決を導くのがコーチング。(教えて解決がティーチング、質問して問題発見がカウンセリング、教えて問題発見がコンサルティング)

■言葉

・言葉を理解しても、意味を理解できたかはわからない。
・人間はレセプターが出て初めて情報を取る事ができる。本人が取りたい情報しか人間はとらない。
・オートクライン。人は自分でしゃべって自分に聞かせている。
・情報は1度アウトプットしないと理解できない話す事で理解できる。
・人間は自分に従う。自分で答えをしゃべらせる。

■コーチング

・双方向のコミュニケーション。「あなたもしゃべるし、私もしゃべる」「貴方も行動するし、私も行動する」
・問題解決× 人材育成○
・On Goaingのコーチ。現在進行形のコーチ。ゴールに入るまでコーチし続ける
・細かく、マメにコーチングする。ちょっとした時にコーチングする。
・好き嫌い見るのではなく、どういうタイプだろうと思いながら話を聞く。
・気づき→熟考→ひらめき→行動。アイデアを行動に繋げるもう一つのアイデアが重要。
・感動だけで人は動かない。目からウロコとは言うもののすぐ忘れる。ウロコはたくさんついている。

■質問をつくる

・最低3つ以上の選択肢を出させる
・一番変えるのが簡単なのは自分。自分の問題とさせる。問題は自分の中にある。自分の中の問題と向き合う。
・解決できるのは自分だけ。
・私は貴方を変えられない。けど貴方は貴方を変えられる。
・質問に目的を持つ

2009年9月13日日曜日

やる気シート

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やる気!攻略本にあったやる気シートをせっかくなのでつくってみました。

こういうキャリアなどに関する本は実際にやってみないと意味がないですね。

■やる気シート

協力しお互いを高め合う仲間たちと一緒に何か新しいものをつくる。
既成概念にとらわれない新しいアイデアを出し合い、面白い事を楽しくやりたい。
自分が少しでも成長できているという実感を持つ事がやる気の源泉。それを誰かに褒められたらもっと最高。
自分のだしたアイデアがきっかけで「あーでもない」「こーでもない」とみんなが盛り上がり「とりあえずやってみよう」とみんなで走り出す。
全員で楽しく、みんなで力をあわせ、アイデアを出し合い、軌道修正をしなが走っていく。
僕は時には先頭にたちみんなを引っ張り、時には後ろからおくれそうな人のケツをたたき、全力疾走で、時には休みながら、小さな目標を達成したら乾杯しながら走り抜ける。
明日は今日よりもっと早く、もっと楽しく走れるようになりたいな。
そんな毎日を送りなたら家族、会社、友達、自分と関わる全ての人たちとお互い高め合いながら楽しい人生を送りたい。

2009年9月12日土曜日

やる気!攻略本

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今年の56冊目。

「やる気」がわくメカニズムを知りたくて読みましたが、ちょっと違ったようです。

けどなかなか軽めで面白かった。やる気満々です!

■やる気シート

・「やる気」を上げるために、「自分の方針を文章にする」
・「もしかしてこれが自分のやる気の原因になったものかもしれないぞ」と思える方針のようなものを、何回も、何回も400字でまとめなおす。→やる気シート
・「自分の強みはなんだろうか」「自分のやりたいことはなんだろうか」「自分の存在意義はどうなっているだろうか」

■なぜやる気シートをつくるのか?

・自分のやる気を把握する
・アウトプットする事で明確化される
・人間はある程度、自分で予測したように世界を作りあげてしまう
・自分の行動の傾向をつかんでおけば危機に対処しやすくなる。

■良い言葉

・大きな絵を描いて、ひとを巻き込む
・人間だけが未来をかんがえることができる生き物である

■やる気!語録(の中から少し抜粋)

・高いところへは、他人によって運ばれてはならない。(ニーチェ)
・大きな絵を描くことを忘れていないか?(金井壽宏)
・新しい扉があいているのに、人々は閉じてる閉じている扉ばかり見てしまう(金井壽宏)
・私が何を言いたいかは、言ってみないとわからない(金井壽宏)
・記憶せよ、各人はただ現在、この一瞬間にすぎない現在のみに生きるのだという事を(マルクス・アウレーリウス)
・思考は口の中で生まれる。(ミシェル・レリス)
・決断とリスクはワンセットである(羽生善治)
・やってみないと、ほんとうに自分にあっているかどうかはわからない。(金井壽宏)
・発言するというのは、コワイことです。でも、必要なことでもあります。(イチロー)・文章はうまいんだけど語るべきものを持ってない人ってのがいる。(ジョン・アーヴィング)
・一歩には理由が必要だ(金井壽宏)

はなす事で自分の脳の中身を見える化する。という事が最近はやりです。

■息子への手紙

・やっていることの意味を考えることを忘れないように。
・やっている事の意味がわかったら努力すること、打ち込むこと、そのことをつうじて自分らしく生きるということを思いきりしてみてください。
・人間は生きているわけではないので、大切に思える人のことは、特に大切にしてあげてください
・できる事は、全部するのだけど、「しゃーない事はしゃーない」という発想で、一方では気持ちを引き締めて、他方ではリラックスする。

2009年9月11日金曜日

ビジョンメイキング

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金メダルをとった後のビジョンを考えさせる事で金メダルを取る事が当たり前のようになる。

単に「50円玉を立てて」というと立てられる人は少ないが「50円玉を立てて、その穴に針をとおして」というとほとんどの人が少なくとも50円玉は立てれる。

ゴールの先を見せる。

目標を通過点として考える事で、達成する可能性があがる。

という事で、僕も目標を通過点として設定する事にしました。

今までは50歳までに社長になる事を目標にしてきましたが、60歳までの残された10年で何をするかについて考えました。良く考えたら、「目標は社長になる事です」なんて社長に社員はついてこないですよね。「会社をこうしたい」だとか「こうしたいから社長になりたい」という熱いビジョンがあって初めて社員を動かす事ができる。そういう人だけが企業のトップになる資格がある。

で新たに加えた目標が次のとおりです。

社長になって何をするか?自社のブランドをを世界に通用するブランドにする。「グローバルブランドランキング100位以内に入る」

で現在のグローバルブランドランキングがこれ。

http://www.interbrand.com/best_global_brands.aspx?year=2008&langid=1005

んーなかなかの競合ぞろい。

ほんとは1位とか10位以内とか言いたいところですがとりあえず100位以内。ちなみに2009年の栄えある第1位はコカコーラ、第100位はVISAです。日本企業では6位のトヨタを筆頭にホンダ、ソニー、キヤノン、任天堂、パナソニック、レクサスが入っております。


目指せ!VISA越え!目指せコカコーラ!

2009年9月10日木曜日

コーチング

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今週は忙しい。毎日飲みに行ってるからなんだけど。

昨日は、新入社員の時に僕が指導者をした後輩二人が大阪に出張で来るという事で、営業時代のメンバーと飲みにいきました。

入社3年目の2人は、色々と悩んでいるらしく、今こそコーチングの出番!とおもっていたのですが、酔っ払って説教しちゃいました・・・

難しいなぁー。

・自分以外について考える時間を持つ
・「リーダー」という事について一番良く考えている人が「リーダー」の資質がある
・コーチはアドバイスしない。するのは質問、提案、要望。
・コーチングは人材育成の手法
・行動の変容。わかっているけどできない。行動が変わらないと意味が無い
・1-1でしゃべる能力。
・頑張ってね×、頑張ってるね○。見られている気がする
・脳は暗闇で隔離されているさびしがりや。外からどう刺激を与えるか?
・「考え方は変えれる」という考え方。⇒POSを変えるという事。
・これだという答えは無い。変わる。
・先を見せる。金メダルを取ることは通過点。金メダルをとった後のビジョン見せる。
・どうやって努力したいと思わせるか?面白くて仕方が無いと思う人しか勝てない。
・ビジョンメイキング。イメージは記憶できない。毎日リマインドさせる。
・コーチングはその道のプロでなくてもできる(言葉くらいは知る必要あり)
・影響力+権限。影響力がコーチングスキル
・失敗の90%が人間関係によるもの
・話が面白くない×。面白く聞く能力、面白くしゃべらせる能力。⇒傾聴
・質問をする事で主体的に聞く事ができる
・人間はチームといる事で生き残ってきた生き物。一人では生きられない。
・人は昨日の延長線上で今日を生きる力が強い。

2009年9月9日水曜日

関電

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全くまとまっていませんがとりあえずアウトプット。今週は消化不良になりませんように・・・

■企業成長する必要があるのか?

ゴーイングコンサーン。企業は継続する為に存在する。

そう考えると全ての企業が絶対に成長を追求する必要は無いのかも知れない。しかし継続する必要はある。

じゃあどうやって企業は継続するか?

それはステークホルダーに価値を与える事。

ステークホルダーに価値を与え続けられる企業だけが継続できる。そして今まで以上に価値を与える事ができた企業が成長する事ができる。

そう考えると継続する事と成長する事は価値を与える大きさによって違ってくるだけなので、あんまり違いが無いような気がする。よって全ての企業は成長しないといけない。

しかしそもそも継続する必要があるのか?と考えてみる。顧客に価値を提供できなくなっても市場から退場したら言いだけやんっていう考えも無い事は無いんだろう。

けど、それは従業員価値を株主価値を大きく毀損する。価値創造経営。ステークホルダーに価値を与えないといけないとするとやっぱり継続しないといけないという事。

色々考えると、顧客価値を高める事で利益を得る事ができて初めて、その他のステークホルダー、株主、社会、従業員の価値を高める事ができるような気がするな。

まぁ、一つ解った事はよくわからんという事。

■上記よりなんとなくまとめ(あってるかどうかはわからんが・・・)

・企業はステークホルダーに価値を与えないといけない。
・価値創造した結果、成長、継続する事ができる。
・顧客価値を高める事が企業価値創造経営の原点。

■関電のケース

・関電のビジョンは「お客さま満足NO1企業」。「お客様満足NO1企業」とは具体的にどういった状態か?どのようにその「お客さま満足NO1企業」を実現するのか?という事が見えてこない。

・電力を安定的に供給という事で使命を果たしたと思っていないか。経営の効率化を行う事でもっとリーズナブルな電力を供給する事もお客様NO1にとって必要では無いか?

・戦略をビジョン達成する為の方法や継続する為の手段と考えると、関電にも戦略は必要。

2009年9月8日火曜日

コーチング概要

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ついに始まったコーチング。

コーチングを学び。部下とも、同僚とも、上司とも、嫁とも、子供とも、友人とも、自分を取り巻く全ての人と最高の関係を築きます。

■コーチングについて

・Coachの語源。目的地まで人を運ぶコーチ(馬車)。
・ある経営課題について、解決策を教えるのが良いか?解決策の導き方を教えるのが良いか?
・コンテンツではなくプロセスを教える。プロセスコンサルティング
・人間の持ち味を生かしたアクティブリスニング。
・「でもね?」がプロセスコンサルティングへの変わり目

■経営学の変遷

・科学的管理法 フレデリック・テイラー
・人間関係論 フレッツ・J・レスリスバーガー(ホーソン実験)
・新人間関係論 ダグラス・マクレガー、エドガー・H・シャイン
・意思決定論 ハーバード・A・サイモン
・組織文化論 トム・ピタース

■ヘルピング

・3モデル
‐医者-患者モデル
‐専門知識の買取モデル
‐プロセス促進モデル

・プロセスコンサルテーションの10原則
原則1 絶えず人の役に立とうと心がける
原則2 今の自分が直面する現実からけっして遊離しないようにする
原則3 自分の無知を実感する
原則4 あなたがどんな事を行っても、それは介入、もしくはゆさぶりになる
原則5 問題を自分の問題として当事者意識をもって受け止め、解決も自分なりの解決として編み出していくのは、あくまでクライアントだ
原則6 流れに沿ってすすむ
原則7 タイミングがすごく大事
原則8 介入で対立が生じたときには、積極的に解決の機会をとらえよ
原則9 何もかもがデータだと心得よ。誤謬はいつも起こるし、誤謬は学習の重要な源泉だ。
原則10 どうしていいかわからなくなったら、問題を話合おう

2009年9月7日月曜日

パニック

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いきなりやらないといけない事が急増して、パニック状態に陥っています。といってもそんなに深刻ではありませんが・・・

・名物授業への対応
・新しい企業研究
・修論
・9-11月の監査業務×2
・家関係

読まないといけない本も山積み。

営業時代は分厚い手帳でスケジュール管理、タスク管理をしていたのですが、最近はデスクワークが多いのでgoogleカレンダーによるパソコンでのスケジュール管理を始めました。しかし、外出する事ももちろんあるので印刷して持ち歩く。ちょっと手間ですね。

ついでにタスク管理もPCでと思い、色々試してみたのですが。導入以来1か月くらい。タスクリストを見ない、書き込まないとまったく活用できていません。これは性格的に向いていないな。

今度、もう少し薄い手帳でも見に行こうかなぁー。なんて現実逃避しながら今週もスタート。

とにかくやらないといけない事の緊急度と重要度を意識して、目の前の大変な事に忙殺されすぎないように、長期的な計画に基づきがんばります。

2009年9月5日土曜日

そういえば・・・

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さながら読書ブログのようになってきていますが、今回も読書ネタです。

最近色々な企業を調べようと本を読んでいると、そういえば前の企業選定の時もこうやって本何冊かよんだなぁーという事を思い出しました。けどブログに書いてしまうとネタばれしてしまうからやめとこうとも。

という事で読んだけどカウントしていなかった本2冊遅ればせながらアップです。他にもパラパラめくった本はありますが、読んだと胸を張って言えるのはこの2冊くらいですね。

しかしもうすごく昔の事のようです。まだ半年もたっていないのに。懐かしいなぁー。

今年の54冊目。風に吹かれて豆腐屋ジョニー



今年の55冊目。I am a man

2009年9月4日金曜日

MOT入門

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MOT入門

今年の53冊目。

MOTの授業で使っていた教科書。

「MOTって何?」「自社のMOTは?」と聞かれた時に自分の意見を応えられるくらいの学びを得たいと思っていましたが、到底そこまで及びませんでした。

この本もけちってアマゾンのマーケットプレースでかったら、マーカーどころか書き込みもたくさんされていて、イライラしながら読みました。その他も色々とイライラする事が多く・・・

同じゼミでMOTグループができたようなのでMOTとは細々と付き合っていきたいと思います。

■ポイント

・製造企業において、技術や商品に関する戦略的・組織的なマネジメントにより製造企業の付加価値創造を最大化すること。

・「価値創造」と「価値獲得」の両面から企業の付加価値を最大化する。
‐価値創造:すぐれた商品を優れたプロセスによって開発・製造し顧客に喜んでもらえる価値を提供する。
‐価値獲得:創造された価値を利益として獲得する。

・製品差別化では無く組織能力での差別化。真似されない強み。
‐コア技術
‐組織プロセス
‐事業システム

■MOTに必要な能力

・MOTをリードする人材
‐どのような分野で組織能力の強みを構築するのか?
‐日頃の事業活動と組織能力構築の間に、どのような相乗効果の仕組みをつくりあげるのか?
‐その時の軸のぶれないマネジメントのポイントは何か?

・資質
‐深く考える戦略的思考能力
‐リーダーシップと革新マインド

■達成レベル

・MOTって何?→メーカーがどうやって企業価値を最大化するか?
・自社のMOTは?→ピンとこない

2009年9月3日木曜日

コーチングマネジメント

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今年の52冊目。

この本は昔読んだ事があった。昔コーチングスキルを身につけたい!と強く思った事がありその時に読んだ数冊のうちの一冊です。

なんでコーチング学ぼうと思ったのかなぁと考えてみたんですがあんまりはっきりと覚えていない。営業時代、遠隔地のサポートをしてくれる現地採用の派遣さんをどうしたらモチベーション高く働いてもらえるかという事に悩んでだったような気がする。

本当にコーチングの学校行こうと思って色々調べたけどお金が高くてやめました。今回まさにそのコーチングのスクールの講義が聴けるという事で本当に楽しみです。

その時しっかり学んでおけば、東京で部下持った時、もうちょっとちゃんとできてたのかもしれへんなぁ・・・なんて思っても仕方がないので今回は頑張ります!

■コーチングとは

・頭でわかっている事と行動との間に横たわる深い溝。この溝を双方向のコミュニケーションにより埋めていく試みがコーチンぐ
・必要なのはユニークなアイデアでは無く、そのアイデアを行動に移す為のアイデア。
・コーチングは万能では無い。リスクが高く事を行う能力が高い人。重要だが緊急では無い事に特に有効


■コーチングフロー

・現状とあるべき姿のギャップを明確化し、目標を達成していくのがコーチングフロー。そのフローを作るのがコーチに役目。
1.現状の明確化
2.望ましい状態の明確化
3.現状と望ましい状態のギャップを引き起こしている理由と背景の発見
4.行動計画の立案
5.フォローと振り返り

■コーチングスキル

1.リクエスト
2.聞く:クリエイティブリスニング
3.聞き分ける:4つのタイプ。コントローラー、プロモーター、アナライザー、サポーター。
4.質問する:クリエイティブクエスチョン
5.アクナレッジメント:相手を認める。変化や成果に気づきそれを伝える。⇒達成感を持つように導く
6.目標達成プログラム

■その他

・アイデアは会話や言葉などで一度外に出さないと認識できない

人のタイプわけですが会社の研修でやったところ、僕は完全なプロモータータイプのようです。自分でも納得。

2009年9月2日水曜日

3分でわかるクリティカルシンキングの基本

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今年の51冊目。

クリティカルシンキングはコーチチングと同じく身につけたいけどできていない事の代表格です。会社の講習や某ビジネススクールを受講し学びましたがおそらく全く身についていません。

典型的な「わかるけどできない・・・」

クリティカルシンキングもコーチングも日々意識し、使い続ける事が重要なんでしょうね。

■クリティカルシンキングとは?

・クリティカルシンキングとは「正しく疑う」事。
・正しく疑えて初めてロジカルシンキング(正しく考える)とラテラルシンキング(正しく発想)する事ができる。

■クリティカルシンキングの7つの心構え

・知的謙遜:自分が全て知っているわけではない
・知的勇気:反対意見に向き合い、理解に努める
・知的共感:自分とは異なる立場の人の気持ちになって考える
・知的誠実:同じ基準で判断しようと努力する
・知的忍耐:考える事を放棄しない
・根拠に対する確信:証拠や根拠の価値を認める
・知的自主性:自分ひとりで考えて結論を出す

■ロジカルシンキング

・演繹法、帰納法
・ロジックツリー(イシューツリー)、ピラミッドストラクチャー
・ポイントはわける事
・CRF:C(結論)→R(理由)→F(事実)で説明すると納得度が上がる
・ロジカルシンキングの「A→B」のつながりが一つでは無いと疑う事がクリティカルシンキング

■ラテラルシンキング

・蟻の目:現場での視点
・鳥の目:高い視点から広く見る
・魚の目:変化をみる視点
・ラテラルシンキングの中でのクリティカルシンキングは着眼点を変える事。「代用する」「逆転する」「結合する」「強調する」「除去する」「並べ変える」byコトラー

■クリティカルシンキングのポイント

・シンプルに考える。KISSの法則:Keep It Simple,Stupid
・事実と理論や、事実と概念を分けて考える
・前提を疑う。例)カンバン方式、フレームワーク
・減少とその裏に潜む構造を理解し、対処療法ではなく構造から手を打つ
・因果関係を疑う。因果関係の決め手は確固たる事実
・思考の幅。一つの問題に対していくつもの答の可能性を探る
・問題設定自体を疑う
・現実から遊離していないかを疑う
・先入観を疑う
・考えていると思っている自分を疑う

■訓練法

・幽体離脱法:離れた視点で自分を見る
・ロールモデル法:他の人の視点で見る
・憑依法:相手の立場から見る
・見える化
・アイデア体質
・正しい筋トレ:常に現実の場面を意識しながらけいこに励む。

■その他

・アイデアがわくのは「三上」。馬上、枕上、厠上。
・自分が勘がている事を相手が理解できるまで説明する。説明できていないという事はまだ自分の考えを整理できておらず、考え抜けていない証拠
・常に自分の立場に置き換えて学ぶ。

2009年9月1日火曜日

M&A戦略

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M&Aって難しいんでしょうね。

まず良い会社をM&Aする事が難しい。そして異なる企業文化の会社を統合する事はもっと難しい。

うちの会社も何社か買収してるけどうまくいっているとは全く思えません。

■M&Aの目的

・製品ライン、事業活動・分野を統合することによりシナジー効果を得る。
・統合する事でコスト節約効果を得る(規模の経済性)
・統合する事でコスト節約効果を得る(範囲の経済性)
・統合する事で戦略資産を獲得・強化する
・新規事業開発投資を節約する(時間を買う)
・統合する事で事業リスクを軽減する
・競争企業や競争基盤に影響を与えることによって、競争のやり方を有利に変える

■M&Aのタイプ

・過剰能力解消型:供給が需要を上回った時に大規模メーカーに収斂
例)ダイムラーとクライスラー
・地理的拡大型:大規模企業が地方の優良企業を買収
例)バンクワン、地方銀行を買収
・製品ライン、市場拡大型:製品ラインナップを広げる、グローバル化
例)クエーカーオーツのスナップル買収
・研究開発買収型:必要な技術を持つ会社を買収する
例)マイクロソフト、シスコ
・産業収斂型:将来関係してくると思う企業を買収
例)AT&TのNCRやTCI

■インテグレーションマネージャー

・役割
‐企業統合スピードを上げる。
‐異なる文化を持った組織の統合を促す構造をつくる
‐組織間の人間関係を調整する
‐業績に反映するような短期的な実績を支援する

・条件
‐親会社を熟知している
‐「縁の下の力持ち」の役割に徹する
‐混沌のなかにも道筋をつけられる
‐責任ある自律性を持つ
‐感情面でも文化面でも落ち着いて対応できる