2009年8月15日土曜日

人生を面白くする中国古典名言集

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今年の46冊目。

東京からの新幹線からの帰り、あまりに暇で買った本。とうぜんこの時も例の本もっていたのだが読む気おこらず断念。

最近持っている本は読書というより完全に勉強用。机で本と真剣に向かい合わないと全く理解できない。

残念ながら僕はこれまでの人生勉強というものを常に避け続けてきたのでどうやったら効率的かわからないんですよね。という事でなんとなくマインドマップ読書術という本を買ってみました。一字一字読んでたらきりがないのでまずは概要から理解する作戦にでます。

話それちゃいましたが中国の古典。こんなん当たり前やんっていうのも沢山ありますが、それも昔から日本人の価値観にしみついているという事なんでしょうね。あー三国志全巻読みたい。(漫画)

■中国の名言

・巧詐は拙誠にしかず(韓非子)
言葉巧みに人をだますより愚直い生きた方が良い。

・用兵の道は、心を攻めるを上となし、城を攻めるを下となす(三国志)
力ずくではなく相手を心服させる方が良い

・これを奪わんと欲すれば必ず姑くこれに与う(老子)
奪おうとするなら、まず与えよ

・百戦百勝は善の善なるものに非ず(孫子)
戦わずして勝つ

・先発すれば人を制し後発すれば人に制せられる(漢書)
先手必勝

・兵を用うるの害は、猶予最大なり(呉子)
ためらわない

・明なれど察に及ばず(宋明臣言行録)
賢くても細かいところばかり気にしてたらダメだ

・上善は水の如し(老子)
理想の生き方は水に学べ(柔軟に謙虚に)

・人生は朝露の如し(漢書)
人生は短くはかない。(だから楽しく生きよう)

・意なく、必なく、固なく、我なし(論語)
主観で憶測しない。自分の考えを押し通さない、固執しない、自分の都合だけを考えない
・人生の大病は只だこれ一の傲の字なり(伝習録)
傲慢さは生きていく上で最大の障害だ

・禍は足るをしらざるよりも大なるはなし(老子)
最大の禍は足るを知らぬ心である

・命をしらざれば、以って君子たることなきなり(論語)
天明を知る

・塞翁馬(淮南子)
人生どうなるかわからない(好調の時こそ気を引き締める)

・人みな有用の用を知りて無用の用を知るなきなり(荘子)
人はみな有用なものに着目して、無用なものに目を向けない

・呉下の阿蒙に非ず(三国志)
いつもまでも進歩しない人間では無い(自己啓発が大事)

・官に当たるの法、ただ三事あり。曰く清、曰く慎、曰く勤(小学)
社会的責任のあるものの心得は、清廉さ、慎重さ、勤勉さだ。

・大国を治むるは小鮮を煮るが如し(老子)
国を治めるには細かな事に干渉しない

・天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず(孟子)
天の時より地の利、地の利より人の和

・安きに居りて危うきを思う(左伝)
安泰な時でも危機への備えを忘れない

・疾風に勁草を知る(後漢書)
嵐の日こそ強い草の真価が問われる

・士は以って弘毅ならざるべからず(論語)
人の上に立つ者は広い視野と強い意志を持て

・喜怒を色にあらわさず(三国志)
いつも冷静な態度で対処する

・水至って清ければ即ち魚なし、人至って察なれば即ち徒なし(孔子家語)
小さな事までとがめていたら人が集まってこない

・己立たんと欲して人を立つ(論語)
自分をつねに他人の立場に置いてみる

・その長ずるところをたっとび、その短なる所を忘る(三国志)
短所に目をつぶり長所を伸ばしてやる

・治世は大徳を以ってし、小恵を以ってせず(三国志)
政治は小さな恵みではなく根本を押さえ大所高所に立って行う

・国を治るの道は寛猛中を得るに在り(宋名臣言行録)
政治は緩やかな面と厳しい面のバランスをとれ

・明主の導ってその臣を制する所は二柄のみ(韓非子)
賞と罰の二つの権限を握っていれば安泰である

・これ死地に陥れて然る後に生く(孫子)
絶体絶命の状態においてこそ活路が開ける

・善く吏たる者は徳をうう(韓非子)
立派なリーダーは徳の力で人を感化する

・徳は事業の基なり(菜根譚)
事業を発展させるには徳が大事

・君子は交わりを絶つも悪声をい出さず(史記)
絶交しても相手を批判しない

・一飯の徳にも必ず償い、がいさいの恨みにも必ず報ゆ(史記)
小さな恩義にも必ず報い、小さな恨みにも必ず仕返しする

・人を論ずるには須らく二三分の渾厚(こんこう)を帯ぶべし(呻吟語)
人を指摘する時は、ずけずけ指摘せずある程度は気づいていても気づかないふりをする

・己の長を以って人の短を形すなかれ(菜根譚)
自分の長所を鼻にかけて他人の短所をあばいてはいけない

・君子は和して同せず、小人は同じて和せず(論語)
協調性を大事にするが付和雷同してはいけない

・乞う狡兎に三窟あり(戦国策)
かしこいウサギは穴を三つもっている(リスク分散)

・智者の慮は必ず利害に交う(孫子)
かしこい人は利と害の両面から判断する

・可を見て進み、難きを知りて退く
有利とみたら進み、不利と見たら退く

・患いは忽せにする所に生じ、禍は細微に起こる(説苑)
ちょっとした手抜きが取り返しのつかない事態になる

・久安をたのむ恃むなかれ、初難を憚るなかれ(菜根譚)
好調はいつまでも続かない、困難にくじけてはいけない

・窮すれば変ず、変ずれば通ず(易経)
どんづまりまで行けつけば新しい道が開ける

・過ちて改めざる、これを過ちと謂う(論語)
過ちと知って改めないのを本当の過ちという

・理に順えば即ち裕かなり、欲に従えばこれ危うし(近思録)
道理に従えば心も豊かになり、欲に従えば失敗する

・遠き慮りなければ、必ず近き憂いあり(論語)
遠い先のことまで対策を立ててかかりたい

・功の崇きはこれ志、行の広きはこれ勤(書経)
立派な業績をあげるには志をもつ、事業を拡大するには勤勉に行動する

・百里を行くものは九十を半ばとす(戦国策)
ものごとはツメが一番大事

あまりに多すぎるので、当然いきなり全部は無理。まずこれから始めようというのを一個決めたいと思います。

2 件のコメント:

リコヤン さんのコメント...

非常に「ため」になりますね!でも、長っ!

つじ さんのコメント...

気になったものだけにしたらよかったのに全部してしまったものだから非常に時間がかかり(2時間くらい)めちゃめちゃ後悔しました。

科挙試験うかっちゃいますよ。