2009年9月2日水曜日

3分でわかるクリティカルシンキングの基本

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今年の51冊目。

クリティカルシンキングはコーチチングと同じく身につけたいけどできていない事の代表格です。会社の講習や某ビジネススクールを受講し学びましたがおそらく全く身についていません。

典型的な「わかるけどできない・・・」

クリティカルシンキングもコーチングも日々意識し、使い続ける事が重要なんでしょうね。

■クリティカルシンキングとは?

・クリティカルシンキングとは「正しく疑う」事。
・正しく疑えて初めてロジカルシンキング(正しく考える)とラテラルシンキング(正しく発想)する事ができる。

■クリティカルシンキングの7つの心構え

・知的謙遜:自分が全て知っているわけではない
・知的勇気:反対意見に向き合い、理解に努める
・知的共感:自分とは異なる立場の人の気持ちになって考える
・知的誠実:同じ基準で判断しようと努力する
・知的忍耐:考える事を放棄しない
・根拠に対する確信:証拠や根拠の価値を認める
・知的自主性:自分ひとりで考えて結論を出す

■ロジカルシンキング

・演繹法、帰納法
・ロジックツリー(イシューツリー)、ピラミッドストラクチャー
・ポイントはわける事
・CRF:C(結論)→R(理由)→F(事実)で説明すると納得度が上がる
・ロジカルシンキングの「A→B」のつながりが一つでは無いと疑う事がクリティカルシンキング

■ラテラルシンキング

・蟻の目:現場での視点
・鳥の目:高い視点から広く見る
・魚の目:変化をみる視点
・ラテラルシンキングの中でのクリティカルシンキングは着眼点を変える事。「代用する」「逆転する」「結合する」「強調する」「除去する」「並べ変える」byコトラー

■クリティカルシンキングのポイント

・シンプルに考える。KISSの法則:Keep It Simple,Stupid
・事実と理論や、事実と概念を分けて考える
・前提を疑う。例)カンバン方式、フレームワーク
・減少とその裏に潜む構造を理解し、対処療法ではなく構造から手を打つ
・因果関係を疑う。因果関係の決め手は確固たる事実
・思考の幅。一つの問題に対していくつもの答の可能性を探る
・問題設定自体を疑う
・現実から遊離していないかを疑う
・先入観を疑う
・考えていると思っている自分を疑う

■訓練法

・幽体離脱法:離れた視点で自分を見る
・ロールモデル法:他の人の視点で見る
・憑依法:相手の立場から見る
・見える化
・アイデア体質
・正しい筋トレ:常に現実の場面を意識しながらけいこに励む。

■その他

・アイデアがわくのは「三上」。馬上、枕上、厠上。
・自分が勘がている事を相手が理解できるまで説明する。説明できていないという事はまだ自分の考えを整理できておらず、考え抜けていない証拠
・常に自分の立場に置き換えて学ぶ。

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