今年の63冊目、64冊目。
最近の関心事といえばずばり中国。というのも修論を中国で成功している日本企業について研究しようと思っているからです。
という事で中国関係の本を2冊ほど読んだんですが・・・両方とも読んでかなり時間がたつので全く覚えてない。もったいない事したなぁ。
■中国で成功するマーケティング
・中国市場攻略のカギは「パワー生活者」の攻略
・パワー生活者とは世帯月収が月6000元(年収100万)
⇒年収100万というのは野村総研の1万ドル世帯という定義と同じで興味深い
・中国は都市による違いも非常に大きい
・世代間のギャップも大きい
※中国では一人っ子政策で育った子供たちが成人し、一人の収入で6人養う「逆シックスポケッツ」というような状態になるんじゃないかなぁと思いました。
■ブランディング・イン・チャイナ
・先進国の市場でのブランド価値を保有するブランドを使い、中国で生産を行うことにより、生産費用削減分のマージンを獲得する事ができる
・日本企業では製品と流通に主眼がおかれブランドはそれに服する役割を果たしてきた。製品があって、流通があって、次にブランドがくるのであって、製品に見合ったものを生産しようという発想ではない。
・日本企業が日本でマーケティングを行うのと、刻々と変化するマーケットで事前に知識のない消費者、地元や欧米の競合、流通相手に販売していくのではブランドの持つ意味が異なる
・中国市場における日本のブランドの最大の問題は市場を面で迅速に押さえていく戦略がとれていないこと。巨大な市場をどのように攻めるかという戦略が欠如している。
・たくさんのブランド群の調整をつけず、ただでさえプレゼンスの小さいブランドの勢力が、ますます分散しているから欧米ブランドにくらべて規模が小さくなっている。
・日中のブランドの使い分けは良くない。階層化が進んだ中国市場で高所得者層と大衆層にいかにブランド浸透を図るかを日本市場とあわせて考えるべき。
・中国でのブランド展開のカギは、小売業のパートナーを構築すること。
・強いブランドを構築して初めて、強い小売と対等なパートナーシップを作る事ができる。
・日本企業はコミュニケーションべた。中国はいくら良いものを作っても手にとってももらえないくらいモノが氾濫しているマーケット
2009年11月17日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿