今年の69冊目。
関心事について、いろいろと考えている内にこの本にたどり着きました。
村上春樹さんはもともと好きで、何冊か読んだんだけど、持ち前の適当読書術のおかげで全くストーリー覚えていない。聞いた話によると、エッセイも結構面白いみたいやし。MBAが終わったら著作一気読みなんてしてみたいねー。
しかしノルウェイの森の映画化ってどんなんなるんだろ。
■ポイント
・コミットメント:関わり、デタッチメント:関わりの無さ
・日本人もできるかぎりは何かにコミットしたいと、潜在的には思っている
・オウム事件や阪神大震災で若者がたくさん神戸にかけつけた事はコミットした事例
・コミットメントとは人と人との関わりあいだけど、「あなたの言っている事はわかる、じゃぁ手をつなごう」というのではなくて、「井戸」を掘って掘って掘っていくとそこで全くつながるはずのない壁を越えてつながるというような物
・ストーリーというのは背後にイメージを持っていなかったら絶対に成立しない。そしてたとえば非常に内的なイメージがあったとして、それを他者に提示しようと思ったら、物語にするしかない。
・体が入っていなく頭だけでつくっているのは「つくりばなし」
・物語というのはいろいろな意味で結ぶ力を持っている。身体と精神とか、内界と外界とか、男と女とか、ものすごく結びつける力を持っている。
・病を癒すものとして「物語」というのは実に大切なことだと思っている。現代はそのような物語を一般に通じるものとしてていじできないところに難しさがあるように思う。各人はそれぞれの責任において、自分の物語を創り出していかねばならない。
2009年11月20日金曜日
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