2010年3月12日金曜日

アフリカ

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今年の9冊目。

グローバルへの関心もとうとうアフリカに到達しました。

9億人という大きい市場。世界で最も若い人口構成。病気や政治腐敗や戦争。様々な問題はあるが大きな可能性が眠る大陸。アフリカ。

大陸全体として見ればインドを上回る世界10位の経済規模。一人当たり国民総所得もインドより裕福であり、10以上のアフリカ国家が中国よりも裕福であるという事実。以外に裕福な大陸。アフリカ。

現代の新大陸アフリカのビジネスや経済の実態と巨大市場に潜むビジネスチャンスについて書かれた本です。

今週の初めの日経新聞に日本の電機メーカーがアフリカへの進出を積極的に進めているという記事を読んで、すごいなぁなんて思っていたところ、LGは10年前から本格的に進出しているとこの本で読み切ない気持になったり。

日本が中国進出、インド進出なんて言ってる時に、中国やインドの会社はアフリカに積極投資を行っているという現実を知ったり。

グローバルで競争相手が増える中、各社とも成長の為に新市場開拓を行っている。けどおそらく最後の新市場であるアフリカ進出が終わってしまったら、地球は一体どうなってしまうんだろう?なんて思ったり。

なんて具合に少し悲観的になっている時に心を打たれたのが「木を植えるのに1番いい時期は20年前だ。2番目にいい時期は、今だ。」というこの本の結びの言葉。

韓国、中国、インド企業に比べて進出が遅い、日本企業はどうなってしまうんだと悲観的になっても仕方がないので、今から全力で実行していくしか無いですね。

中々考えさせる本でした。お勧めです。

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