2010年2月2日火曜日

グローバル戦略の進化

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今年の4冊目。

日経ビジネスの購読などにより本読む時間が減っている・・・このままだと年間48冊ペース。がんばります

夢の組織(?)トランスナショナル組織はどのようにしたら実現できるのかについて研究した本。

僕の理解が正しければ、トランスナショナルへの道はそんなにスッと移行できるものではなく、すごい苦労があってちょっとずつ行くしかないんだよというメッセージだと受け取りました。

千里の道も一歩から。頑張るしかないですね。あってる?

■まとめ

・トランスナショナル化は、現地の知識を活用するためのメカニズム構築を、本国で培った競争力を維持するための能力の再構築とのバランスを取りながら、実行を通した学習を通じて漸進的にすすめていくプロセスと整理できる

・そのプロセスにおける現地の知識とは単にそこにあるものではなく、本国の組織ルーティンとの関係から作られるという側面があるのであり、現地知識と本国ルーティンと切り離した状態で価値評価することはできないという事が明らかになったと言える。

・一般の欧米企業が実施したようなマルチナショナル戦略からトランスナショナル化へのプロセスを日本企業が模倣するアプローチが危険である。

・海外進出した企業は、本国での組織ルーティーンや知識を移転するものの、
①本国とは異なる現地環境への意図的な適応のための努力により、また
②ルーティンや知識を現地で再現するための能力構築の努力により、現地独自の能力を構築することになる

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