2010年1月17日日曜日

グローバリティとネクストビリオン

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新しく始まったグローバル経営の授業。めちゃめちゃ面白かった。

ちょうどチームでの発表も先週で終り、今週から修論に向けてエンジン全開で臨まなければいけない状況。今までサボってたからと反省しているときに今回の授業を受けパワーをもらいました。

今までもそうだったけど、関心ある事に関係する授業がいいタイミングである事が多い。めちゃめちゃラッキー。レセプターが開いているだけかもしれませんが・・・

もちろん研究という事で無く、一企業人としてそして一人の人間として得るものが多いです。

とにかくあと3回楽しみです。

■グローバリティ

・起こりつつある新たなグローバル化とは「あらゆる地域で。あらゆるプレーヤーと、あらゆるモノを争う競争」
・従来のような単なる「先進国企業による新興国への事業展開」ではない

・この競争に新興国から参戦するプレーヤー達は、かつての日韓企業の台頭とは異なる闘い方で一気に勢力図をかきかえている
‐そもそもの構造的な優位性に加えて、巨大な国内マーケットやM&Aも活用しながら津波のようなスピードと威力で迫っている
‐先進国の既存プレーヤーも必死に応戦

・こうした状況の中、かつての「グローバルの覇者」であった日本企業の取り組み/備えはまだまだ十分とはいえない、グローバル市場での存在感も薄れている。

で、どうすればよいかを学ぶ

■ネクストビリオン

・Next Billion(次の10億)は、今後の世界市場のメインストリームになり得る巨大で有望な市場
‐まだ手つかずが残る「5億世帯、18億人、40兆円」の巨大市場。さらに拡大する可能性あり
‐生活向上の願望も強く購買意欲もあり、実際に使っている(可処分所得の3割は、生活必需品以外への出費

・一方で先進国企業のこれまでのやり方の延長線で、簡単に攻め落とせる市場でもない
‐品質・ブランドへのこだわりは高く、ハイエンド商品の単なる型落ちでは買ってくれない
‐商品の認知度も高くなく、必要性すらまだ感じていないことが多い
‐近代的な流通網・販売網もない

・Next Billionの現場・ニーズを理解して、効率的に攻める先進的なプレーヤーも登場
‐納得のいく品質+手に届く価格を両立させる商品
‐効果的なカスタマーエデュケーション
‐既存の流通網を活用した顧客へのリーチ

難攻Next Billionマーケットをいち早く制し、競合優位性を築いたプレーヤーが将来のグローバルリーダーになる可能性も十分考え得る

■ポイント

・新興国企業は気付いた時には抜かれてたと感じるほど成長のスピードが速い。母国市場の大きさ×M&Aの相乗効果
・経営トップにネクストビリオンについての感覚が無いので心配になりリスクばかり考えてしまう。難しく考えない、いつかは豊かになる
・従来の成長パターンは所得にしたがって買うモノが上がるが、ネクストビリオンはカエル跳びする。理由はモノと情報の普及のGAP。夢が一番の原動力
例)インドでコンタクトレンズなど
・ポイント
‐プロダクトイノベーション
‐物流のイノベーション
‐マーケティングのイノベーション:なぜ布オムツじゃなく紙おむつ?

・どうせ日本で働いてもしんどいなら、伸びる市場で仕事をしていると楽しいのでは?
・休みを取ってバングラへ行こう

・3つのポイント
‐タイミング:定量と定性合わせて1次データで判断する:平均で見てはだめ、顧客行動を目で見る
‐やってはいけない事:日本で売れているものの廉価版、日本と同じチャネル⇒勝手な既成概念は作らない、既成概念がチャンスを見逃す。
‐KSF:どこでも成功するKSFは無い

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