2009年7月25日土曜日

ナルックス

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ルソンの壺。プラスチック製の工学部品メーカー、ナルックス。プラスチック製の拡大鏡の量産を始めて成功したメーカーだそうです。

学研の科学についていたようなプラスチック製の虫眼鏡。小学校時代いろんなものを虫眼鏡で見れたのもこのメーカーのおかげというわけですね。

最後社長がいっていた「技術の成功だけでなく、ビジネスも成功しないといけない。技術オタクのような技術の深堀は絶対に必要。だけどビジネス思考の技術者もいる」という言葉。まさにMOTそのものじゃないですか。

色々ビジネス関係のテレビ見ていたもMOT的な内容って多いなぁと思うのですが、これは僕がMOTをちょっと習っているからMOT志向になっているのか、日本企業は技術志向が多いのか、そういうテーマがやはり受けるので取り上げられるケースが多いのか、僕がMOT的なものが好きで沢山録画した中から僕が選ぶのがそういうものが多いのか一体なぜなんでしょう。

■差別化ポイント

・デジタルの読み取り機器に使用される事でコストダウンと小型化が実現できる。
・コア技術は金型加工技術?100万分の1mmレベル。ナノメートルレベル。
・市場が工学部品に複雑な形状のものを要求。ガラスでは加工が難しい為にプラスチックに優位性が。
・メーカーの要求にはギブアップしない。癪だから。(こういうの大事ですねー)

■レーザープリンタ―レンズ開発秘話

・ガラス3枚だったレーザープリンタレンズを1枚のプラスチックレンズに。
・コスト半分を実現
・2億円の工作機械を導入。負けられない戦い
・受け身から提案型経営に

■企業派遣

・かわいい子には旅をさせよという事で、国内外の大学に派遣。製品開発力につなげる
・地道に教育しながらレベルアップ

■まとめ

・技術の成功だけでなく、ビジネスも成功しないといけない。
・技術オタクのような技術の深堀は絶対に必要。だけどビジネス思考の技術者も必要

儲からないと評判の(?)デジタル業界。コア技術を様々な商品群に展開できているか。そしてその結果もうかっているか。上場していないので詳細はわかりませんが就職情報のページによると現在経常利益8%、2015年に20%以上を目指しているそうです。

がんばっていただきたい。

僕も社長になったあかつきには営業利益率40%、ROA20%以上くらいはめざしたいですね。儲けまっせー。

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