2009年6月28日日曜日

SVA

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ファイナンスって面白いなぁ。と思うようにしています。嫌になると本当につらそうなので。まぁ本当に楽しいんですが。

けどファイナンスの考え方ってほとんど理解されていないと思うので会社とかで張り切って使うとドン引きされてしまいそうな予感がしますね。

■SVA

・SVA:税引後営業利益から投資額×WACC(加重平均資本コスト、加重平均期待収益率)を引いた値。
・SVAの意義:会計利益が黒字でも企業は株主に資本コストを支払えているとは言えない。株主の資本コストを上回る成果を出して(つまりSVAがプラス)初めて価値想像が行われていると考えられる。
・SVAを高めるには、利益を増やすこと、資本コストを下げる事。資本コストを下げるには投下資本を少なくすることが重要。
・短所①:将来の成長に必要な無駄やリスクを忘れてしまう事。⇒長期的な投資はNPVで判断するなど柔軟な対応が必要。
・短所②:資金面で取引先との関係悪化。
・(概念が難しく直感的でない為)納得させるのが難しい?
例)事業による資本コストの違いに対する社内の反発:業界によるWACCはほぼ同じ。社内では無く社外に目を向け競合と戦っていくには、高い資本コストを超える事業計画を立案する必要がある。
例)投資家からのWACC等の低さに対する疑問:WACCは市場から得られるデータによって決まる。意図的に増やしたり減らしたりする事はできない。
・全社一律の資本コストを用いる事で課題投資や過小投資が起こる。

うちの会社は各事業部ごとに目標のROICを設定されています。多分。ROICってSVAやEVAなどと同じく価値創造に視点を置いた目標なんでしょうか?

ちなみにROICの説明ってなんど聞いても理解できなかったんですが一度導入した意図、数値の根拠も含めてしっかりと理解したいです。

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