2009年6月28日日曜日

CAPM・WACC

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ものすごく難しい事をたくさんならっているようだけど、実はすごくシンプルな事を繰り返し習っているような気がします。と思うようにします。

WACC、CAPM。これだけでいいですよね。違う?

■ポートフォリオ

・複数の証券や資産の組合せ。事業ポートフォリオは事業の組合せ。
・リターンは平均。個別の期待収益率を加重平均した値。
・リスクは平均より小さくなる。σ^2=∑WiWjσij=∑Wi^2σ^2+∑WiWjσij・・・無理。個別の期待収益率の分散×加重平均の2乗の和に共分散の和を足す。
・ポートフォリオを行う事でリスク1単位あたりのリターンが上がる*リスクは標準偏差

・実際のビジネスで言われるのは「選択と集中」。実際のビジネスで複数の事業を行った場合、経営資源が分散するなどして期待収益率が単純な加重平均の和より小さくなってしまう。
・企業が複数の事業を行うのはシナジーで加重平均の和以上の期待収益率が得られるとき。
・企業は選択と集中で事業の期待収益率を高める。投資家が分散を行いリスクを下げる。

・システマティック・リスク:分散投資で除去できるリスク。非システマティックリスク:分散投資で除去できなりリスク。
・分散投資によりシステマティックリスクが除去されること。

■CAPM(資産評価モデル)

・ERi-Rf=β×(ERm-Rf):個別のリスクプレミアムがマーケットのリスクプレミアムに対してどう動くか?
・ERi=Rf+β×(ERm-Rf):変形して個別の期待収益率を求める。個別の期待収益率は無リスクの利子率に個別のリスクプレミアムを加えて求める。個別のリスクプレミアムはマーケットのリスクプレミアムにβをかけて求める。

‐ERm-Rf:マーケットのリスクプレミアム
‐ERi-Rf:個別のリスクプレミアム
‐Rf:リスクフリーレート
‐β:個別のリスク。マーケットの変動に対する個別の変動率。

・個別株式はマーケットに連動
・連動の程度はβ。βが大きいというのは市場より大きく動くという事でハイリスク。βが小はローリスク。

■加重平均資本コスト(WACC)

・Rv=D/V×Rd+E/V×Re
‐Rv:投資家が企業に期待する期待収益率、総資本コスト
‐D/V:負債比率
‐Rd:債権者の期待収益率、負債の資本コスト(無リスク利子率+リスクプレミアム。銀行に聞く)
‐E/V:株主資本比率
‐Re:株主の期待収益率、株式の資本コスト(CAPMで計算する)

・法人税を考慮:Rv=D/V×Rd(1-t)+E/V×Re

■実際の求め方等(まとまってません)

・マーケットの期待収益率:TOPIXの期待収益率
・β:個別株式とTOPIXの収益率を回帰分析して求める。y(個別)=a+βx(TOPIX)。どっかにのっている。
・証券の期待収益率:ブルームバーグ等にのっている。
・無リスク利子率:10年物国債が使われる事が多いが期間は要検討。
・マーケットのリスクプレミアム:TOPIXの期待収益率-10年国債利回り
・格付け会社の負債コスト:無リスク利子率+信用スプレッド

■ポイント

・No free lunch.リスクを取らないと儲かり難い。
・エクセル関数 標準偏差STDVE、平均AVERAGE。分析ツール 相関、回帰分析
・業種によってWACCはばらつかないが、株主資本コストはばらつく。理由は負債比率。

WACCの計算は試験にでるそうです。要チェック!

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