2009年6月9日火曜日

損益計算書・株主資本等変動計算書・キャッシュフロー計算書

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知ってると余裕かましていましたが、アドバンテージが効くのはこの損益計算書まで。キャッシュ・フロー計算書あたりからは、そこそこ必死で頑張りました。

来週からは予習もしてしっかり頑張ります。

■損益計算書(基本的な内容は省略)

・2010年3月期決算期より棚卸資産の評価ルールが低価法(正確には名前は低価法では無い)に変わる。
・特損が多いと何か悪いことがおこっているのではないか?というサインになる。
・製造業では営業利益10%が優良企業のベンチマーク
・PL上の税率は実際の納税額ではなく税引前当期純利益に税率をかけて計算する。差額を調整するのが税効果会計
・利益率をみる事で比較が容易になる

■株主資本等変動計算書

・有価証券、為替換算調整勘定:有価証券等に評価替による差損益を純資産の部に計上している。税率部分を除いた金額、税分は繰延負債に計上

■キャッシュ・フロー計算書

・減価償却費、売上債権・棚卸資産・仕入債務の増減がポイント
・CFO、OCF:営業活動によるキャッシュ・フロー。基本的にプラスになるべき
・CFI:投資活動によるキャッシュフロー。固定資産への投資額。大なら積極投資
・CFF:財務活動によるキャッシュ・フロー。フリーキャッシュフローの余剰(不足)をどう用いているか(補っているか)。プラスでもマイナスでも良いとも悪いとも言えない。
・フリーキャッシュ・フロー:CFO+CFI。プラスなら投資はすべて営業活動で賄えている。マイナスなら営業活動からのキャッシュ・フローだけでは設備投資に不十分。資金活動の必要性あり。
・営業CFと支払利息で、支払利息の方が大きかったらやばい。(借入の利息分も稼げていない)

トヨタの財務諸表の解説時に、自動車ローンを行っているので借入・金銭債権が出てきていますといった説明があった時、内部留保(利益剰余金)があるのだから、借入せずに内部留保を取り崩して貸したらいいのではないかという質問がありました。

最近の不況時の派遣切り問題などの時も、テレビのコメンテイターや某政党の人たちが内部留保がたくさんあるのだからそれを取り崩して給料を払えばいいという意見をされていましたが、繰延利益剰余金の金額が現金として会社に残っていると誤解している人が多いという事なんでしょうね。

あくまで過去にそれだけ利益を積み上げてきたという事ですが、すでに資産側に出ている項目の何かに使ってしまっている。会社に残っている現金は資産側の現金に出ているところだけ。

という事なんでしょうか。

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