2009年6月3日水曜日

製品戦略

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「The many in the one, the one in the many」
アルフレッド・マーシャル

ひとつの単純な現象にも多くの要因が作用しており、逆に、多くの無関係に見える現象がひとつの原理のもとに結びついている

先生の一押しの言葉だそうです。確かにそうだと思いますが、そこまで心に響きませんね。残念ながら名言選考落選です。

もうひとつ、

「経済学は真理の集まりでは無い、しかし真理を発見する為の方法なのだ」

それでは張り切ってまとめたいと思います。

■製品多様化

・価格差別:一物多価 同一の製品を異なる価格で販売
・製品多様化:多物多価 多様な商品を多様な価格で販売。単一製品政策より利潤が大きくなる。利益確保の多様度が高まる。
*製品多様化を行なう時は顧客がバランス良く分かれるようにしないといけない。
例)PB商品 ブランドにこだわる顧客層もいれば、こだわらない顧客層もいる。

■製品のバンドリング:複数の製品を抱き合わせで販売

・人間は選択がありすぎたら逆に決めれない。*どれを選ぶか決めて欲しがっている。
・混合バンドリング(Mixed Bundling) 単品とセットを併用する
例)自動車の付属品、レストランのコースメニュー等

■製品差別化

・製品特性:耐久性や品質、色、デザイン等
・成員政策:製品特性を座標軸とする製品特性空間へのポジショニング
・垂直的差別化:全ての消費者が同一な評価方向での差別化
・水平的差別化:消費者によってこのみが異なるような面での差別化
・製品が同質化する事で価格競争が厳しくなる
・製品を差別化することによって価格競争が回避できる
・製品特性が接近しすぎると値下げ競争が激化する
・差別化最大原理
①製品をライバルの値に近づけると需要を拡大できる
②近づけると相手の製品差別化の程度が小さくなり、相手企業の価格引き下げを誘発し自己の需要が減少する
*②が①を上回るとき、価格競争を回避するために製品差別化を図ろうとし、差別化最大という結果を導く

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