2009年5月18日月曜日

製品開発組織

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どういう組織でイノベーションがおこるのかということについての授業。

通常の(形としての)組織論のような感じですが、イノベーションを起こす事が企業の存続の鍵だとしたら、まぁ違和感ないのでまぁいいやという感じです。

授業でもうちの会社はマトリックス組織だけどなんかうまい事いってないんです。という話が多くみられました。経営学って理論はシンプルだけど、実際にやるのは大変っていう話ばかりなんですね。

■機能部門別組:組織を機能によって分けること。

・各分野の業務に専念する為部門最適型のイノベーションが起こる
長所:特定の分野でのイノベーションの促進、知識を体系的に蓄積できる
短所:責任の所在が曖昧、納期管理ができづらい
例:自動車会社(エンジン、ブレーキ、ラジエータなど)

■プロジェクト組織:重点的な製品開発件名ごとに様々な機能部門から人材を集め部門横断的なチームを作る

長所:イノベーションや製品コンセプトの明確化、メンバーが助け合い納期が明確に
短所:個別の要素技術が磨かれにくい
例:シャープ(液晶プロジェクト・・・)

■マトリックス組織:機能部門別組織に、部門横断的なプロジェクトが設定され、プロダクトマネージャーが任命される。

・機能部門別、プロジェクト型、両方の良いところをあわせたのがマトリックス組織

■ポイント

・最適な組織は商品の特性によって決まる。

-市場・顧客ニーズの複雑性が高い⇒技術や機能より製品コンセプトが重要な為プロジェクト組織

-業務間の相互依存性が高い⇒他部門を考慮する必要があるためプロジェクト組織
例:車 個別の部品のバランスが重要

-革新的な技術が必要⇒機能部門組織
例:パソコン 各パーツのモジュール化がすすみ、スペックが各パーツの性能に依存する

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