2009年5月20日水曜日

人生で無駄になる事は何もない。無駄にしてしまうのは自分の気持ちだ。

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和地 孝 (テルモ会長)
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和地さんが行ったテルモの企業改革について学んだ時、なぜ和地さんはテルモの企業改革に成功したのだろうかとクラスメートと話題になりました。クラスメート、懐かしい響き。

銀行からテルモに行き客観的な目で悪い点を見る事ができたという事ももちろん大きな原因の一つ。ただ銀行から他の会社に行く大勢の人が全員こんな成功を収める事ができるかというとそんな事は絶対ない。

そんな疑問を思いながら日経ビジネスにのっていた和地さんのインタビューを読んで書いてあった「人生で無駄になる事は何もない。無駄にしてしまうのは自分の気持ちだ。」という言葉。和地さんのこの考え方と銀行で経験した色々な事。それが和地さんをすごい経験者にした原因ではなかったのかと思いました。

以前MBAで困難な経験が成長させるという事を習いました。その時も「よし、困難な経験をたくさんして成長するぞ!」「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」などと短絡的に思ったけど、いざ自分のキャリアを振り返ると、仕事で困難局面に直面した時って、全部が全部高いモチベーションで立ち向かったかというと全然そんな事無いんですよね。

それどころか、もっと頑張ったら良かったなんて後悔する事もしばしば。困難に負けてしまった事もあるし…

成長する為に困難な経験をしたいと思うのはいいけど、その前にその困難に立ちむかう心構えや準備をしっかりとして、その困難を克服してはじめて自分の成長につながるんだと思う。仮に失敗したとしても全力でした失敗じゃないとそこから何も学ぶ事できないですしね。

世の中すごい経営者がいっぱいいるもんですね。

ところで「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」山中鹿之助。これもいい言葉だな。

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