ウェルチのインタビューの映像を見て、あまりの感動に腰を抜かしてしばらく動けませんでした。感動した発言はこれ。
GEはは一番早い象だ。いくら早いからと言ってチーターと勝負したら勝ち目は無い。けど同じ象と勝負したら必ず勝てる。
って全くピンとこないと思います。言いたいのは
GEがいくら良い組織を取っているからと言って、意思決定や行動のスピードではベンチャー企業には絶対にかなわない。だから数多くのベンチャー企業が参入するよな業界、IT業界にはGEは絶対に参入しない。
という事でGEは1980年代前半に半導体事業を売却したんですね。エルピーダの坂本さんなんかはほんとにすごいスピードで意思決定を行っていた。そういうチーターの業界はGEの戦うべきゲームでは無いと。
ジェットエンジンとメディカル。全く違う業界に見えるけど実は顧客の構造や、意思決定のスピード、競合状況なんか考えると同じ類のゲームという事になる。全く違う業界だけどGEというプレイヤーにとっては両方得意なゲームという共通点があるので参入する。
GEは最も早い象。だから象との勝負では絶対に負けない。
思い出しても腰抜かしてしまいます。
しかしウェルチもすごいんだけど、一つ一つの授業にこんな繋がりがあるこの授業もすごい!
新しいマネージャーのあり方を説明して、それに全く矛盾してる金川さんのやり方。一見だから駄目だと言いたくなるけど、それは闘っているゲームの中では一番ふさわしいやり方なんだ。そしてそれを強く裏づけるウェルチの象発言。そしてウェルチが重視した人材の事・・・と全てが深く関わりあっていて、1.5時間×3回という恐ろしく長い授業だけど一瞬たりとも気を抜けない。
小学校から大学卒業まで19年間たくさん授業を受けてきたけど、心が震えた授業というのはこのクラス初めて。しかも今まで三回すべて震えています。ほんとにすごい。
2009年4月19日日曜日
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