2009年4月29日水曜日

ハイ・フライヤー

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今年の32冊目。

この本は面白かった。前半はよくわからんなーと思い読んでましたが、途中から霧が晴れたようにクリアになってきました。結局「人は経験から学ぶ事によって成長する」ってことですよ。

けど先生曰くマッコールの前作「経験からの教訓」のほうが断然いい本らしいです。先日授業で習った一皮むけた経験について書かれた本。残念ながら邦訳は出ていないそうですが。

■プロセス

・「才能」に「経験」が加わり「何かいいもの」(リーダーの資質)が生まれる
・「経験」は「事業戦略」に基づき与えられる
・「才能」とは「経験」から学ぶすぐれた学習能力
・「才能」ある人に必要な「経験」を与える「メカニズム」
・「経験」から学習できるように促進するものが「触媒」

■ポイント

・成果をあげるリーダーは自分で実行し、他人が挑戦するのを観察し失敗を犯すことによって学ぶ
・リーダーシップの能力は学習できる
・人材開発を支援する環境作りが、企業の競合優位性を築く
・リーダーシップ開発はリーダーの責任
・リーダーシップの資質(何かいいもの)は天賦の才能では無くな長年の経験から培った結果
・リーダーは自分を成功を導いた「強み」が「弱み」に変わることで失敗を招く
・最も成長が期待できる経験は挑戦であり逆境の時
・変革へのコミットメント、洞察力、リスクを冒す勇気が大切
・「変化を脅威と感じる人は、幸せにもなれなければ、生き残ることもできない」ハリー・ストンサイファー
・フィードバックの内容を向上、変化に必要な刺激誘因と資源を提供、変化のための努力を支援する事が学習を促進させる(触媒)
・適者生存は最優良者生存とは異なる

■成長を促す経験

・初期の仕事経験:困難な課題に対峙していくための下地
・最初の管理経験:挑戦し他者をリードする事を楽しむ
・ゼロからのスタート:新しい何かを生み出す必要がある
・立て直し:プレッシャーなどさまざまな教訓
・視野の変化:大きな視野の変化
・スペシャルプロジェクト、タスクフォースアサインメント
・ラインからスタッフへの異動:ビックピクチャーの理解

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