2009年4月20日月曜日

金川千尋さんについて

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金川さんの経営に対して僕の出していた結論は「金川さんはウェルチからも称賛されるようにすごい経営者だが、ワンマンで人材育成などの面を軽視している。その結果自身が80を超える年齢になっても後継者が育っていない」というもの。さぁ結果や如何に?

金川さんの映像が無いという事で、エルピーダメモリの坂本さんの映像を見ました。全く同タイプの経営者みたいです。映像で見る坂本さんは為替等のマーケットの状況や、自社の状況に把握し、スピーディーに投資などの意思決定をしバリバリと仕事をこなしていく。典型的なワンマン経営者のようでした。本で読んだ金川さんとそっくり。

映像が終わり、色々議論が深まり、クラスの意見も「権限委譲していない。」「これじゃ現場が疲弊する」など、「駄目な組織運営だ!」的な雰囲気が優勢になり出しました。その時に「半導体(エルピーダ)や塩ビ(信越)のような市況産業は一人の天才相場師がいたらそれで良い」という発言が。

権限委譲し現場の力を活かす組織が絶対的に正しい組織なのではなく、戦っているビジネスによって最適な組織というのは変わる。先の市況状況を的確に読みスピーディーに意思決定、実行していく半導体のような業界では文鎮型組織(ピラミッド階層をうんと少なくして、文鎮のように平べったい組織にちょこんとツマミ(指揮する部門)がのっかている組織形態)が一番ふさわしい。との結論に。

そして授業は、そのような半導体業界はGEの戦う業界ではないという「一番早い像」発言になっていったんですね。

しかし、いやぁあのパラダイムシフトを起こさせるような「天才相場師」発言。ホント世の中ってすごい人が一杯いるもんですね。一度くらいはクラスでええ事言いたいっス。

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