2009年4月26日日曜日

後藤卓也さんについて

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花王の元社長、後藤卓也さんを招いての授業があった。

流通向けの営業で言うと花王はもっとも優れている企業なんではないでしょうか。以前、営業をしていた頃(今でもそうですが)、花王販売を目指そうと社内で良くいわれました。その時に花王の社長が後藤さんだったのでいわば憧れの人。

ミーハーなんですが名刺交換しちゃいました。

■感想とまとめ

ものすごく柔らかいイメージの人だか、自分の思いがしっかりとあり、自分の言葉で話せる経営者だと感じた。花王が戦えるビジネスでは無いという理由でフロッピーディスクから撤退した事。花王のコアとなる技術を生かし化粧品というおかしな業界に参入しつづた事。立地の取り方などはウェルチと同じこといってるなぁと思った。

花王という企業に関しては、ただ流通への影響力という強みを生かせない海外でP&Gとどうやって戦っていくかが今後の最大の課題だと感じた。

■後藤さん自身について

・プロフェッショナリティーが無い。ゼネラリスト
・若い時からまとめ役をの経験ができた
・若い時から自分で決める事についての判断基準を持てた。自分で決める。責任をとる。

■経営者に求められる要素

・健全、健康な心身
・考え抜く力
・決断する覚悟、力
・説得する、コミュニケーション
・実行する、継続する執念
・見切る勇気
・責任をとる覚悟

■印象に残った言葉

・経営は勘。だが良く考える事が前提。経験を積み上げた中で働く勘。
・好奇心を持つことが勘を鍛える事につながる。関係ないところから何を感じるか。
・長期、短期の視点を使い分ける。
・危機感の醸成(アジエンス発売時のシャンプーグループ)
・企業理念について、常に言い続けることが大事。その繰り返しで浸透させるしかない。
・技術の連鎖を考える。髪を洗う技術と紙を洗う技術(古紙再生する時インクを落とす)は同じ

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