2009年3月12日木曜日

ザ・ゴール2

Clip to Evernote
今年の12冊目。

前作のザ・ゴールで書かれた生産管理に関する制約理論(TOC)を思考プロセスに応用させた一作。

ビジネス小説という形態をとっているため楽しくサクッと読めました。けどその為面白かったーという感想だけに終わりほとんど理解していないような気が・・・ビジネス小説ってそうなってしまうケースが多いんですよね。

本来は自分でチャートを書きながらしっかり理解しながら読み進めていかなければいけないんだと思います。この本も後半になるに従い図が無くなり文章だけになってます。著者はおそらく書きながら読めと思ってるんでしょうね。

ケースで学ぶ TOC思考プロセスでケースをときながら理解を深めようと思います。

■思考プロセス

・「何を変えればよいか?」「何に変えればよいか?「どのように変えればよいか?」といったプロセスを系統的に考える事。

・思考プロセスを考える実行する為のツールは下記のとおり

①現状問題構造ツリー:「何を変えれば最大の結果が得られるか」を明確にする手法。問題点(UDE:好ましくない結果)を列挙し、因果関係を見つける事で変えるべき根本的な問題を見つけだす。思考プロセスの最初のステップ。

②雲(対立解消図):問題の根本的な原因となっている矛盾や対立を解消するための手法。現状問題構造ツリーで見つけ出した根本的な問題を雲を使って「何に変えればよいのか?」を考える。

③未来問題構造ツリー:雲を使って考えた問題解決策を実行したらどうなるかを検証する手法。根本的な問題が解決した状態で現状問題解決ツリーがどう変化するか示し新たな問題が生じていないかを検証する。

④前提条件ツリー:「どのように変えればよいか?」を考えるための手法。目標を達成する過程で発生する障害(前提条件)とそれを克服する中間目標を展開。因果関係だけでなく時間的順序関係が重要。

⑤移行ツリー:思考プロセスの最後のステップで実行計画に相当する。前提条件ツリーで展開した各中間目標を達成するために必要な行動を示す。時間的順序が重要。




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