2009年3月10日火曜日

聞きとりの作法

Clip to Evernote
今年の11冊目。

経済学の研究をするために、企業に実際インタビューに行くときのやり方を書いた本。この本も監査との共通点がいろいろあるなと思った。

外部と内部の違いがあるが受ける側が企業であり忙しい業務の中の貴重な時間を割いて対応している点。インタビューする側が業務や企業のについて精通していない点等。

監査の場合はついつい上目線で対応するのが当たり前みたいになってしまいがちなので、相手の事を思う気持ちは強く持たないといけないと思いました。


■相手への配慮

・相手のコストに配慮する。(時間をかける事がいい聞き取りでは無い)
・ていねいに依頼する。

■仮説の重要性

・仮説の設定こそが最も重要。良い仮説が無いと新たな発見はできない。
・対象職場の仕事の種類、企業規模、技術類型などをはっきり認識しておく。
・できたら複数の仮説を用意する。

■インタビュー時

・具体的に聞く、最近の例を聞く
・聞きたい事をまとめて、聞き取りリストを用意する。
・現場で聞く
・相手の協力を得るにはよくぞここまで調べてきたという周到な用意と的を得た質問が重要
・自分の知らない事も失敗を恐れず聞きなおす
・意見を押し付けない、議論しない
・聞き取りの後はしっかりとまとめる。

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