2009年3月7日土曜日

経営学のフィールドリサーチ

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今年の9冊目。今週の2冊目。

経営学の研究する際にどのように研究対象に迫るかについて書かれた本。どうせ堅くて難解な本なんだろうなーと思ってたんですが、読んだら本当に面白かった。

意外な発見としては、これって監査にも通じるという事がたくさんあった事。よく考えたらフィールドリサーチによる研究も監査も、インタビューなど様々な方法で相手の事を深く理解していく事では一緒。そりゃ共通点もたくさんありますよね。

相手が言っていないのにこんな事いいたいんだろうなと勝手に想像してしまう事。仮説にあうように事実を都合よく理解してしまう事。この2点は最近の監査で経験したところだったので、事実を正確に捉えるよう気をつけないといけないなと思いました。

ジャンルにとらわれず様々な本を読むっていうことは重要だなぁと改めて思いました。自分で本選んでるとついつい偏ってしまいまがちになりますもんね。

■ポイント

・理論と実証をあわせこむ
・知りたいという熱意をてこにする
・観察対象に接近する
・事実を正確に捉える
・相手が言ってもいないのにこういう事をいいたいんだなと推測して理解してはならない
・「データを得る前に理論をつくるのは決定的な間違いだ。人はそれと気づかず理論に合わせて事実を捻じ曲げはじめる、事実に合うように理論をつくるのではなく」シャーロック・ホームズ

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