2010年3月14日日曜日

コトラー ソーシャル・マーケティング

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今年の10冊目。

最近読書に調子が出てきた。上司が出張でいないのをいい事に仕事中も読んだりしています。

しかし色々と本を読んでいるのは修論テーマがまだ固まっていないからであって決して喜ばしい事では無いわけで。部長のブログ読んで益々焦ったりしているわけで。

しかし最近、何かピンと来そうな予感がしている。

本をたくさん読んで、考えて考えて考え抜いて、修論で頭の中をいっぱいにしておいて、神様がふとした瞬間にインスピレーションをくれる事を待ちたいと思います。

■ソーシャルマーケティングとは?

・ソーシャルマーケティングは、ターゲットと同様に社会(公衆衛生、安全、環境、コミュニティ)に便益をもたらすターゲットの行動に対して影響を与えるために、価値を創造し、伝達し、そして流通させるというマーケティングの原理および手法を適用するプロセスである。(よくわからん・・・)

・営利目的のマーケティングは具体的な製品やサービスの販売を目的としている。ソーシャルマーケティングは望ましい行動の販売に用いられる

・ソーシャルマーケティングの目的は金銭上の利得ではなく、個人的または社会的利得

・ソーシャルマーケティングの競合は他社の製品ではなく、望ましい行動を妨げる行動。
例)勉強の競合はテレビゲーム、禁煙の競合は煙草をすってきたという習慣

・ソーシャルマーケティングは行動に焦点をあてる

■ソーシャルマーケティングの10ステップ

1.背景、目的、焦点:

・スポンサーは誰か?
・なぜこれを行うのか?
・どのような社会的課題や人々に対して計画が焦点をあてようとしているのか?そしてそれはなぜか?

2.状況分析(SWOT分析や文献調査)

3.マーケットのセグメント化、ターゲットの選択と描写

4.マーケティング目標とゴール

・目標:ターゲットとされた行動や態度(知識や信念)の具体的規定
・ゴール:SMARTゴール(具体的、測定可能、達成可能、関連あり、時間制約

5.行動の採用に影響を与える要因

・ターゲットとされた行動に対して認識されている障壁
・ターゲットされた行動の便益
・競合する行動/勢力
・他の重要な影響

6.ポジショニングの表明

・ターゲットとされた行動およびその便益をどのようにターゲットに理解してもらうか

7.マーケティングミックス戦略

・行動に向けた価値の創出、伝達するための4つのP

8.モニタリングおよび評価に向けた計画

9.予算

10.実施計画及びキャンペーンマネジメント

細かいところですが競合が行動というのが面白い概念だなぁと思いました。ものを売る時も意識しないといけない事かも知れませんね。

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