今年の73冊目。
質的研究。すなわち数字ではなく、文字や映像などの非言語情報をどのように扱い分析するかについて書かれた本。
5月ごろに一回読みだしたんだけど挫折。今回は必要に駆られて読んだということもあって読み終えました。
関心って大事ですね。
■定性的コーディング
・定性的コーディング:収拾された文字テキストデータに対して「コード」つまり、それおぞれの部分が含む内容を示す込みだしのようなものを付けていく。
例)グループのリーダーであるパットは「あなた自身の手でひきうけなさい」と勧める。
→医者に頼るな
‐何度も繰り返しでてくるようなコードは重要度が高い
‐2つのコードからさらなる分析が可能になることもある
■コーディングのアプローチ
・帰納的アプローチ:データそのものからうかびあがってくるコードを使う
‐オープンコーディング:データ自体からコードをつくる
‐焦点的コーディング:より高度な概念的なコードを割り当てる
例)グループのリーダーであるパットは「あなた自身の手でひきうけなさい」と勧める。
→医者に頼るな
→支援グループからの情報
※複数のオープンコーディングをグルーピングして抽出したコード?
・演繹的アプローチ:既存の理論的枠組みから導かれるコードを使用する
‐理論から導かれる仮のコードリストを作っておく
■質的データ分析の編集作業方法
・第一段階の再文脈化、データベース化
いったん元の資料から切り出した文書セグメントを、何らかの基準(分類や配列)に基づいて整理しておく
・第二段階の再文脈化、ストーリー化
整理されたデータのなかから特徴を持ついくつかの情報を特定の問題関心に基づいて抽出し、ストーリーを組み立てていく。
■概念モデルの構築
・コードマトリックス:事例を横軸、コードを縦軸にとして文書セグメントを位置づける。
・ツリー構造:グループ分け、再分化、順序づけ
・ダイアグラム:モデル図
結局、やってみないとわからなそうです・・・
2009年12月11日金曜日
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