2009年10月1日木曜日

マーケティング基礎

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ゼミ2回目という事で、マーケティングの講義。

マーケティングなんて簡単なもんなんだよという持論の教授。3時間の講義終了後もうマーケティングは全て理解していると思って大丈夫とのお墨付きを頂きました。あとは今回学んだ視点でどう先端の事例を見るか、どう未来をつくっていくかが大切ってことなんでしょうね。

1個の△。1人の顧客と2人の売り手がいるとマーケティングが必要になる。けど世の中は68億人の顧客とたくさんの売り手がいる。一体何角形になるのかわからないけどきっと、△で考える時よりはちょっとくらい複雑になるんだろう。その複雑さをちょっとでも簡単にする為にSTPがあるって事やね。んーおもろい。

とりあえず、ちょっとでもマーケティング視点でもの事を見れるようにしていきたいと思います。

■マーケティングの原点

1.マーケティングは△で考える。

1人の顧客に対して2人の売り手。自分の商品を買ってもらう為の工夫がマーケティング

2.マーケティングにかかるお金は投資

投資:余分に払ったら余分に返ってくるもの
費用:いくらお金を出しても見返りはかわらないもの

自社にとって価値を生むことは投資、生まない事は費用

例)ユニクロとシマムラの物流機能の違い。

3.需要を創造し、拡大再生産するのが仕事。

満足→再購入→関連購入→推奨購入のループをまわす。顧客満足がループをまわすエンジン。

4.顧客の期待にこたえるのではなく、期待を超え続けることが必要。

顧客の期待にこたえるだけでは、顧客満足度は普通。顧客の期待を超えて顧客満足を得られる。
例)大学病院と町医者、トヨタとGM

■マーケティングで大切なこと

5.大切なことは方向性

下手でも正しい事。顧客にとって価値を生むこと、自分にとって利益を生める事を行う。
例)携帯電話。小型化への逆行

6.もやしっ子でも勝てる土俵を探す

・ポジショニング:勝てる土俵を探す事。業界間のばらつき>業界内のばらつき
‐経済的参入障壁、戦略的移動障壁
※資源ベース論(RBV):厳しい市場でなんとか頑張る事で何か能力を得られる。

・市場地位別マーケティング
‐リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャー
‐正攻法、差別化、模倣、焦点化

7.事業の定義

マーケティング近視眼。顧客の立場にたって自分たちが何を提供しているのかを考える。

■マーケティングの打ち手

8-1.市場細分化:セグメンテーション。同じ刺激に対して違う反応をするものをグループ化する。

‐市場細分化のポイント

①ある同質なユーザーが存在
②規模が十分大きい
③特定メディアや経路で接近可能
④測定可能性(規模、顧客特性、マーケティング活動のインパクト)

8-2.差別化:同じターゲットを狙っている競合に対してどう差をつけるか

・製品

・9.ブランド:お客にとってどう見えるか?多くの人がそう思っている事が大切

・10.仕組み:差別化は製品だけで行うのでは無い
例)コカコーラの自動販売機。デルの直販システム

11.4Pから4Cへ

・Product(製品)⇒Customer Solution
・Price(価格)⇒Customer Cost
・Place(販路)⇒Convenience
・Promotion(販売促進)⇒Communication

■マーケティングの教え

12.売り手思考への落とし穴

13.イノベーターのジレンマ:その道のプロだからこそ新しい商品を出せない事もある(ヘルシア緑茶)

14.顧客の声の受け取り方:傲慢と考えるか、経営革新の機会とみるか

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