2009年6月12日金曜日

情報の非対称性

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今回が本当の情報の非対称性。

ところで授業終わってからこんな事書いても仕方が無いんですが、なんか配布資料の日本語がわかりづらい様な気がしてきました。

そこでWikiコピペという禁断の荒業をマスターしてしまいました。そんなんでまとめの意味あるんかいな?

■情報の非対称性

・非対称情報:ある人が特定のことがらについて他の主体より多くの情報をもっており、情報格差が存在する事を各主体が認識している状態。

・非対称情報の問題
‐隠れた知識:個人は他人の知らない知識を持っている→逆選択
‐隠れた行動:他人の行動が観察できない→モラルハザード

・逆選択

保険会社としては健康や安全を心掛ける人物と契約するのが望ましい。しかし、健康に気を配っているのか、いないのか判別することは困難である。そこである保険の条件を設定すると、その条件でも得をすると考えるもの(不健康な人物)ばかりがその保険に加入し、健康的な人物は損をすると考えその保険には加入しない。
保険会社はあたかも本来望まない条件の悪いものを選抜しているかのようになり、利益を得ることが出来なくなる。
逆選抜を避けるため契約者に医師の診断を求めたり、走行距離などの情報を求めたり、あるいは保険契約の広告・募集方法を工夫するなどしている。

・レモンの原理:情報の非対称性から不良品が横行する事。*不良品をレモンと呼ぶ事から。

・モラルハザード

保険によって保険事故が補償されることが、被保険者のリスク回避行動を阻害するという現象を指す自動車保険において、保険によって交通事故の損害が補償されることにより、加入者の注意が散漫になり、かえって事故の発生確率が高まる場合など。

■情報の非対称性への対応策

・モニタリング:隠れた行動を観察しモラルハザードを防止

・シグナリング・スクリーニング:隠れた特性を観察し逆選択を防止。

・シグナリング:情報優位者が商品の品質に関する情報(シグナル)を情報劣位者に間接、直接に提示し、情報の格差を縮小する事。例)労働市場において労働者が資格を取得して自分の優秀さを示す

・スクリーニング:情報劣位者が、情報優位者にいくつかの案を示し、その選択を通して情報を開示させる。例)自動車保険会社が走行距離に応じた複数の割引保険を用意し、保険に加入しようとしている人にどの保険を選択するかを決定させる方法が挙げられる。保険会社は、加入者の自動車利用頻度を確認できる。

■インセンティブ契約

・非対称情報のもとで適切な行動をとるインセンティブを与える制度の設計

・成果が確実(成果と結果の因果関係が明確)な場合→成果に対して支払う

・成果が不確実なケース→結果との因果関係はわからないが、固定にするより結果に対して支払ったほうが良い。(ボーナス+基本給など)

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