2009年5月10日日曜日

イノベーション

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5月に入り新しい授業が始まりました。イノベーションマネジメント。

イノベーションとは技術革新と訳されてしまったために、どうしても狭くとらえてしまいがちに。できるだ技術以外のイノベーションの事例で凝り固まった視野を広げのが主目的っぽいですね。ケースもタビオ(靴下屋)のSCMの事例をサービスイノベーションという事で取り上げていました。

またイノベーションは概念自体も抽象的なものである為、非常にあいまいで、イノベーションとインベンションの境目は?イノベーションはベンチャー、大企業どこで起こるの?などしっかりしない事が多く、モヤモヤ感の漂う雰囲気でした。

まぁイノベーション学者になるわけ違うし「そんなんどっちでもええやん」って感じで気にしない事にしておきます。インベンションでもイノベーションでも会社が成長できたらいいわけですし、イノベーションもどこで起きるか考えるより自社でおこさないといけないわけですもんね。

■イノベーションとは?

・経済的な成果が実現されたものがイノベーション。
・「製品開発」や「生産」など単一のプロセスの中だけでなく。「製品開発」「生産」「マーケティング」といったビジネスモデル全体のイノベーションが一番重要
・イノベーションの起こらない世界がコモデティ

■シュンペーターの理論

新結合:生産とは、利用可能な物や力を結合することであり、従来とは異なるかたちで結合することを指す。

1.まだ消費者に知られていない新しい商品や品質の開発
2.未知の生産方法の開発
3.従来参加していなかった市場の開拓
4.原料ないし半製品の新しい供給源の獲得
5.新しい組織の実現

イノベーションは大企業(マーク1)、ベンチャー(マーク2)どちら起こるのか?
⇒シュンペーターも答えは曖昧

*現在の大企業はリスクを避けベンチャー企業を買ってしまうのでは無く投資(出資?)する事でイノベーションを模索しているのでは?

■イノベーションの分類

・ヘンダーソン・クラーク
‐インクリメンタルイノベーション:技術が進むことで価格があがる
‐ディストラクティブイノベーション:破壊的、急激な進化
*コモデティー参入障壁がなくなる
*両者間の線は引けない

・プロダクトイノベーションとプロセスイノベーション
‐プロダクトイノベーション:既存の技術コンセプトを破壊するような新しいイノベーション
‐プロセスイノベーション:イノベーションをより使いやすく、つくりやすくするイノベーション

■まとめ

・イノベーションは「何か新しいものを取り入れる、既存のものを変える」という意味を持つ
・イノベーションは企業、産業が発展する為に最も重要な要素である
・イノベーションは製品開発面で重要な役割を果たすが、その他にも組織の制度仕組みにおいても役割を担う。
・イノベーションは企業家が実行する。そのプロセスは国の制度や風土によって影響を受ける。

イノベーションのジレンマを読みたいと思います。

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