2011年3月18日金曜日

避難所での物資の取扱について

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レスキューストックヤード、震災がつなぐ全国ネットワークがまとめた「避難所のこと考えたぞう!!」の内容をサマライズさせて頂きました。公開の許可も頂いたようで本当にありがとうございます。

http://www.rsy-nagoya.com/eccube/html/products/detail.php?product_id=9&PHPSESSID=2vlgnd5soshpbfaefpsp2bonahbppap3

何とかしてあげたい!という事でまずは救援物資の事が頭をよぎりますね。

今回はそんな救援物資が現地でどのようになっているかについて、新潟中越地震の長岡市の事例をもとに書かれています。

被災地のニーズを考慮せずに送り付けられたために無駄になってしまうものや、あるいは被災地域の分断された輸送手段がボトルネックとなって、確実に被災地域に届かず倉庫などに溜まってしまったものなどは「救援物資は被災地を襲う第2の災害」という事も言われるようです。

今回の報道を見ていると分別して送るなど過去の経験を踏まえて段々良くなっている気がします。どうせ送るなら喜んでもらえるもの、現地の役に立つものを現地に負荷をかけない形で送りたいですもんね。

ただ個人はやはりモノよりお金を送った方が良いような気がしますね。

■物資について

・援助物資について課題なのは量の確保ではなく、保管場所の確保、分別、配送。

■保管場所

・届いた食料や救援物資を受け入れるスペースをあっという間になくなり、大量の飲食物資が庁舎周辺を埋め尽くしどこに何があるのか管理もままならなかった。

・本部の倉庫に何があるのかの情報が無く、避難所に必要なものが本部にあったにも関わらず使えなかった

■分別

・荷を降ろす人員もほとんどいない状態で時間帯を問わず運ばれてくる状況は非常に大変だった。

■配送

・配送に従事する職員が不足する中で避難所全部に配送する事ができなかった

・物資の物流システムが機能しておらず、頼んでも取りに行くしかなかった。

・長岡市では個人からの物資は原則受け取らない事を防災計画に明記した。

■避難所に必要な機能【参考】

①通信

・ケーブルテレビ受信(?)、インターネット配線
・緊急電話の設置
・体育館と教務室間の連絡用トランシーバー
・地域防災無線の再検討

②電源

・十分な電気容量の確保
・体育館のコンセントの増設
・発電機

③暖房等
・ハンドマイク
・電子レンジ
・カセットコンロ
・湯沸し設備
・ダイナモ式の懐中電灯
・ラジオ
・茶碗、コップ等の生活用品

④資機材

・掲示板
・トイレ(洋式)
・トイレ用揚水ポンプ
・体育館の保温用ウレタンマット
・物資運搬車
・ダンボールの仕切り

⑤備蓄

・飲料水の備蓄
・備蓄物資の専用保管庫

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