2009年2月8日日曜日

1分間マネージャー

Clip to Evernote
今年の4冊目。素晴らしい内容だったので久しぶりにまとめたいと思います。

■1分間目標設定

1.自分の目標について同意(納得)し、承知する。
2.良い行動とはどういうものかを知る。
3.目標は1つずつ、250語以内で1枚の紙に書く。
4.各々の目標を何回でも読み直す。
5.1日のうちで時々自分の目標達成具合を調べる。
6.自分の行動が目標と合致しているかどうかを調べる。

■1分間称賛法

1.仕事ぶりを指摘する意図がある事を部下に前もって伝える。
2.その場ですぐに褒める
3.正しく、うまくやった事柄を具体的に話してやる。
4.うまくやったのを見て、上司としての自分がどんなにいい気分になったか、それが組織やその中で働く日人々にいかに役立ったかを話す
5.沈黙の時間をおき、いかに気分がいいかを当人にも感じさせる
6.引き続き同じように頑張るように励ます。
7.握手をしたり、触れたりして組織の中で部下が成功する事を援助していることをはっきりと分からせる

■1分間叱責法

1.部下がやっていることをはっきりと、曖昧でない言葉で指摘するつもりだという事を前もってはっきり伝える。

-叱責の前半-
2.まちがった点はただちに叱る
3.何が間違っているか具体的に教えてやる
4.間違いをみてどう感じたかを部下に話す。確実な、はっきりとしたことばで。
5.不愉快でも、沈黙の時間を数秒おき、あなたの言葉をしみじみ相手に味わわせる

-叱責の後半-
6.本心から部下の味方であることがわかるよう、握手をしたり、肩に手を置いたりする。
7.部下を高く評価していることを思い出させる
8.(この状況での部下の実績は別にして>部下に好意を持っていることを、もう一度、はっきりと言う。
9.叱責が終わったら、それですべておしまいという事をよく認識する。

■心に残ったフレーズ

・管理している部下の顔を一人一人、1日のほんのわずかな時間でいいからチェックしよう。そして部下こそもっとも大切な財産である事を、肝に銘じよう。
・気分のいい部下は、よい成果を生む
・部下が潜在能力を十分に発揮するように力を貸せ。部下が仕事をうまくやっているところを見つけろ。
・私が費やす最良の時間は、部下に投じる時間である。
・人はみな勝者になる可能性をもっている。敗者をよそおう人もいる。その見せかけにだまされるな。
・1日1分自分の目標をチェックしろ。成果をチェックしろ。そして自分の行動が目標に合致していかチェックしろ。
・われわれは行動のみの存在ではない。自分の行動を管理する人間そのものである。
・目標が行動を促し、成果が行動を持続させる。

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異動してからは部下を指導したりする事全くなくなりましたが、前の部署での部下との接し方については思い返してみると反省する事ばかり。もうちょっと早くこの本に出会いたかった。1983年から出ている本やのに…


今年の目標「コミュニケーション能力をつける事、感情的に起らない事」を達成するうえでも役だつような内容でした。

しっかりと怒れる上司であり父になろう。

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