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2009年8月10日月曜日

日本企業のコーポレートファイナンス

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今年の44冊目。

ファイナンスが終わったもんだから「いやぁファイナンスっておもしろかったなぁ」なんて調子の良い事思ってましたが、次の授業でもガンガン使いそうですね。

「喉元すぎれば熱さ忘れる」じゃないけど、つらい思い出もその時間が終わったから美化できるのであって、それがまだ続くのであれば話が違ってきますね。

という事で、内要は割愛しますが、まだまだこの本にはお世話になりそうです。

ついでに(といっては失礼ですが)著者である先生が授業の最後に書いていたメッセージだけまとめておきます。

■授業最後のメッセージ

・ヒト、モノ、カネ、情報、経営資源の中で最も汎用性が高いのはお金。お金の市場である資本市場と企業活動がきちんと結びついて、はじめて価値創造の条件が整う
・価値を生み出すのは事業であり株式市場ではない。企業は価値を生み出す投資機会を見出し、それを効率的に実施していく事が重要。ここさえしっかりしていたら、少々の事で企業はぐらつかない。
・上場企業である以上、資本市場との付き合いた方も大切。お互いに良い関係を築く事が必要

2009年7月27日月曜日

実物投資決定

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無事試験も終わり、ファイナンスの授業もこれで終了。面白かった。

ファイナンスの知識ってこれからビジネスの世界で、当たり前の知識として求められていくんじゃないかなぁと思いました。けど、しばらくは実務でファイナンス使う事無いと思いますので、きっと忘れて言ってしまうんでしょうね。さびしい話です。

授業以外にも素晴らしいチームのメンバーに恵まれ、最後の打ち上げで頑張っていた班としてあげられた時は感動もののうれしさでした。S先生のサイン入り本。チームワークの証。一生の宝物にしますよ。とか言いながらアマゾンで売ってたりして。

■正味現在価値(NPV)

・NPV=▲I+EC1/(1+ρ)+EC2/(1+ρ)^2+…
・DCF法によって評価した投資案件の価値の事
・プラスの価値を持つ投資を実行すると企業価値は増加する。
・投資の意思決定にはいろいろあるが、少なくともNPVがプラスであることが必要

■内部収益率(IRR)

・NPVをゼロにする割引率=投資の収益率。
・IRRと資本コストを比較して投資を判断するのが○
・長所:直感的、投資効率の指標であり規模が異なる投資案件を比較するのに便利
・短所:加法性が無い、付加価値の大きさが不明確

■回収期間法

・投資効率を回収できる最小年数
・投資資金の早期回収が好ましいという考え方

■Stand Aloneの原則

・投資プロジェクトは個別に評価する
・割引率はプロジェクトのリスクに依存

■海外投資の評価

・日本の金利3%、アメリカの金利6%、為替スポット110円=1ドル、日本での割引率8%の場合

①ドルNPVをスポットで円に直す
・ドル割引率をρとすると(1+ρ)/(1+0.08)=(1.06)/(1.03) ρ=11.15%

②FCFを円に直してPVを算出
・将来のレートは金利差で決まる。→1年後金利をもらった時の価格が同じになるように決まる
‐1年後のレート=110×(1.03)/(1.06)=106.9
‐2年後のレート=110×[1.03/1.06]^2=103.9
‐3年後のレート=110×[1.03/1.06]^3=100.9

・円に換算できているので日本の割引率8%で現在価値を求める

■リアルオプション

・不確実性の高い事業環境下において将来の状況に応じて投資するかしないかの意思決定を行う事。好況なら事業継続、不況なら撤退など。
・撤退基準を明確化してを考慮する事で投資のNPVを高める事ができる。本当に撤退できるかが重要。
・商品の価格がある値以下になった時を切り捨てる事で全体の期待値を高める事ができる。
例)ある商品の価格が条件なし期待値が1300の時、たとえば20%起こる700ドル以下の確率(条件付き期待値500ドル)を切り捨てる事で残った条件付き期待値は1500ドルになり、投資の価値が上がる
・ボラリティが大きい時、リアルオプションを使う事で、事業の価値が上がる。ボラリティ(変動範囲)が大きい⇒リスク大⇒リアルオプションでマイナスのリスクを切り捨てる⇒価値が上がる。

■ポイント

・製薬、商社など投資機会が多く、不確実性が大きい事業は複雑な投資決定手法を用いる。
・机上の空論でも考えないよりはずっと良い

大学の卒論はモンテカルロシミュレーションをしたのですが、なーんにも覚えていません。まぁ実際は先生が作ったプログラムをもらって、数値を変えてプログラムを走らせ結果をグラフにしただけですから覚えてないの当たり前ですが。

というかファイナンス等で使われる様な理論だという事も知りませんでした。今ならちょっとは興味持てたかも・・・残念。

2009年7月21日火曜日

M&A

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実際のM&Aを行った事例についてゲストスピーカーから講演いただきました。質問への回答がすごく的確で話もすごくわかりやすくて面白かったです。しゃべりも上手やったし。

詳細は割愛するとしてまとめとして挙げられていたポイントは下記の通り。

・M&Aは経営戦略・事業戦略上の選択肢の一つ
・目的と目標の明確化・共有化
・コンサルもビジネス。気をつけろ!
・教科書や正解にない事に答えを出す。
・説明責任は根拠性と納得性
・戦略、戦術上の不備リスクは早い決断力と行動力でリカバリー

M&Aだけではなく、仕事をしていく上で大切な事ですね。

今週のまとめはこれでおしまい。ラッキー!といっても試験勉強があるねんなぁ~。

2009年7月14日火曜日

キリンサンHD

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いやぁびっくりした。

日曜は早く寝てしまったので都議選の結果どうなったのかなぁと思い新聞を広げると、一面を飾るキリン、サントリー経営統合の記事。びっくりして牛乳こぼしてしまいましたよ。

雰囲気で言うとキリンっぽいけど、サントリーっぽくないなぁという感じですかね。良くわかってませんが。

今週末のファイナンスはこの話題ありますか?

ええこと言って加点狙う為に予習いっときますか!

2009年7月5日日曜日

マルチプル法:EBITDA

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授業でPERとか出てくると少しだけでも株やってて良かったと思います。というか株を始める前までは新聞すら読んでいませんでした。株を初めて日本経済や企業の活動に少しずつ興味を持ち出し新聞も興味をもって読むようになったから、そういう意味でも株初めて良かった。(大変レベル低い話なんですが・・・)

株を始めたきっかけは若手の頃に先輩に勧められたから。自分のお金を投資したらちょっとは経済に興味を持つようになるから少額でいいから初めてみたらといわれて、月1万円ずつ日経平均に連動する投資信託を買ったのが初めてです。

読書を始めたのもその先輩がきっかけでした。月に1冊くらいはビジネスに関係ある本読んでみたら?という事で本をたくさん貸してくれて、読め読めとプレッシャーかけてきて、嫌々ですが読み始めたら、読書も結構面白いやんと思いました。確か最初に読んだのは神田昌典さんの「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」だった気がするな。懐かしい。

経済への興味と勉強する楽しみ。MBAに来るスタートとなったのはその先輩の一言だったかもしれないなぁとふと思いました。それまでは勉強本当に大嫌いでしたし。

いきなり若手にMBA行ったらどう?と言っても相当重すぎる気がするので、新人には株と読書をすすめてMBA予備軍を地道に増やしていきたいと思います。

しかしファイナンスと話全く関係ないな。


■マルチプル法

・DCF法の簡便法。企業価値評価におけるEV/EBITDA倍率、株式評価におけるPER、PBRなど。
・同業他社との比較で割安か割高かの目処をすばやくつける事ができる。
・同じ業界でも経済的理由によって企業ごとにマルチプルが異なる事がある。※割安なのでは無くて、企業が良くないのでマルチプルが低い事があるって事?

■EBITDA

・EBITDA:税・金利・償却前利益。簡便的に営業利益+償却費
・EV/EBITDA倍率=EV(企業価値評価額)÷EBITDA
・企業価値評価額=純有利子負債+株式時価総額
・純有利子負債=有利子負債+少数株主持分-金融資産(営業に不要な現預金・有価証券)
・有利子負債=短期借入金+1年内償却社債+長期借入金+社債
・EBITDAはキャッシュフローの源泉

DCF法

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先生が近づいてくると胃がキリキリと痛みます。めちゃめちゃ簡単なラッキー問題があたって良かった。

■企業価値

・事業価値の合計=企業価値、負債価値+株主資本価値=企業価値
・M&Aは非常に大きな投資なので価値評価を誤り高い買い物をすると取り返しがつかない。よってバリュエーションの重要性は増してきている。

■DCF法(各種公式)

・現在価値=1年後のFCF÷(1+資本コスト)+2年後のFCF÷(1+割引率)^2+・・・+n年後のFCF÷(1+割引率)^n+TV÷(1+r)^n
・TV:残存価値、継続価値、n年目以降の価値

・基本式:PV=EC1/(1+ρ)+EC2/(1+ρ)^2+・・・
*EC1、EC2:各期のCFの期待値、ρ:割引率(資本コスト、期待収益率)

・定額CFモデル(期待FCFが永続的に一定):PV=EC/ρ

・定率成長モデル:PV=EC/(ρ-g)
*g:成長率

・TVのPV(n年後から永続に続き価値):PV=EC(1+g)^n/(ρ-g)×(1/(1+ρ)^n)
*TV=EC(1+g)^n/(ρ-g):n年後に始まる永続成長モデルが、そのスタートの値を計算している
*TVを現在価値に直している(1/(1+ρ)^n)

・年金の評価:PV=C[1/r-1/r(1+r)^t)]

・債権の評価:PV=C[1/r-1/r(1+r)^t)]+F/(1+r)^t
*クーポンC円/年、元本F、満期=t年後の債権価格

・配当割引モデル:P0=D1/(1+ρ)+D2/(1+ρ)^2+・・・
・定額配当モデル:P=D/ρ
・定率成長モデル:P=D/(ρ-g)

・予想PER=1÷(ρ-g)

■DCF法

・FCF=税引後営業利益+減価償却-運転資本増加額-設備投資額(投資支出)
・割引率は税引後WACC:RV=(D/V)(1-t)RD+(E/V)RE
・企業価値=事業価値+金融資産(時価評価)
・株式価値=企業価値-有利子負債

2009年6月28日日曜日

ROICとWACC

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うちの会社は各事業部ごとに目標のROICを設定されています。ROICってSVAやEVAなどと同じく価値創造に視点を置いた目標なんでしょうか?

とふとした疑問がよぎり・・・思い立ったが吉日という事で早速考えてみました。

・ROIC(投下資本利益率):税引後営業利益率÷(株主資本+有利子負債)
‐税引き後営業利益率(NOPLAT)=営業利益×(1-実効税率)=EBIT×(1-実行税率)
‐株主資本+有利子負債=投下資本(IC)

・WACC=(有利子負債×負債コスト×(1-実行税率)+株主資本×株主資本コスト)÷(株主資本+有利子負債)
*WACCは比較を簡単にする為に式をいじってます。

でこのふたつの指標、両方とも分母が株主資本+有利子負債なのでROICとWACCを直接比較する事で、事業が資本コストを稼げているかを比較する事ができるってことですね!うぉー感動!

・ROIC>WACC=資本コストを上回る利益を稼ぐ優れた事業
・ROIC<WACC=資本コスト以下の利益しか稼げないダメな事業

やれEVAだやれSVAだと資本コストを上回れといわれてもいまいちピンとこない事ありますが、事業部別に目標としてROICを設定するというのはいいかも知れませんね。ROEやROAの親戚だよといったらまだ抵抗なく受け入れられそうな気がする。という僕もROICについて全く理解していなかったんですが。

うちの会社もまんざら捨てたもんでもないですね!

ちなみにROICを分解すると・・・



・・・理解不能。

しかし今日はブログ更新しすぎですね。今週はこれから様々な課題に専念する為おそらく更新頻度小だと思います。ご了承ください。

SVA

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ファイナンスって面白いなぁ。と思うようにしています。嫌になると本当につらそうなので。まぁ本当に楽しいんですが。

けどファイナンスの考え方ってほとんど理解されていないと思うので会社とかで張り切って使うとドン引きされてしまいそうな予感がしますね。

■SVA

・SVA:税引後営業利益から投資額×WACC(加重平均資本コスト、加重平均期待収益率)を引いた値。
・SVAの意義:会計利益が黒字でも企業は株主に資本コストを支払えているとは言えない。株主の資本コストを上回る成果を出して(つまりSVAがプラス)初めて価値想像が行われていると考えられる。
・SVAを高めるには、利益を増やすこと、資本コストを下げる事。資本コストを下げるには投下資本を少なくすることが重要。
・短所①:将来の成長に必要な無駄やリスクを忘れてしまう事。⇒長期的な投資はNPVで判断するなど柔軟な対応が必要。
・短所②:資金面で取引先との関係悪化。
・(概念が難しく直感的でない為)納得させるのが難しい?
例)事業による資本コストの違いに対する社内の反発:業界によるWACCはほぼ同じ。社内では無く社外に目を向け競合と戦っていくには、高い資本コストを超える事業計画を立案する必要がある。
例)投資家からのWACC等の低さに対する疑問:WACCは市場から得られるデータによって決まる。意図的に増やしたり減らしたりする事はできない。
・全社一律の資本コストを用いる事で課題投資や過小投資が起こる。

うちの会社は各事業部ごとに目標のROICを設定されています。多分。ROICってSVAやEVAなどと同じく価値創造に視点を置いた目標なんでしょうか?

ちなみにROICの説明ってなんど聞いても理解できなかったんですが一度導入した意図、数値の根拠も含めてしっかりと理解したいです。

CAPM・WACC

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ものすごく難しい事をたくさんならっているようだけど、実はすごくシンプルな事を繰り返し習っているような気がします。と思うようにします。

WACC、CAPM。これだけでいいですよね。違う?

■ポートフォリオ

・複数の証券や資産の組合せ。事業ポートフォリオは事業の組合せ。
・リターンは平均。個別の期待収益率を加重平均した値。
・リスクは平均より小さくなる。σ^2=∑WiWjσij=∑Wi^2σ^2+∑WiWjσij・・・無理。個別の期待収益率の分散×加重平均の2乗の和に共分散の和を足す。
・ポートフォリオを行う事でリスク1単位あたりのリターンが上がる*リスクは標準偏差

・実際のビジネスで言われるのは「選択と集中」。実際のビジネスで複数の事業を行った場合、経営資源が分散するなどして期待収益率が単純な加重平均の和より小さくなってしまう。
・企業が複数の事業を行うのはシナジーで加重平均の和以上の期待収益率が得られるとき。
・企業は選択と集中で事業の期待収益率を高める。投資家が分散を行いリスクを下げる。

・システマティック・リスク:分散投資で除去できるリスク。非システマティックリスク:分散投資で除去できなりリスク。
・分散投資によりシステマティックリスクが除去されること。

■CAPM(資産評価モデル)

・ERi-Rf=β×(ERm-Rf):個別のリスクプレミアムがマーケットのリスクプレミアムに対してどう動くか?
・ERi=Rf+β×(ERm-Rf):変形して個別の期待収益率を求める。個別の期待収益率は無リスクの利子率に個別のリスクプレミアムを加えて求める。個別のリスクプレミアムはマーケットのリスクプレミアムにβをかけて求める。

‐ERm-Rf:マーケットのリスクプレミアム
‐ERi-Rf:個別のリスクプレミアム
‐Rf:リスクフリーレート
‐β:個別のリスク。マーケットの変動に対する個別の変動率。

・個別株式はマーケットに連動
・連動の程度はβ。βが大きいというのは市場より大きく動くという事でハイリスク。βが小はローリスク。

■加重平均資本コスト(WACC)

・Rv=D/V×Rd+E/V×Re
‐Rv:投資家が企業に期待する期待収益率、総資本コスト
‐D/V:負債比率
‐Rd:債権者の期待収益率、負債の資本コスト(無リスク利子率+リスクプレミアム。銀行に聞く)
‐E/V:株主資本比率
‐Re:株主の期待収益率、株式の資本コスト(CAPMで計算する)

・法人税を考慮:Rv=D/V×Rd(1-t)+E/V×Re

■実際の求め方等(まとまってません)

・マーケットの期待収益率:TOPIXの期待収益率
・β:個別株式とTOPIXの収益率を回帰分析して求める。y(個別)=a+βx(TOPIX)。どっかにのっている。
・証券の期待収益率:ブルームバーグ等にのっている。
・無リスク利子率:10年物国債が使われる事が多いが期間は要検討。
・マーケットのリスクプレミアム:TOPIXの期待収益率-10年国債利回り
・格付け会社の負債コスト:無リスク利子率+信用スプレッド

■ポイント

・No free lunch.リスクを取らないと儲かり難い。
・エクセル関数 標準偏差STDVE、平均AVERAGE。分析ツール 相関、回帰分析
・業種によってWACCはばらつかないが、株主資本コストはばらつく。理由は負債比率。

WACCの計算は試験にでるそうです。要チェック!

2009年6月21日日曜日

ファイナンス概要

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とうとうファイナンスが始まり、財務会計とファイナンスという疲れる日々が始まりました。

ビジネスに必要なスキルって何か良く分かっていませんが両方とも最も直接的に使えるスキルな気がします。数字の知識と戦略的な知識を組み合わせる。

「数字なき物語も物語なき数字も意味がない」by御手洗冨士夫ですね。

先生も「ファイナンスは単体で使うのではなく、組み合わせ・・・・」みたいな感じでいい事言っていた気がするのですがメモってなくて忘れてしましました。また誰か来週教えてください。

■ファイナンス概要

・ファイナンスは企業や投資の価値を同じ物差しに比較できるように、リスクと時間を調整するもの。
・資本コスト:企業にとってはお金に対するコスト。投資家にとっては期待収益率。価値評価の時には割引率として用いられる。
・EVA(経済付加価値):資本コスト控除後の利益。EVA=得られた利益-資本コスト×投資額
・資本コストを上回る収益率をあげることができると、企業は経済的な価値を付加し企業勝つを高める事ができる。
・財務では価値を高める事はできない。
・財務戦略によって企業のオペレーションがどう改善されるかを考える事が大切。
・企業経営において最も重要な事は「価値を付加する投資機会」を見出すこと。
・たいていの財務指標にはベンチマークがないが資本利益率は資本コストと比較できる。資本コストを上回る事で企業は価値を付加できる。
・利益還元は配当政策のみで決まるわけではない。配当政策も重要だがそれい以上に重要な事は投資決定。


■財務諸表復習等

・固定費率=固定資産÷自己資本(少ない方が良い)
・固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+自己資本)(1以下が目途)
・人的資源、研究開発、ブランドなど資産に計上されない資産も競争優位の源泉。経営者はしっかりと理解しておく必要あり。
・純運転資本(NWC):流動資産-流動負債。事業を行う為に必要な短期的な資本。NWCの増加はキャッシュの減少要因。
・レバレッジ(負債比率)
‐メリット:節税効果、規律づけ、ROE上がる
‐デメリット:倒産コスト、フレキシビリティさがる、格付け低下による資金調達制約
・PBR=株価÷純資産簿価
・時価簿価比率(M/Bレシオ)=(株式時価総額+負債簿価)÷総資産簿価
・PBRやM/Bレシオが高い企業はグロース株、反対はバリュー株
・EV=株式時価総額+有利子負債-(余剰)現金および現金等価物
・EBITDA(税金利償却前利益)=営業利益+減価償却。キャッシュフローの源泉。経験的にFCFより安定しているのでよくつかわれる。
・EV/EBITDA比率:企業価値評価に用いられる乗数。株式評価ではPER(株価÷純利益)→EV/EBITDA比率をPER的言葉で言うと企業価値が得られるキャッシュの何倍になっているかってこと?
・インタレストカバレッジレシオ:事業利益(営業利益)÷支払利息。本業からの利益が支払利息の名倍あるか算出。過度の負債利用を避けるためチェック!
・事業の安定性によって同じICレシオでも格付けが異なる
・格付けによって資金調達のコストが変わってくる。

■ROE等復習

・ROA=事業利益(営業利益+投資利益+金融収益)÷総資産。営業利益÷総資産
・ROIC(投下資本利益率)=営業利益÷投下資本(自己資本+有利子負債)
・ROE=当期純利益÷自己資本
・金融資産で負債を返すとROAは高まる。企業価値は高まらない
・ROA=事業利益÷総資産=売上高事業利益率×総資産回転率。営業利益率と総資産回転率はトレードオフの関係
・ROE=純利益÷自己資本=売上高利益率×総資産回転率×財務レバレッジ(デュポンシステム)
・利益率を高める、資産を効率的に回転させる、財務レバレッジの利用でROEは高まる
・負債を削減しながらROEを高めるのは困難

■キャッシュフロー復習

・Cash Conversion Cycle(CCC)=売上債権日数+在庫日数-買掛債務日数
・営業CFに影響を与える項目:純利益(+)、減価償却(+)、売掛金・棚卸資産増加(-)、買入債務増加(+)
・投資CFに影響を与える項目:固定資産取得(-)・売却(+)、投資有価証券の取得(-)・売却(+)
・財務CFに影響を与える項目:負債の返済(-)・調達(+)、株式の発行(+)・買入(-)・配当(-)
・キャッシュフローから企業の行動が読める。戦略はキャッシュを伴う。利益は成果として後に表れる。
・CFのパターン:優良(+--)、積極投資(+-+)、リストラ(++-)、リスクテイク(--+)、撤退(-±-)

■ペイアウト政策

・ペイアウト政策。企業が株主に現金を配分する意思決定問題
・MMの配当無関連命題:配当政策は企業価値に影響しない
・現実にはペイアウト政策は投資決定、手元流動性、資金調達など他の財務政策に密接に関係する。
・正しい配当政策というのは無い。理由は必要。正しい投資というのはある。定量的に言える。

■ポイント

・価値を生み出すのは事業であり企業である。株式市場では無い
・日本には世界がうらやむ人的資源と技術がある。唯一かけているのが企業の「ファインナンスIQ」企業の財務戦略の弱さである。

こりゃ大変な日々になりそうだ・・・

2009年6月5日金曜日

コーポレート・ファイナンス入門

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今年の36冊目。

昨日テレビっ子宣言を行い、いろんなテレビ番組を見ようと思っているのですが、ふと外出先でも見れたらどうだろうって思いました。

ちょっと調べた結果ソニーのDVDについている「おでかけ転送機能」とPSPを使えば外でも見れるようです。ワールドビジネスサテライトを朝の通勤電車の中で見る・・・なんていいなぁと思ったのですが、よく考えたらその分読書時間が減るので今はやめときます。

1年後か1年半後に出向が終わりバス通勤になったら採用したいと思います。バスの中での読書はちょっときついですもんね。

という事で今年はどんどん本読んでいきますよー。目標100冊!

■コーポレート・ファイナンスとは?

・コーポレートファイナンスで最も重要な事は投資決定を謝らないという事。
・適正な資本コストを用いた投資決定を行う事で投資家の期待こたえる事ができ、資金はスムーズに流れる。

■資本コスト

・資本コスト:企業が資金提供者に支払うコスト。投資家の立場から見ると資本コストは期待収益率。
・資本コストを稼げるビジネスが資金調達ができる。資本コスト稼げないビジネスは資金調達ができない。
・ビジネスの成果と資本コストの関係は、債権者より株主に大きな影響を与える。
・企業の資金調達には負債調達と株式調達がある
・株主重視の経営とは資本コストを意識しそれを上回るように努めること。

■リスク・リターンの関係と資本コスト

・企業の総資本コストはビジネス・リスクに応じて決まる
・リスク・プレミアム:リスクを回避しようとする投資家に見返りの為に支払う割増料
・リスク・プレミアム=期待収益率-金利、期待収益率=金利+リスク・プレミアム
・ハイリスク・ハイリターンの原則:リスクが大きいプランはリスク・プレミアムも大きくなる
・WACCの公式:総資本コスト=負債比率×負債のコスト+株主資本比率×株式のコスト
・ベータ(β):マーケットポートフォリオ(マーケット全体、日経平均、TOPIX)に対する個別株式の反応度
・資本資産評価モデル(CAPM):
‐株式のリスク・プレミアム=β×マーケットのリスク・プレミアム
‐株式の期待収益率-金利=β×(マーケットの期待収益率-金利)
‐株式の期待収益率=金利+β×(マーケットの期待収益率-金利)

<応用>
・CAPMの金利には国債の流通利回り用いる
・マーケットポートフォリオの期待収益率は過去5年の日経平均やTOPIXの平均収益率を用いる
・株式ベータは過去の超過収益率のデータを用いて回帰分析!を用いて求める
・株式ベータは上場企業であれば東証などがデータベース化している。

■現在価値とキャッシュフロー

・現在価値:将来の金額を現在の金額に換算した値
・DCF法
‐PV(現在価値・割引現在価値)=1年後のCF/(1+金利) *1+金利は割引率
‐2年後:PV=2年後のCF/(1+金利)^2
‐リスクのあるCF:PV=n年後のCF/(1+期待収益率)^n
‐PV=n年後のCF/(1+資本コスト)^n

・企業価値:資産の時価評価額、資産が生み出すキャッシュフローの現在価値、将来の期待キャッシュフローをWACCで割り引いたもの。企業価値=資産価値=負債価値+株主資本価値

■企業の投資行動

・賞味現在価値(NPV):キャッシュフローの現在価値から投資コスト引いた金額。
‐NPVがプラスなら投資が価値を生む⇒投資する。マイナスなら価値を失う⇒見送る
‐NPV=キャッシュフローの現在価値-投資コスト
‐NPV=全てのキャッシュフローの現在価値
・NPVがプラスの投資を行なうと株主価値は向上する

・期待的に利益がでるプロジェクトでもNPVはマイナスになる事がある。
・NPVの符号は資本コストに影響する。
・適切な資本コストを用いる事が重要

・内部収益率(IRR):投資の収益率
‐IRR=期待CF/投資コスト-1
‐NPVがゼロになる割引率はIRR
・プロジェクトのIRRが資本コストを上回るなら投資を実施

・EVA(経済付加価値):1年間のCFkらあ資本コストの額を引いた値。

・リアルオプション:実物投資に関する選択肢、計画を実行した後も様々な選択しがある。計画の柔軟性まで考慮した投資尺度
例)投資⇒来年、景気が良いなら継続、悪いなら撤退 というところまで考慮して現在価値を求める

■企業の資金調達

・企業の投資決定は資金調達に影響する。NPVプラスのプロジェクトは資金調達できる、マイナスのプロジェクトは資金調達できない
・資金調達方法はプロジェクトの価値や投資決定に影響しない
・法人税やデフォルトの影響を考慮しないと企業価値は資本構成と無関係(MMの無関連命題)
・レバレッジ:負債利用の程度、負債比率
・資産内容が同じならレバレッジが大きいと株式リスクが大きくなる。
株式リスク=ビジネスリスク+ファイナンシャルリスク *負債ゼロならファイナンシャルリスク無し
・株式リターン=金利+ビジネスリスクプレミアム+ファイナンシャルリスクプレミアム・負債の税効果:負債をすると減税の対象になるので税引き後CFは大きくなる。
・デフォルトコスト:負債が増えるとデフォルトの可能性が増え企業価値が下がる
・負債の税効果とデフォルトコストを考慮し、企業価値が最大になる負債比率が最適資本構成。

■企業の利益還元と配当政策

・税金や取引コストを考慮しなければ配当政策は株主価値に影響しない(MMの配当無関連命題)
・税金や取引コストなど現実的な諸要因を考慮すると配当政策は株主価値に影響する。

あーむつかし。授業始まるのが怖い・・・