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2012年2月28日火曜日

経営者になる 経営者を育てる

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久々に本をまとめました。

中々面白かった。ちょこちょこ本は読んでいるんだけど時間が無くて読んだきりになってばかり。

今年はどんな短くてもまとめて行きたいと思います。(「今年は」と決意表明するにはいうにはだいぶ時間がたちすぎている気もしますが・・・)

自分に足りない能力として「しつこく考える力」を向上したいと思います。くわしくはまた今度。

■経営者の基本

①環境を正しく理解する
②自社の目標を決める
③目標と現状とのギャップを認識する
④目標達成のプランを作る
⑤組織にコミュニケートしモチベートする
⑥プランを組織として実行する
⑦進捗・結果をモニターする
⑧必要に応じて軌道修正する

・上記を競合を上回るスピードで行う
・上記を競合を上回る頻度で繰り返す

■経営者のスキルセット

・科学系スキル(左脳)
①マネジメント知識
②ロジカルシンキング
-事象を論理的に個別要素に分解する力
-分解した個別要素間の関係を理解する力
-事象を定量的に理解する力
-個別要素を積み上げて統合する力

・アート系スキル(右脳+ハート)
①強烈な意思
②勇気
③インサイト
④しつこさ
⑤ソフトな統率力

①強烈な意思

・何が何でも結果を出すという強い意志
・強烈な意思の源泉は高い志と責任感

②勇気

・勇気の種類
1.トレードオフを意識したうえで、どちらかを捨てる勇気
2.不完全な情報下でも必要なタイミングで決断する勇気
3.やめる勇気、変える勇気
4.必要ならば情報を捨てて人を切る勇気

・正しく勇気を使う為の要件
1.メンタルタフネス:つらい決断意耐えうる精神的強さ
2.リスク管理:ダウンサイドリスクの見極め、失敗したときの立ち直りプラン
3.無私・倫理観:自分の為でなく会社、顧客、社会の為

③インサイト:洞察力、発想、ひらめき。右脳系スキル

・インサイトが必要なとき
-事業の本質を見抜いたり経営課題を見る視点を大きく変化させ、競合他社が思いつかない新たな戦略を構築する
-経営課題を考える新しいフレームワークをつくる
1.現状のフレームワークを壊してつくり直す時
2.ものごとを見る視点を大きく変化させる時
3.混沌とした状況でフレームワークを作り上げる時

・いかにしてインサイトを養うか
1.わけがわからなくなったら一歩引いて本質を見るクセをつける
2.「二極性」で発想するクセをつける
3.自分が」何にハマッているか」客観視するクセをつける
4.定石は必ず壊して進化させるクセをつける
5.他人の頭を使うクセをつける

④しつこさ

1.考えるしつこさ
2.実行するしつこさ

⑤ソフトな統率力:組織を動かして結果を出すのが経営者

・アプローチは科学的アプローチとアート系アプローチ(ソフトな統率力)

・科学的アプローチ:組織をつくり指揮命令し、管理するアプローチ

・ソフトな統率力:経営者の掲げる夢の魅力の強さ、経営者自信の魅力で組織の構成員を魅了し組織が結果を出すように仕向ける力
1.夢:夢を掲げる能力
2.共有:夢を共有する能力
3.チャーム:経営者の人間的魅力

■経営者として必要なスキルセットの習得プロセス

①特定のスキルを習得したいという強い意思を持ち、目標を定める
②集中する。一時期に一つのスキルの習得に専念する。手を抜かない
③スキル習得の訓練法を編み出す。
-具体的で身体でアクション可能な訓練法であること
-自分自身が「なぜこれをやればこのスキルは身に付くのかについて納得し自分で組み立てた訓練法であること
④スキル習得のアクションを愚直に、何回もしつこく繰り返し実行する
⑤習得状況を書き留めてモニターする
⑥繰り返しの実行の結果としてそのスキルを習慣化させる
⑦習慣化が完成したら、次に習得すべきスキルに移ってステップ①から繰り返す

■スキルセットを使い分ける
・経営環境に応じてスキルセットを使い分ける

2011年3月11日金曜日

Hally Potter and the Philosopher's Stone

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今年の3冊目。

生まれて初めて英語のペーパーバックを読み切りました。

今まで何度となくトライしてきたのですが、たいてい10ページ位で断念してばかり。

勝因は次のような感じでしょうか。

・映画で見てたのでストーリーをしっていた
・単語の意味がわからなくても、文の意味が不明瞭でも気にしなかった
・海外出張の機内を中心に読んだので英語へのモティベーションが高かった

完全な流し読みなので英語力がついているかどうかははなはだ疑問ですが。

伊丹、成田、シカゴ、メキシコというフライトの往復時間と待ち時間を酔っ払っている時以外、ほぼすべて費やしたのでおそらく30時間位かかってるんではないかなぁ・・・

ついでにではないですが、機内でハリーポッターと謎のプリンスを見ましたが(これは日本語で)、ハリーポッターって面白いんですね。本当にいまさら何ですが。

今まで1作目と2作目しか見たことなかったのでちょっと幼稚なイメージしかなかったんですが。本気でウルっときました。恋愛話とかも入ってるし。

何より、ハーマイオニーも知らない間に大人の女性になってるし・・・

まぁ面白くなかったらこんなに人気ないですよね。

なんとか前作英語で読んでみたいと(今は)思っています。目標達成にいは5年位かかりそうな気がしますが。

まずはDVDでみようと思います。




2011年2月19日土曜日

失敗学のすすめ

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今年の2冊目。(正確には違いますが)

会社の偉い人からのお勧め本という事で読んでみました。アマゾンで1円でした。

たまたまこの本を読む前に「失敗の本質」を読んでいたので((まだまとめていないんですが)失敗本をつづけて読むことに。2冊を読み終えて、ベストプラクティスから学ぶ事も多いんだろうけど、それ以上に失敗から学ぶ事のほうが多いと思いました。

絶対に成功する方法というのはないけど、絶対に失敗する方法というのは存在する。いろんな人が経験した失敗の経験を知識として共有する事で失敗しない確率、すなわち成功の確率をあげる事ができる。

営業のとき、中堅だった僕には忘れてしまったような些細な事で苦しんでいる新人営業マンがたくさんいました。中にはメンタル的な問題を抱えてしまったり、やめてしまったりした人も。

当時の僕はそういう新人に対して当たり前のアドバイスしかすることができませんでしたが、新人営業マンが経験した失敗を解決して終わりではなく、共有化して伝えて行く事で少しはそういう悩みをなくす事ができたんじゃないかなぁなんて。昔の事を思い出して少し切なくなりました。

■失敗学

・創造力を身につける上でまず第一に必要なのは決められた課題に解を出すことでは無く、自分で課題を設定する能力。

・失敗を伝えることで人と同じ失敗をする時間と手間を省き前の人よりもワンランク上の創造の次元からはじめる事ができる。

・マイナスイメージがつきまとう失敗を忌み嫌わずに直視する事で、失敗を新たな創造というプラス方向に活用することができる。

・失敗は一時的に私たちの心を苦しめるが、実は発展のための大きな示唆をつねに与えてくれる。

■失敗情報の伝え方

・失敗を使える知識に変換できなければ、その失敗を次の失敗の防止に役立てる事も、進歩の種として活用することもできない。

・客観的情報は役に立たない。失敗が起こった心理状態までがわかるような情報により、失敗を自分の立場に置き換え実感する事ができて初めて他人の失敗から教訓を得る事ができる。

・失敗の伝え方は「事象」「経過」「原因」「対処」「総括」に加えて「知識化」という項目が必要。

■致命的な欠陥が怒る原因

・技術が成熟している。技術が成熟しマニュアル化が進むことで担当者が異常に気づくことができない思考停止が起こる

・大増産、コストダウン対策、リストラ策が図られている。無理な状態からマニュアルが遵守されない、保守点検がおろそかになるなどの状態になる。

■現在の日本と失敗

・日本の強みは改善ではあるが、問題が起こった時の影響が大きい様であれば絶対に変えない、いじらないという決断も必要。

・学校で教える知識は洗練されて課題から結論までが一直線。しかし実際の創造の作業はバラバラのアイデアを結びつけて課題から結論までをなんとかつなぐ試行錯誤のプロセスである。

・日本は欧米という先例に学び知識を吸収し無駄の無い最短の道を選択することで成功した。しかし追われる立場になり、お手本も無くなり新たな創造を求められる中ではその方法は使えなくなっている。

■その他

・失敗が起こったときに思わず隠してしまうのは人間の心理として仕方ない。しかし隠しきれない失敗を起こした時にはそれ以上失敗を隠すことは絶対にさけなければいけない。その段階ですべてを明らかにできれば、致命的なダメージは避けられる。

・失敗を伝える側も繰り返し話すことでめんどくさくなって、形骸化する事もあるので注意が必要。




2011年1月17日月曜日

ブランドのはじめかた

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今年の栄えある1冊目は、奈良を代表する新進気鋭の若手経営者、中川政七商店社長、中川淳さんの著書です。

なんて完璧なお世辞から書き始めましたが、著者とはかなり昔からの知り合いで、日ごろからお世話になったり、迷惑かけたりしているもので、さすがに買わんとあかんなーと思い買った本です。しかし発売日に買ってはみたものの、数か月間眠らせておりました。また、間違えてアマゾンで2冊注文してしまったといういわくつきの本でもあります。

なんてよもやま話はさておき、この本の内容はといえばタイトルの通りブランドの話です。

本や何かに行くとブランドについて書かれている本は本当に沢山ありますよね。某教授に言わせるとブランドはほとんど全てが研究されつくしているらしいですし。

けど僕はといえば、今まであんまりブランド関係の本って読んだ事も無い。別の某教授に言わせると「ブランドは制空権のようなもの」といっていたのでめちゃくちゃ大事なんだろうなという事はわかりますが。もちろん実生活や会社でも。

なのでブランドについてあまりあーだこーだ言っても自信はないんですが、この本に書かれていた、ブランドは顧客の心に形づけられるものであり、作っておしまいでは無く顧客までしっかり伝えなければいけない。というのはなるほどね。と思いました。

ついついブランドというと企業内部で作り上げられるものというイメージを持ってしまいがちですが、正しく伝えないと意味がない。好きっていう気持ちと同じですね。(違うか)

■ポイント

・ブランドは商品やメディアだけでなく、お客様の接点となる全ての人により体現される。
・ブランドに関わる人全てがブランドを体現する。
・ブランドコンセプトを擬人化した、ブランドマネージャーが必要。各部門長と同様の権限を与え、部門を越えたブランドコンセプトの整合をはかる。

という事で興味があれば読んであげてください(宣伝)。




2010年12月29日水曜日

今年読んだ本

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今年の27冊、28冊目。

何か他にも読んだ本ある気がするんですけど忘れちゃいました。

今年後半は本読まないって決めたので、本当に少なかったなぁ・・・

英語も大事だけど、脳に刺激を与えるのもやっぱり必要だなぁって。

来年はもうちょっと読みたいと思います。

チーズはどこへ消えた



バターはどこへ溶けた

2010年10月4日月曜日

ストーリーとしての競争戦略

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今年の26冊目。

まとめたいところですがだいぶ前に読んだので全く内容を覚えていません。

同じゼミにこの本に基づき事例研究した人がいたので、先行研究レビューをコピペしようかとも思いましたがそんな事しても意味ないかと思いやめました。

覚えている内容でメモ程度です。本も開きもせずに書いているので間違っている可能性大です。

・戦略の神髄は 思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある
・静止画でなく動画でみる
・一見非合理に見えるが、実は合理的で競争力の源泉になるようなポイントがある事が重要
・田舎のコギャルのように成功事例ををまねしようとしても、全体のストーリーに合わず結局効果が無く自滅してしまう。全体のストーリーが大事

最近、会社でも動画として見えてこないとかいう言葉を使う人がいました。この本の影響でしょうか?

やっつけでまとめているっぽいですが面白いのでお勧めです。評判が良いのでみなさんご存知かも知れませんが。


2010年10月1日金曜日

志高く 孫正義正伝

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今年の25冊目。

mumuyauさんが快調に読書を進める中久々に本を読みました。ちなみに読書バトルは降参です。

先日、本読まないで英語に集中という風に書きました。けど、いくらなんでもこれは読まなければいけないというような本位は読まないといけない。そういう事で孫さんの話を聞きに行く前に孫本を読みました。

著者が10数年にわたる取材に上で孫さんの半生を書いた本という事で、孫さんが何をしてきたかという事は良くわかりました。今までは孫正義19歳の誓いとか龍馬が行くを読んで脱藩にあこがれてアメリカに行ったとか断片しか知らなかったのですが、他にも色々すごい逸話がたくさん。これは本当に只者ではないなぁといった感じ。

ただやはり本人が書いたわけではないので、何か熱さが感じられない物足りないという感じでした。

やはり本人の書いたものを読みたい!って思うんですが孫さんって本書いてないですよね。残念な気もしますが、そもそも若い経営者だったら本書くより本業で頑張れとも思いますよね。リタイア間際とかに本を書くとかは共感できますが。まぁ孫さんはもう書いても良いレベルだと思いますが。

だからこそ直接話を聞く事が価値があるという事ですね。

ただ孫さんの講演で孫正義の30の意思決定に至った背景というのが、説明になかったところも理解できたので、読んでおいて非常によかったです。

2010年7月25日日曜日

論語と算盤

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今年の24冊目。

どうやったら楽して学べるだろうか?なんて事を良く思う私は、昔の本の現代語訳が出て気軽に読む事ができると非常にうれしく思います。

で読んだのが明治を代表する大実業家渋沢栄一の書いたこの本です。きっと現代語訳がでなかったら読んだ無かったと思います。ありがとう。

この本は「士魂商才」つまり精神的に清らかなだけでは生きていけない、経済的にも成功しないといけないというメッセージが貫かれている。そしてその士魂と詳細は論語を読む事で養う事ができるという話です。

論語は孔子の書いたものかもしれませんが、論語を自分の考えや経験、歴史からの学びなどと併せて自分なりの血肉にし渋沢論語という「持論」にしている。

しかし渋沢栄一って人は本当にすごい人だなぁと本気で思いました。

「実業とは多くの人にモノがいきわたるようにするなりわいなのだ。これが完全でないと国の富は形にならない。国の富をなす根源は何かと言えば社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の富なのだ。そうでなければ、その富は完全に永続する事ができない」

これって完全にサステナビリティって事ですもんね。明治だからかもしれませんが視点も完全に国レベルやし。


■いい言葉

・士魂商才:武士の精神と商人の才覚を併せ持つ。人の世の中で自立していくためには武士のような精神が必要なのは言うまでもない。しかし武士のような精神にばかり頼っても商才がなければ刑事の上からも自滅を招くようになる。

・水戸光圀「小さな事は分別せよ、大きなことは驚くな」得意な時にも調子にのる事無く、大きな事、些細な事に血して同じ考えや判断をもってこれに臨むのが良い。

・「これならどこから見ても一生を貫いてやる事ができる」という大きな志を立てる。今度はその枝葉になるべき小さな志についてに日々工夫する事は必要。一生涯を通じて大きな志の中からはみ出さない範囲の中で工夫する。

・生きて行く上では常識が必要。常識とは「智、情、意」(知恵、情愛、意思)

・どんな仕事でもワクワクするような面白みを持たなければならない。

・武士道
-正義:みなが認めた正しさ
-廉直:心がきれいでまっすぐなこと
-儀侠:弱気を助ける心意気
-敢為:困難に負けない意思
-礼儀:礼儀と譲り合い

・五徳
-仁:物事を健やかにはぐくむ(他人に対する親愛の情、優しさ)
-義:みんなの事を考える(正しい行いを守ること)
-礼:礼儀を身につける
-智:ものごとの内実を見通す
-信:信頼を得る

-忠:良心的である
-孝:親に尽くす
-弟:目上に尽くす

・運命に対して恭(礼儀正しくする)、敬(うやまう)、信(信頼する)という態度で臨み、した事をしたうえで運命を待つ。

2010年7月17日土曜日

中国人をやる気にさせる人材マネジメント

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今年の23冊目。

中国出張前に上司に読んでおくようにと言われて読んだ一冊。

「中国のユニ・チャームをシェアトップにした元営業責任者が教える成功する中国人材の活用・管理術」そこそこ面白かったけど中国で現地の駐在員の人に上げてしまったので、手元に無い。しかも内容も全く覚えてない・・・

いかんなぁ・・・

しかし新興国に駐在する前にこういう本をかたっぱしから読んでから行くと良いのかもしれませんね。

ただ本当の新興国だとこんな本出ていないんでしょうけど。

「インド人をやる気にさせる人材マネジメント」なんてさすがに本屋で見かけた事ないなぁ、とおもってアマゾンでインド人で検索してみたところ3318冊ありました。結構あるもんですね。まぁ「印度定食屋繁盛記 働く!!インド人」とか「旅行人157号インド最奥部グジャラート」なんていう類の本も含まれていますが。

ちなみにBRICsで言うと、中国人は7370冊、ブラジル人は988冊、ロシア人2777冊。アメリカ人は9094冊、フランス人は4574人、イギリス人は5489人。我らが日本人は31668冊でした。

どうでもよいですが。

2010年7月15日木曜日

中国市場参入

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今年の22冊目。

中国進出に関する研究をしようとおもっていましたが、全然出会えず、先生に教えてもらい読んだ本です。

究極的に簡単にいえば、中国進出するうえでは売上債権問題が重要だという内容。もちろんその通りなのですが、実際の企業で働いているから言わせてもらうと「あたり前やん」と思ってしまいます。

ゼミで何回も発表するたびにに「それってあたり前」という指摘を受け続けてきましたが、逆にしっかりと研究され、本になっているものも、ビジネスパーソンからは「あたり前」と思えてしまう。

今更ながら、実務と理論の壁を感じている次第です。それがある事が重要なんでしょうけどね。

まぁ僕の発表の内容は確かにあたり前だったので仕方ないのですが・・・

■状況

・新興市場で能力を備えた製品取扱流通業者を発見し、確保する事は難しい。
・能力のある流通業者の確保が難しいのは①数的な不足、②能力が疑問、③インフラが低水準という3つの理由
・自前でやろうとすると、エリアを拡大するほど投資規模は肥大する
・流通業者の所与の販売能力に依存するのではなく、販売意の派遣や、取引先経営指導や販促資材提供などディーラーヘルプスと呼ばれる行動を通して、特定流通業者の能力を拡大する事を行う。

・全体的に見て日本企業は現状においてチャネル拡張制約に直面している。
‐高い販売能力を備えた流通業者が少ない
‐債権回収や現地調達に困難性がある
‐全体的に物流基盤が脆弱である
・上記の理由により地域内部で取り扱い業者の密度を高めたり販売対象地域を広げる事ができない。

■参入マーケティング行動

・参入マーケティング行動は販売能力の拡張として総括される。

・空間としての拡大
‐特定空間内部で流通業者を増加させる事
‐販売対象地域を増加させる事

・販売能力の拡大
‐財務能力
‐製品販売能力
‐物流能力

論文に使う関係で前半半分くらいんのまとめになってます。

2010年7月14日水曜日

修論関係本 安心と信頼編

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今年の20、21冊目。

最近は修論のせいで、まともに本を読む時間もとれない。通勤の電車でもパソコンを開いてコチコチコチコチ。

往復で2時間弱時間が取れるのでそれはそれで、結構進みます。いやぁ良かったなぁ家が遠くて。

たまに本を読んだとしても、一部分だけ読むとかばかりなので、どれが読んだといえて、どれがいえないのかの線引きが非常に難しい。

という事でこれは、まぁ読んだと言えるだろうという本を書く事にします。この本は5回位読みましたが。

■安心と信頼

・相手の行動によっては自分の「身」が危険にさらされてしまう状態の事を社会的不確実性が存在している状態と呼ぶ

・相手が自分に対して好意を持っていることがはっきりとわかっているような場合には、相手が自分に対して意図的に損害を与えるような行動をしないと期待できる

・相手にとって搾取的に行動することが、相手自身の損失につながる場合自分を搾取するような行動にでない

・相手の行動によっては自分の「身」が危険にさらされてしまう状態の事を社会的不確実性が存在している状態と定義している。

・「安心」とは相手が自分を搾取する意図をもっていないという期待の中で、相手の自己利益に評価に根差した部分。「信頼」は相手が自分を搾取しようとする意図をもっていないという期待の中で相手の人格や自分に対して抱いている感情についての評価に基づく部分に限られるとしている。

・信頼は社会的不確実性が存在しているにも関わらず、相手の(自分に対する感情まで含めた意味での)人間性のゆえに、相手が自分に対してひどい行動はとらないだろうと考える事です。これに対して安心は、そのそもそのような社会的不確実性が存在していないと感じる事を意味するとしている。

・これまでの日本社会を特徴づけていた集団主義的な社会関係のもとでは、安定した集団や関係の内部で社会的不確実性を小さくすることによって、お互いに安心していられる場所が提供されていました。そこで人々が安心していられたのは、社会的不確実性が存在しているにもかかわらず相手の人間性を信頼できたからではなく、集団や関係の安定性がその内部での勝手な行動をコントロールする作用をもっていたから。

・日常生活のなかでわれわれの行動を規制しているさまざまな社会の仕組みを取り去ってしまい、顔を合わせてお互いの行動をほめあったりけなしたりする機会さえ取り去ってしまえば日本人はアメリカ人と比べて集団的に行動しなくなってしまう。

・安定した社会関係のなかでお互いの行動を観察して相互に影響を与えあうことのできない環境での、あるいはそういった関係にない相手に対する信頼の水準は日本人の間よりもアメリカ人の間で高い事も明らかにされている。

・日本と欧米でのビジネス慣行を比較して、日本では取引相手との「信頼関係」を作り上げる事が大事で、そうなるまで時間がかかるが、一度そういった関係が確立すればいちいち面倒な契約書を取り交わさなくても電話一本で取引が成立するといった逸話が良く使われます。日本社会でうまくビジネスをすすめるために重要なのは「信頼関係」を作ることだというわけです。このことは日本でのビジネス関係は集団主義的な関係、つまりその内部で安心していられる関係だということを意味しています。

・共同体に代表される集団主義社会では、自集団の仲間との関係では安心していられるが、よそ者に対して心を許さない傾向にあります

・仲間うちで安心していられるようにすればするほど、その集団の枠を超えた一般的な信頼を育成をすることが困難となってしまいます。

・まわりの誰も信頼できない社会では、自分の身と財産を守るために膨大なエネルギーがかかり、それ以外の生産的な活動に投入できる時間やエネルギーが大幅に制限されてしまいます。

・相手の意図についての情報が必要とされながらその情報が不足している状態を、社会的不確実性が存在している状態と呼ぶ。

・相手が信頼できるかどうか、相手を信頼をするかどうかが重要になるのは、この意味での社会的不確実性が存在している状態においてのみ。相手をだます誘因が存在していない状態や、相手の鼓動が完全に予測可能な状態では相手を信頼すべきかどうかという問題は生まれません。

・名前の通っているメーカーの製品なら信頼できるけれど、今まで一度も名前を聞いた事のないようなメーカーの製品は信頼できないと思うとしたら、その人は実際には信頼では無く安心について考えている。名前の通っている、メーカーは粗悪品を販売すれば評判が低下し、メーカー自身が損害をこうむってしまうからです。このことは評判を重視する有名メーカーの製品の購入にあたっては、社会的不確実性が小さいことを意味している。

・社会的不確実性への対応は主観的に不確実性を低下させると、社会的不確実性そのものの存在を客観的に取り去るやり方、つまり社会的関係の中に安心をもたらす仕組みを組み込むやり方がある。

・安心を持ちこむ具体的な方法としては、「人質交換」「人質提供」と呼んでいる方法がある。

・人質が見つからない場合には特定の相手との間に安定したコミットメント関係を作る方法がある。

・コミットメントとはお互いに相手に魅力や好意を感じている状態

・お互いに魅力を感じる事で結びついている関係を「恋人型コミットメント関係」

・社会的不確実性を減らす為にうまれたコミットメント関係が「やくざ型コミットメント関係」⇒いろんな人と取引をするととの度に大変だから同じ人と取引をおこなう事で継続的になっている。

・社会的不確実性が多いと人はコミットメント関係を築く

・コミットメント関係は社会的不確実性を低下させ安心を生むが、副作用として機会費用を増やす

・機会費用:ある行動に投資した費用や時間を別の行動に投資した場合に得られる利益のこと。

・取引費用:取引をする為にかかる費用、取引をする事で失われる利益

・社会的不確実性が大きな環境での取引には大きな取引費用がかかる

・特定の相手との間にコミットメント関係を形成してその内部で社会的不確実性を低下させれば取引費用はちいさくてすむ⇒コミットメント関係は取引費用の削減効果がある

・特定の相手との間にコミットメント関係を形成する事が賢いかどうかは取引費用の額と機会費用の額の相対的な大きさで決まる

・いったん形成されたコミットメント関係を解消する事は簡単ではない。

・機会費用が取引費用を上回るようになっても人々は従来のコミットメント関係を維持する傾向にある

・「安心」の呪縛から人々を解き放ち、外部に存在する機会の利用を可能するのが特定のコミットメント関係に無い人間に対する信頼、つまり一般的信頼の役割



2010年6月19日土曜日

学ぶという事について

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「昔、朱子学を学んだある書生の話である。

長い間江戸で勉強して、朱子学の偉い先生たちの説を日夜怠らずに写し取ったところ、数年間でその写本は数百巻にもなった。

ついに学問もなったので故郷へ帰ろうとして、自分は東海道を下り、写本は葛篭にいれて船で送ったのだが、不幸な事にその船は遠州灘のあたりで難破してしまった。

この書生は自分は故郷に帰ったものの、学問はすべて海に流されてしまって身に付いたものは何もなく、いわゆる「本来無一物」で、その愚かさは勉強前と変わらなかった・・・」

これも学問のすすめから。

言い得て妙だなぁと。けど自分の身を振り返ると耳が痛いですね。

でそうならないようにどうすればよいかというと、「観察し、推理し、読書をして知見を持ち、議論をする事で知見を交換し、演説する事で知見を広める手段とする。」という事のようです。

学ぶって難しいですね。

2010年6月18日金曜日

学問のすすめ

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今年の20冊目。

せっかくの休みなのに修論は全くすすんでいません。なんて自覚しているのに、こんな本読んでしまいました・・・

昔から読みたい読みたいと思っていたのですが、ついつい読む機会なくずるずると先延ばしに。今回は現代語訳が出たという事でアマゾンがお勧めしてくれたこともあり、購入。

アマゾンはホント男心くすぐるお勧めしてきますね。

ちなみに今トップページでお勧めされている本はこんな感じです。

■NEW FOR YOU

ケース・スタディ 日本企業事例集―世界のビジネス・スクールで採用されている
「見せかけの勤勉」の正体
日本人へ リーダー篇 (文春新書)
経営戦略をつかむ (テキストブックス「つかむ」)

■あなたのお買いもの傾向から

カルカソンヌ
Amigo ゲシェンク
スモールワールド 日本語版
ドミニオン 日本語版

■本のおすすめ商品

大事なことは3つにまとめなさい!
雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール
頭がよくなる図化思考法 (ソフトバンク新書)
「座右の銘」が必ず見つかる寺子屋の人生訓451

なんでゲームばっかりやねん、という気もしますが。一時ゲームばかり検索してたしなー。学問のすすめ初め斎藤孝さんの本を最近2冊ほどかったので、お勧めが流されている気がしますね。

ちなみにこの中では「座右の銘」が必ず見つかる寺子屋の人生訓451この本が完全にツボですね。ついつい買いそうになってしまいました。

アマゾンで授業の本とか買い物していると、この本を買った人はこんな本も買ってますが、教科書だらけになって、みんながんばってるんだなぁなんて思う事多いですよね。

みなさんはどんな本お勧めされていますか?

なんて完全に話がそれてしまいましたが、この本は江戸時代から明治に時代がかわり、江戸時代に正しいとされていた価値観から劇的にパラダイムシフトしないといけない時代になった。その新しい価値観を持ち生きる事の必要性や重要性を書いた本という感じでしょうか。

もちろんその価値観というのは今も通用する価値観であり、生まれてからずっとあたり前だった事の意味を考えなおし、再確認できるような本だと思いました。

あと福沢諭吉って例えが抜群にうまい。「孔子が門人を率いて強盗をすれば、お釈迦様は鉄砲をもって殺生する」なんて中々良いたとえですね。

■良い言葉

・「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」人は生まれた時は区別はないが、しっかりと学んだかどうかで差ができる。

・学問とはただ難しいだけで実用性の内学問の事ではない。一生懸命やるべきは普通の声楽に役立つ実学である。

・国と国とは対等だけど、国民に独立の気概なないときには一国が独立する権利を十分に展開する事ができない。

・世の中の人がみな小さいところで満足していた、今日の世界はそれが始まった時から何も変わっていなかったに違いない

・人間たるもの、ただ自身と家族の衣食を得ただけで満足してはならない。人間はその本性として、それ以上の高い使命があるのだから、社会的な活動に入り、社会の一員として世の中のためにつとめなければならない。

・人間の見識、品格を高める為には、物事の様子を比較して、上を目指し決して自己満足しない事。
⇒このたとえとして、かつて世界を席巻したインドやトルコが、イギリスなどの属国になっていたのは、インド国内やトルコ国内という狭い範囲で満足して、世界に目を向けなかったから。とある。今の日本がそうならないようにしないといけないなぁと思った。

・人生というのはだいたい思い通りにならない。そうならないように事業の成否・損得について時々自分の心の中でプラスマイナスの差し引き計算、心の棚卸をしてみる事である。

・取捨選択の為の判断力が必要。判断力を養うのが学問

・人間のくせに人間を毛嫌いするするのはよろしくない

KO大の人はこの本読んでるんですかね?


2010年5月21日金曜日

残念な人の思考法

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今年の19冊目。

出張中に読もうと思ってた本を思いのほか早く読み終わってしまい、肝心の帰りの移動中に読む本が無いという事ありませんか?

僕は相当あります。

家には読みたいけど読めていない本たくさんあるのに、もったいないことしたなぁなんて思うのですが、逆に考えると普段とは違った種類の本を読む事ができる絶好の機会。

ピンチはチャンスなんて思いながら駅の本屋に行き本を探すわけなんですが、そういう時って大体時間も無く、人もいっぱいで込んでいるものだから(しかも大体大きい荷物を持ってるし)適当に本選んでしまうわけですね。ピンチはチャンスどころか、結局ピンチみたいな。

というわけで昨日の出張も例に漏れず、帰りの新幹線に乗る前の状態でもっていってた本が残り7ページ位になってしまい。東京駅で買ったのがこの本です。

荷物も大きく、人もたくさんいたので、選んでいる余裕全くなし。REDNOSEさんのブログに書かれていたり、新聞の広告で知っていた為、タイトルを見つけた瞬間、条件反射的にとってしまいました。

こういう軽めのノウハウ本的な本を読むの久しぶりだなぁなんて思いながら読んでみたのですが、なにかが違う。最近は字の小さく、ページ数も多い骨太な本(基準は少し違うと思いますが)ばかり読んでいたため、何か物足りない。

結局、何が言いたいのかよくわからんなぁなんて思いながら読み終わってしまいました。しかも読み終わったのが名古屋に着く前と、家に帰るまでの時間をつぶそうという本来の目的も達成できてないし・・・残念です。

まぁ、部下が上司に質問する場合「何をすれば良いのですか?」と聞くより「アウトプットのイメージを相談させてください」とか、「なぜこれをするのかわかりません。」と聞くより「取り組みの背景を教えてください」と聞いたほうが良い。なんてなるほど的な事も色々と書かれていましたが。

昔はこういう本ばかりよんでいたんですけどね。MBAに行って少しは成長したと言う事でしょうか。

しかしiPADなど電子書籍が普及すればこんな心配全くいりませんね。ビバアップル!

2010年5月20日木曜日

知識創造企業

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今年の18冊目。

日本人の経営学の分野で最も世界への影響力が大きい理論。それがこの本で書かれている知識創造という考え方。だそうです。

僕の働いているのグループの社長は「暗黙知の形式知化」という事が大好きで、年初、期初、創業記念・・・などなど事あるごとに話に出てきます。かといってそうする為に何をするわけではないような印象なのですが。

そういった背景もあり興味深く読んだのですが、さすがに面白かった。やはり良い理論というのは僕みたいな基礎知識が少ない人間が読んでも直感的に理解できるというか、わかりやすい物ですね。

ただ、知識というものが何かをプラトン、デカルトなど古代ギリシャの哲学までさかのぼってレビューする第2章はチンプンカンプン。

第一章にプラトンやデカルトはどうも苦手な実務者は第三章からどうぞという暖かい言葉が書かれていた為、お言葉に甘えて読み飛ばしました。

ただ長い時間のテストを潜り抜けて、最も真理に近いと考えられる哲学。そういうことが少しは理解できる人間になりたいですね。思っているだけですが。

■暗黙知と形式知

・暗黙知:主観的な知(個人知)、経験知(身体)、同時的な知(今ここにある知)、アナログ的な知(実務)
・形式知:客観的な知(組織知)、理性知(精神)、順序的な知(過去の知)、デジタル的な知(理論)
・暗黙知と形式知。2種類の知識脳相互作用が知識変換
・暗黙知と形式知の相互作用は個人で行われ、組織によって行われるものではない。個人抜きにして組織は知識を作り出すことはできない。
・他者と共有、グループや組織レベルで増幅されなければ知識は組織的かつスパイラルに高度化することはない。

■SECI:知識変換のプロセス

・知識変換は4つのモードにより起こる(SECI)
‐共同化(Socialization):個人の暗黙知からグループの暗黙知を創造する
‐表出化(Externalization):暗黙知から形式知を創造する
‐連結化(Combination):個別の形式知から体系的な形式知を創造する
‐内面化(Internalization):形式知から暗黙知を創造する

・共同化モード:チームを作り、そこでメンバーが体験とメンタルモデルを共有する
・表出化モード:意味のある対話を重ねる。隠れた暗黙知を表に出すためにメタファーやアナロジーを使う
・連結化モード:創られたコンセプトを既存のデータやチーム外部の知識と結びつけており共有しやすい仕様に仕上げる
・内面化モード:チームメンバーが組織全体に共有される新しい形式知を体得した時に各自の暗黙知を拡大し再構成するために知識を使い起こる。

■組織的知識創造促進の条件

・組織的知識創造プロセスはグループレベルでおこる
・組織はグループ活動、個人的レベルでの知識の創造・蓄積を促進する環境や仕組みを提供する。

・知識スパイラルを推進する為の5つの条件
1.意図:目標への思い。それを実現しようとする努力。コミットメントは人間の知識創造活動の基礎
2.自律性:できるかぎり個人のレベルで自由な行動を認めるようにする。
3.ゆらぎ/創造的カオス:組織と外部環境の相互作用を刺激する。危機感。
4.冗長性:意図的な情報冗長性。組織メンバーが当面必要の無い仕事上の情報を重複共有している状態
5.最小有効多様性:複雑多様な環境からの挑戦に対応するには、組織は同じ程度の多様性をその内部にもっていないといけない。

■知識創造のファイブ・フェイズモデル

・組織的知識創造は非線形的な相互作用プロセス
・ファイブフェイズモデルを回転しながら組織のレベルを超えて動く。スパイラルアップ。

・知識創造のファイブ・フェイズモデル(例は松下のパン焼き機)
1.暗黙知の共有:パン作り名人のところで修行
2.コンセプトの創造:シェフのこね方から「ひねり伸ばし」というコンセプト創造
3.コンセプトの正当化:「イージーリッチ」という当初の目標に対して正当化
4.原型の構築:「うね」をつけたプロとタイプ
5.知識の移転:コスト削減という次のサイクルへ

■知識創造のためのマネジメントプロセス

・知識創造を促進する為のマネジメントの課題
‐トップダウンモデルは共同化と表出化を実行する能力に課題がある
‐ボトムアップモデルは連結化と内面化が機能しない
⇒ミドル・アップダウン・マネジメントモデルが適している

・ナレッジクリエイティングクルーを導入する
‐ナレッジプラクティショナー:第一線の社員とミドルマネージャー。ビジネスの第一線で知識を体得する。
‐ナレッジエンジニア:ミドルマネージャー。トップの理想と現場の現実をつなぐ。会社のビジョンにしたがって新しい知識を工夫して作り出す
‐ナレッジオフィサー:トップマネージャー。組織的知識創造をマネージする

■知識創造のための組織構造

・形式的な階層組織(ヒエラルキー)と柔軟な任務組織(タスクフォース)どちらも知識創造には適さない。
⇒ハイパーテキスト型組織が適している

・ハイパーテキスト型組織
‐プロジェクトチームレイヤー:ビジネスシステムレイヤーの様々な部署からプロジェクトチームとして選ばれ知識創造に従事する
‐ビジネスシステムレイヤー:
‐知識ベースレイヤー:プロジェクトで生まれた知識を文書化、分析する

・全く異なる3つのレイヤーが同じ組織の中に共有している
・知識創造は知識が3つのレイヤーを、めぐるダイナミックなサイクル

例)シャープのプロジェクト制度

■グローバルな知識創造

・西洋的/日本的方法による知識創造
‐西洋的方法:形式知を重視。個人レベルで起こり少数の個人が決定的な役割を果たす
‐日本的方法:暗黙知を重視。グループレベルで起こり、比喩的言語とシンボルの多用を強調しすぎて分析的方法や文書化をないがしろにする。
⇒長所を統合する必要がある。

・グローバルでの組織的知識創造の要件
1.プロジェクトに参加している組織のトップがプロジェクトに強くコミットメントしていること
2.有能なミドルマネージャーを「グローバルナレッジエンジニア」としてプロジェクトに配属する
3.プロジェクト参加者が十分なレベルの相互信頼を築く

■実務者が企業内で組織的知識創造を行うためのガイドライン

1.知識ビジョンを創れ:どのような知識を追求するかを画定する
2.ナレッジクルーを編成せよ:
3.企業最前線に濃密な相互作用の場を作れ:高密度の場。例)合宿など
4.新製品開発のプロセスに相乗りせよ:新製品開発プロセスは新しい組織的知識を作り出すプロセスの中核
5.ミドル・アップダウン・マネジメントを採用せよ:ミドルマネージャーが鍵となる
6.ハイパーテキスト型組織に転換せよ
7.外部世界との知識ネットワークを構築せよ

2010年5月12日水曜日

ケーススタディの方法

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今年の17冊目

ケーススタディで研究するなら必読書だそうです。いろんな先生から推薦された本です。

という事で読みました。しかし全く理解できませんでした。と思ってもう一回読んでみました。しかし全く理解できない。

修論はケーススタディでしようと思っていますのですがどうしましょ。

とりあえずもう一回読んでみます。(誰かポイントを教えてください)

2010年5月11日火曜日

日本企業のグローバルマーケティング

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今年の16冊目。

論文がらみの本。グローバルマーケティングのケーススタディってどんなふうに書かれているのかなぁって参考にしようと思い、初めて大学の図書館で借りました。アマゾンで見たら在庫が無かったんですよね。

公文、吉野家、ファーストリテイリング、味の素、キッコーマン、花王、INAX、パナソニック、スズキ、トヨタ。計10社のグローバル展開について書かれた本です。

面白かったです。味の素の海外進出の早さって特筆ものですね。1908年創業で1917年にはニューヨークオフィス開設1930年には中国進出だそうです。

期限の2週間が終わって昨日返却。アマゾンを見たら在庫があったので結局買ってしまいました・・・ってなんやそりゃ。

初めからかっときゃよかったなぁ。

2010年5月10日月曜日

木のいのち木のこころ

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今年の15冊目。

「法隆寺最後の棟梁」西岡常一と唯一の弟子小川三夫。そして小川が作った鵤工舎の若者たちへのインタビューをまとめた本。

久々に純粋なビジネス書ではない本を読みました。「もしドラ」は純粋なビジネス書かどうかは微妙ですが。

本当に面白かった。普通のビジネス書以上に為になる事一杯ありました。今年読んだ中では一番良かったんじゃないかなぁ。

木も山のどこでそだったかにより個性が違う、その個性が最も生きる場所に、個性の組み合わせが最高になるように建物をつくらないといけない。

これって組織と完全に同じですよね。メンバーの個性を活かしながら組織のパフォーマンスを最大に活かす事がリーダーの仕事。

奈良出身でありながら、法隆寺も薬師寺も言った事無く、西岡棟梁達の仕事を見た事が無いって本当に恥ずかしいなぁって思いました。近いうちに是非行ってみたいと思います。

グローバル化が進む時代だからこそ、日本の良さ、日本人のアイデンティティを大事にしなければいけないですね。

■法隆寺大工の口伝

・神仏をあがめづして社頭伽藍を口にすべからず 

神の道を知らんものは、神社建築を口にするな、また仏の道を知らぬものは、堂塔伽藍を口にするな。
自分が造ろうとしているもの、かかわっている仕事がどんなものかを知らなければだめだ。
これは、宮大工としての心構え。

・堂塔建立の用材は木を買わず山を買え

木の質は土の質によって決まるし、木の癖は「木の心」と言っても良いかも知れないが、やはり山の環境によって生まれる。
木は伐採されて製材されたものを買うのではなく、自分で山に行って地質を見、環境による地質の癖を見抜いてから買いなさい。

・木は生長の方位のまま使え、東西南北はその方位のままに、
  
その山の南に生えていた木は、塔を建てる時に南側に使え。北の木は北、東の木は東、西の木は西に、育った木の方位のまま使え。

・堂塔の木組みは、寸法で組まず木の癖で組め

建物を組み上げるのに寸法は欠かせないが、それ以上に木の癖を組む事が大切である。
木の癖を組むとは、左に捻れを戻そうとする木と、右に捻れを戻そうとする木を組み合わせて部材どうしの力で癖を封じて、建物全体のゆがみを防ぐことを言う。

・木の癖組は工人たちの心組み

建築は一人では出来ない。大勢の人間の力を結集して出来上がる。力を結集するというのは心を一つにするということ。大勢の職人の心を棟梁の心構えと同じように仕事に立ち向かう心構えにしなければなりません。職人も木と同じように癖があり、一筋縄では行きません。

・工人たちの心組みは匠長が工人らへの思いやり

大勢の職人の心を汲んで一つにするためには棟梁に思いやりがなければならない。

・百工あらば百念あり、一つに統ぶるは、匠長の器量なり、これを正と云う

百人の工人がいればそれぞれ考えが違う。この百人の心を一つにまとめるのが、
棟梁の能力であって、みんなの心がまとまって、始めてその方向が正しい。

・百輪一つに止める器量なき者は謹み惧れて匠長の座を去れ

工人の意見を一つにまとめられない者は、自ら棟梁を止めなさい。
棟梁は、仕事が出来るだけではだめで、建物を完成させる責任は重く、工人に思いやりを持って接し、かつ心をまとめなければならない。

・諸諸の技法は、一日にして成らず。祖神たちの神徳の恵なり、祖神忘れるべからづ

口伝を守ってそれを実践すれば堂塔は出来るが、これは自分だけの功ではない。
先人たちが実験を重ね、失敗を正し、こうして伝えてきた技法による。
自分の知恵や力だけで出来るものではない。神に感謝し、以降も口伝、技法を伝えなければならない。

超おすすめです。

2010年5月8日土曜日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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今年の14冊目。

昨日は時間にゆとりがあったので、久々にリアル本屋に行きました。

そこで見つけたのがこの本。MBA同級生に薦められていた事もあり、パラパラっとみようかなぁと思ったところ、冗談抜きで超感動。立ち読みで一気に全部読んでしまいました。しかも感動で涙ぐみながら。

ドラッカーは経営者の条件だけ読んだ事があったのですが全く記憶なし。知ってるのは目標による管理とか、マネジメントが持つべき機能はマーケティングとイノベーションという言葉位。

俄然ドラッカー読みたくなりました。

しかし、この表紙の本をおっさんが涙ぐみながら読んでたらやばいですよね。


2010年4月27日火曜日

経営の精神

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今年の13冊目。

修論もとりあえずは、ひと段落着いたので、本を久しぶりに一冊読みました。おかげでmumuyauさんには限りなく差を広げられていますが。

本自体も最近読んでるような重た~い学術本とは異なり、字も大きく、余白もたっぷり。(なんて子供みたいなこと言ってますね)

しかし以前、著者のお話を聞いた時に、本を読むときは、行間を読めと言われていました。字が大きく余白もたっぷりという事はそれだけ、読まなければいけない、行間がたっぷりあるという事なんでしょうか。

そんな訳ないか。

■企業の目的

「産業を通じた社会への貢献」松下幸之助
「従業員の幸福を実現すること」稲盛和夫
・利益は手段であり企業活動の結果

■経営の精神

・資本主義の企業を成り立たせるためには三種類の精神が必要
・日本の企業の中でこのバランスが失われている
・日本の経営を理解するキーワードは愚直の経営
・製品のまねはできても精神のまねはできない

①市民精神:社会や職場のルールや約束を守り、真剣に仕事に取り組もうとする勤勉さ、克己心および従順さ。

・教育の結果として生まれてくる
・伝承のためには習慣化、厳しく叱る、些事へのこだわり

②企業精神:何ものかを追い求め、様々な障害を克服しても志を成し遂げようとする精神。闘争心、志を実現しようとする強靭な意志

・直面する困難を克服するために必要なもの
-意志力
-精神的自由
-社会的抵抗と戦う闘争心

・満足の文化の中で失われている。

③営利精神:抽象的な利益にこだわり、そのために合理的判断を働かせようとする精神、自分自身の利益をもとに考えようとする自利の精神

・利益は厳しく追求するが、利益は目的ではないという姿勢

・利益追求の効用
-営利へのこだわりがもたらす合理的判断
-自利を考えて行われる行動の強さ

・利益追求の欠点
-短期的な利益を優先し、長期の利益を軽視してしまうこと
-利益を前面に出すことで取引相手に警戒心を与えてしまうこと

・良いことをしていれば利益は後からついてくるという思想が定着

■今の日本

①市民精神の衰弱
②企業精神の弱体化
③営利精神ばかりが強くなっている

・理由
-経営精神の軽視
-慢心(長時間労働が無くなってきている)
-満足の文化の蔓延
-グローバルスタンダードの幻想(日本の強みの喪失)
-四半期決算
-J-SOX

■復興のために

①厳しい競争に身をさらす
例)ホンダ中国と提携、サントリーのビール事業

②事業の絞込み

③経営精神の可視化

④経営者の自信回復
・経営者の直感的選択への確信を支えるもの
-ひたすら考えること
-能動的戦略観:未来は予測できないが創る事はできるという思想
-現場の確かな実行力への信頼
-現場の柔軟実行力、戦略を柔軟に実行できる適応力
-経営者の知性あるいは教養、素直な気持ち

⑤従業員のコミットメントを高めることにより市民精神や企業精神を高める
・終身雇用のように単に雇用が長いだけでなく、働く人々と職場共同体との間に障害にわたる強い連帯感があるということ
・改善へのインセンティブ、社内統制コストの削減、人材投資

⑥会社統治制度の再改革
・内部統制制度の見直し

⑦経営教育制度の見直し
・実務知識は不可欠だがそれ以上に人と社会についての深い洞察が不可欠。
・洞察力は長い経験や深い学識から生み出される。